STRONG WORLD 渡り鳥×ゼロ
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――――空中の島、メルヴィユ。
『さて、困りましたね。皆さんはどこに行ったのでしょう?』
水辺のが島一体を占める不思議な島にジンは立っていた。
今のジンは右側を覆う眼帯以外はいつもとは違う姿をしている。
シルクハットはかぶらず、シルバーピンクの髪を緩く編み左肩の方へ垂らし、
綿のやわらかい長袖シャツに袖を通していた。
そのシャツの上には首元を覆うように大きな襟があるベストを身につけていた。
ベストは深みのあるブルー。ズボンは珍しくクリーム色のワーキングパンツに
オレンジの強いワーキングブーツを履いている。
落ち着いた色ではあるが、髪の色と相まっていつもよりラフな印象だ。
ブーンブーン
『……』
巨大な羽音がジンの耳に響く。音が鳴る方へ目を向けると、虫がいた。
見た目はトンボである。しかし、その大きさは人の3倍はあった。
6本の足がそれぞれにうごめき、ジンを捉えようとする。
『懲りない方々ですね』
トンボはジンが言葉をいいきるか否かのところで、足を大きく広げ、襲いかかった。
ズパンッ!!
刃物が何かを斬る音が水辺を走る。トンボは動きを止めたかと思えば、真っ二つになり水辺を落ちて行った。
『“起源の紙(オリジンペーパー)”……“紳士の鎌(ジェントルシクル)”』
トンボを斬った鎌の名を呼ぶジン。いつのまにか木のてっぺんに移動していた。
『ふむ…。この島だけでこの広さ。やはり皆さんを探し回るのはあまり得策では無さそうですね』
ジンは降り立ったこの島で麦わらの一味のクルーと合流するために島を渡っていた。
ここ1週間、島を探索したが収穫はない。
『やはりここは手掛かりを使いましょうか』
ジンが手を叩くと、二つの矢印が現れた。
ひとつはせわしなく動き、もうひとつは動かない。どちらも“あの時”貼り付けた“(ブックマーク)”だ。
『どちらも同じ方向。そして同じ位置にいるようですね。
ここ1週間も大きく動く気配はない。つまりこの矢印の先が、“金獅子”の本拠地ということでしょう』
ジンは矢印の先を見つめる。そして、同時に自分の油断を悔いていた。
.
『さて、困りましたね。皆さんはどこに行ったのでしょう?』
水辺のが島一体を占める不思議な島にジンは立っていた。
今のジンは右側を覆う眼帯以外はいつもとは違う姿をしている。
シルクハットはかぶらず、シルバーピンクの髪を緩く編み左肩の方へ垂らし、
綿のやわらかい長袖シャツに袖を通していた。
そのシャツの上には首元を覆うように大きな襟があるベストを身につけていた。
ベストは深みのあるブルー。ズボンは珍しくクリーム色のワーキングパンツに
オレンジの強いワーキングブーツを履いている。
落ち着いた色ではあるが、髪の色と相まっていつもよりラフな印象だ。
ブーンブーン
『……』
巨大な羽音がジンの耳に響く。音が鳴る方へ目を向けると、虫がいた。
見た目はトンボである。しかし、その大きさは人の3倍はあった。
6本の足がそれぞれにうごめき、ジンを捉えようとする。
『懲りない方々ですね』
トンボはジンが言葉をいいきるか否かのところで、足を大きく広げ、襲いかかった。
ズパンッ!!
刃物が何かを斬る音が水辺を走る。トンボは動きを止めたかと思えば、真っ二つになり水辺を落ちて行った。
『“起源の紙(オリジンペーパー)”……“紳士の鎌(ジェントルシクル)”』
トンボを斬った鎌の名を呼ぶジン。いつのまにか木のてっぺんに移動していた。
『ふむ…。この島だけでこの広さ。やはり皆さんを探し回るのはあまり得策では無さそうですね』
ジンは降り立ったこの島で麦わらの一味のクルーと合流するために島を渡っていた。
ここ1週間、島を探索したが収穫はない。
『やはりここは手掛かりを使いましょうか』
ジンが手を叩くと、二つの矢印が現れた。
ひとつはせわしなく動き、もうひとつは動かない。どちらも“あの時”貼り付けた“(ブックマーク)”だ。
『どちらも同じ方向。そして同じ位置にいるようですね。
ここ1週間も大きく動く気配はない。つまりこの矢印の先が、“金獅子”の本拠地ということでしょう』
ジンは矢印の先を見つめる。そして、同時に自分の油断を悔いていた。
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