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バラティエを後にした二人はレッドラインを越えGL に入っていた。
『戦争は終わったのに』
GL にでは“火拳の処刑”と言う名の戦争が終わり数日が経っているのに関わらず、新聞には幾日も幾日も世界の乱れを綴っている。
(ああ…。“白ひげ”の力がこれほど強力だったとはな)
シロの呟きにクロが答える。今日予定していた配達を終えた二人は新聞を開いていた。
『ミホーク氏はどうしてるかなァ?』
(ビブルカードに問題ないんだ。心配する必要はないだろ)
シロは机に置いてあるミホークのビブルカードに目をやる。大きく白い紙は持ち主の健康が良好であるのと教えてくれていた。
『そだね、それにミホーク氏は世界最強の剣士だもんね』
(フン。いつまで世界最強かは知らねェがな。ところでシロ、次の配達先はどこ……)
プルプルプル……
『!』
(!)
ビブルカードの隣にある電伝虫が鳴る。シロは新聞を閉じると受話機を取った。
『はい、郵便屋です!』
[おれだ]
『ミ、ミホーク氏!?』
シロは驚いて大声を出す。強い眼付の電伝虫が疑問を投げかける。
[なんだ?]
『あ……いや、その』
(噂をすればだな)
『うん。本当だ。今ねちょうどクロとミホーク氏のこと話してたんだ』
[……そうか]
(何の用だ?)
『そうそうミホーク氏ィ。電話なんてどうしたの?』
[お前ら今、どこにいる?]
『?? ぼくらは今シャボンティ諸島の近くだよ』
[……。ならばすぐ帰って来い]
『へ!?』
(な!?)
[お前達にやってもらいたいことがある]
『やってもらいたいことって……?』
[おい“鷹の目”!! アイツに包帯巻いて来てやったぞ!まったくこのペローナ様になんてことをさせんだ…!!]
ミホークの電伝虫から女の子の声が聞える。二人は首を傾げた。
『……? 女の子??』
(……おい、シロ。面倒そうなら断れよ)
『うっ……ミホーク氏ィ? お客さんがいるならぼくらは帰らない方がいいんじゃ……』
[さっさと帰って来い。いいな]
ガチャッ…!!
『あ! 待ってミホーク氏ィ……』
無情にも電話は切られる。シロは肩を落とした。
(ちゃんと断れって言っただろ)
『だってェ……』
(行く必要はねェ)
『ええ!? ミホーク氏に呼ばれたら行く約束だよぉ』
(……チッ)
『ほら、なんだか賑やかみたいだし! 行ってみようよ!』
(はぁ……お前が行きたいなら行けばいい)
『よぉし!決まり! じゃあミホーク氏のお家に出発~~!!!』
シロはクロのため息もなんのその。ミホークのビブルカードが示す方向へ舵をきった。
『ミホーク氏といる女の子どんなの子かな?』
(さぁな。それより、もう一人いるようだったが)
『え!?本当?? にぎやかだねェ~楽しみだなぁ~!!』
(……)
これが彼らの新しい冒険の始まりの第一歩。
新しい出会い、そして自分達を知る冒険が始まる―――!!
⇒あとがき
『戦争は終わったのに』
(ああ…。“白ひげ”の力がこれほど強力だったとはな)
シロの呟きにクロが答える。今日予定していた配達を終えた二人は新聞を開いていた。
『ミホーク氏はどうしてるかなァ?』
(ビブルカードに問題ないんだ。心配する必要はないだろ)
シロは机に置いてあるミホークのビブルカードに目をやる。大きく白い紙は持ち主の健康が良好であるのと教えてくれていた。
『そだね、それにミホーク氏は世界最強の剣士だもんね』
(フン。いつまで世界最強かは知らねェがな。ところでシロ、次の配達先はどこ……)
プルプルプル……
『!』
(!)
ビブルカードの隣にある電伝虫が鳴る。シロは新聞を閉じると受話機を取った。
『はい、郵便屋です!』
[おれだ]
『ミ、ミホーク氏!?』
シロは驚いて大声を出す。強い眼付の電伝虫が疑問を投げかける。
[なんだ?]
『あ……いや、その』
(噂をすればだな)
『うん。本当だ。今ねちょうどクロとミホーク氏のこと話してたんだ』
[……そうか]
(何の用だ?)
『そうそうミホーク氏ィ。電話なんてどうしたの?』
[お前ら今、どこにいる?]
『?? ぼくらは今シャボンティ諸島の近くだよ』
[……。ならばすぐ帰って来い]
『へ!?』
(な!?)
[お前達にやってもらいたいことがある]
『やってもらいたいことって……?』
[おい“鷹の目”!! アイツに包帯巻いて来てやったぞ!まったくこのペローナ様になんてことをさせんだ…!!]
ミホークの電伝虫から女の子の声が聞える。二人は首を傾げた。
『……? 女の子??』
(……おい、シロ。面倒そうなら断れよ)
『うっ……ミホーク氏ィ? お客さんがいるならぼくらは帰らない方がいいんじゃ……』
[さっさと帰って来い。いいな]
ガチャッ…!!
『あ! 待ってミホーク氏ィ……』
無情にも電話は切られる。シロは肩を落とした。
(ちゃんと断れって言っただろ)
『だってェ……』
(行く必要はねェ)
『ええ!? ミホーク氏に呼ばれたら行く約束だよぉ』
(……チッ)
『ほら、なんだか賑やかみたいだし! 行ってみようよ!』
(はぁ……お前が行きたいなら行けばいい)
『よぉし!決まり! じゃあミホーク氏のお家に出発~~!!!』
シロはクロのため息もなんのその。ミホークのビブルカードが示す方向へ舵をきった。
『ミホーク氏といる女の子どんなの子かな?』
(さぁな。それより、もう一人いるようだったが)
『え!?本当?? にぎやかだねェ~楽しみだなぁ~!!』
(……)
これが彼らの新しい冒険の始まりの第一歩。
新しい出会い、そして自分達を知る冒険が始まる―――!!
⇒あとがき