海賊王の休息
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「おはよう! ルージュ、レイリー」
「おはよう、ロジャーさん」
「おはよう」
ロジャーが目覚めて部屋に入って来る。そこには新聞を読んでいるレイリーとご飯の用意をしているルージュがいた。ここ数日続く、とても穏やかな時間だ。しかし、今は一人足りない。
「ああん? レニーの奴はどこに行ったんだ??」
「…“食事をしてくる”だそうだ」
ロジャーの問いにレイリーが答える。
「食事って……あれか」
「ああ。近くに海賊の情報が入ったらしくてな。ついでだそうだ」
「そうか…」
ロジャーはルージュを見た。ルージュはニコッと笑う。
「心配いりませんよ、ロジャーさん」
「信頼してるんだな」
「ええ、もちろん。それにレニーはいつもはぶっきらぼうですが、本当は優しくてさみしがり屋な吸血鬼なんですよ」
「「??」」
二人はルージュの言葉に首を傾げた。ルージュは笑う。
「そう言えば、レニーとはどういう出逢いだったんだ?」
ロジャーは席についた。その手元にコトッとコーヒーの入ったカップが添えられる。ルージュもロジャーの向かいの席についた。
「私とレニーの出逢いですか?」
「あいつが居たら教えてくれねェだろうからな」
「確かに興味があるな。こんな綺麗なお嬢さんとあのレニーがどう出逢ったか」
「綺麗だなんて、レイリーさんは相変わらずお世辞が上手いですね」
「いやァ、ルージュは綺麗だぜ!! 絶世の美女だ!!」
「フフ……ロジャーさんったら」
ルージュは照れながらも、コーヒーに口をつける。そしてコーヒーに映る自分の瞳を見ながら言った。
「私とレニーが出逢ったのは12年前、私が8歳の時。この島で祀られている森で、出逢ったんです」
【海賊王の休息】終
「おはよう、ロジャーさん」
「おはよう」
ロジャーが目覚めて部屋に入って来る。そこには新聞を読んでいるレイリーとご飯の用意をしているルージュがいた。ここ数日続く、とても穏やかな時間だ。しかし、今は一人足りない。
「ああん? レニーの奴はどこに行ったんだ??」
「…“食事をしてくる”だそうだ」
ロジャーの問いにレイリーが答える。
「食事って……あれか」
「ああ。近くに海賊の情報が入ったらしくてな。ついでだそうだ」
「そうか…」
ロジャーはルージュを見た。ルージュはニコッと笑う。
「心配いりませんよ、ロジャーさん」
「信頼してるんだな」
「ええ、もちろん。それにレニーはいつもはぶっきらぼうですが、本当は優しくてさみしがり屋な吸血鬼なんですよ」
「「??」」
二人はルージュの言葉に首を傾げた。ルージュは笑う。
「そう言えば、レニーとはどういう出逢いだったんだ?」
ロジャーは席についた。その手元にコトッとコーヒーの入ったカップが添えられる。ルージュもロジャーの向かいの席についた。
「私とレニーの出逢いですか?」
「あいつが居たら教えてくれねェだろうからな」
「確かに興味があるな。こんな綺麗なお嬢さんとあのレニーがどう出逢ったか」
「綺麗だなんて、レイリーさんは相変わらずお世辞が上手いですね」
「いやァ、ルージュは綺麗だぜ!! 絶世の美女だ!!」
「フフ……ロジャーさんったら」
ルージュは照れながらも、コーヒーに口をつける。そしてコーヒーに映る自分の瞳を見ながら言った。
「私とレニーが出逢ったのは12年前、私が8歳の時。この島で祀られている森で、出逢ったんです」
【海賊王の休息】終