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「……子電伝虫か?」
『みたいだね』
アルトは青キジに目で合図してから、ポケットにしまっていた子電伝虫を取る。
『はい、ノティ』
[わしだ]
『センゴクサン…!?』
「!」
[やっと出たか。何回か部屋に掛けたんだぞ]
『あ…いや、奥の部屋で寝てたから気付かなかったんだ。ごめんなさい』
[……。まぁ、いい。そんなことより今すぐわしの部屋に来い、話がある]
『……わかった』
それだけ言うとガチャっと子電伝虫は沈黙した。
『謹慎は終わりってことかな』
アルトは首を傾げながら言う。
「きっとそうだな」
『行って来る』
「ああ」
アルトは青キジに別れを告げ、センゴクの部屋に向かった。
センゴクの部屋。
「センゴク元帥、ノティ中将がお越しに」
「通せ」
アルトが部屋に入る。
「少しは反省したか?」
『うん…。暇が苦痛だとは思わなかったからね』
センゴクはそんなアルトの言葉にため息をついた。
「まあいい。アルト、只今を持ってお前の謹慎を解く」
センゴクの言葉にアルトは頷いた。
『了解。…任務かい?』
「ああ、そうだ。早速だがお前にはポートガス・D・エースを護送するオニグモの艦隊の守りの任務についてもらう」
『……?オニグモクンの守り??』
アルトは首を傾げた。センゴクは説明を続ける。
「お前が謹慎になってから程なく、我々が“白ひげ”に差し向けた偵察部隊は全て潰された」
『……』
「つまり“白ひげ”がどのタイミングでポートガスを奪還してくるかまったくわからん状態だ」
『…それがあのタライ海流内であっても?』
「そうだ」
『……なるほど。つまり今回の任務は、僕の“能力”でオニグモクンの艦隊を守って、ポートガスクンを無事マリンフォードに護送しろってことなんだね』
アルトの言葉にセンゴクは頷く。
「そう言うことだ。オニグモにはすでに連絡をしている。護送日当日、8番倉庫に行け」
『わかった』
「センゴク元帥、三大将がお着きになりました!!」
『!?』
後ろから海兵の大きな声が部屋に響く。
「来たか。ちょうどいいタイミングだ。通せ」
『三大将…?クザンクン達??』
アルトは後ろを向く。すると3人が入って来た。
「失礼しますよォ~センゴクさん。あれェ、アルトくん!久しぶりだねェ~」
「よっ!」
「ここにおるっちゅうことは謹慎は解けたんか」
黄猿、青キジ、赤犬と順に入って来てアルトに声を掛ける。
『ああ、うん。みんな久しぶり。謹慎は今さっき解けた』
アルトは状況が飲み込めないもののとりあえず答えた。
「再会の挨拶はそれくらいにしろ」
センゴクが釘を刺し、会話が終わる。アルトはセンゴクに尋ねた。
『僕は出た方がいい?』
「いや、お前も居ろ。話しておきたいことがある」
『?…わかった』
センゴクの言葉にアルトは首を傾げながらも三大将の隣に並ぶ。
「センゴクさん話ってのはなんです?」
青キジが尋ねる。センゴクは立ち上がり、4人以外の海兵を下がらせた。
慌ただしかった部屋が途端に静かになる。ゴホンっとセンゴクの咳払いが部屋に響いた後、4人に向けて話し出した。
「これはまだ非公開の内容だが、お前達には先に知らせておく」
「「「『………』」」」
4人はセンゴクを見る。
「内容は今回、ポートガス・D・エースを処刑する“意味”についてだ」
「意味って“白ひげ”海賊団だからじゃないんですかァ……??」
黄猿が尋ねる。センゴクは頷いた。
「そうだ。だが、もう一つ大きな意味がある」
.
『みたいだね』
アルトは青キジに目で合図してから、ポケットにしまっていた子電伝虫を取る。
『はい、ノティ』
[わしだ]
『センゴクサン…!?』
「!」
[やっと出たか。何回か部屋に掛けたんだぞ]
『あ…いや、奥の部屋で寝てたから気付かなかったんだ。ごめんなさい』
[……。まぁ、いい。そんなことより今すぐわしの部屋に来い、話がある]
『……わかった』
それだけ言うとガチャっと子電伝虫は沈黙した。
『謹慎は終わりってことかな』
アルトは首を傾げながら言う。
「きっとそうだな」
『行って来る』
「ああ」
アルトは青キジに別れを告げ、センゴクの部屋に向かった。
センゴクの部屋。
「センゴク元帥、ノティ中将がお越しに」
「通せ」
アルトが部屋に入る。
「少しは反省したか?」
『うん…。暇が苦痛だとは思わなかったからね』
センゴクはそんなアルトの言葉にため息をついた。
「まあいい。アルト、只今を持ってお前の謹慎を解く」
センゴクの言葉にアルトは頷いた。
『了解。…任務かい?』
「ああ、そうだ。早速だがお前にはポートガス・D・エースを護送するオニグモの艦隊の守りの任務についてもらう」
『……?オニグモクンの守り??』
アルトは首を傾げた。センゴクは説明を続ける。
「お前が謹慎になってから程なく、我々が“白ひげ”に差し向けた偵察部隊は全て潰された」
『……』
「つまり“白ひげ”がどのタイミングでポートガスを奪還してくるかまったくわからん状態だ」
『…それがあのタライ海流内であっても?』
「そうだ」
『……なるほど。つまり今回の任務は、僕の“能力”でオニグモクンの艦隊を守って、ポートガスクンを無事マリンフォードに護送しろってことなんだね』
アルトの言葉にセンゴクは頷く。
「そう言うことだ。オニグモにはすでに連絡をしている。護送日当日、8番倉庫に行け」
『わかった』
「センゴク元帥、三大将がお着きになりました!!」
『!?』
後ろから海兵の大きな声が部屋に響く。
「来たか。ちょうどいいタイミングだ。通せ」
『三大将…?クザンクン達??』
アルトは後ろを向く。すると3人が入って来た。
「失礼しますよォ~センゴクさん。あれェ、アルトくん!久しぶりだねェ~」
「よっ!」
「ここにおるっちゅうことは謹慎は解けたんか」
黄猿、青キジ、赤犬と順に入って来てアルトに声を掛ける。
『ああ、うん。みんな久しぶり。謹慎は今さっき解けた』
アルトは状況が飲み込めないもののとりあえず答えた。
「再会の挨拶はそれくらいにしろ」
センゴクが釘を刺し、会話が終わる。アルトはセンゴクに尋ねた。
『僕は出た方がいい?』
「いや、お前も居ろ。話しておきたいことがある」
『?…わかった』
センゴクの言葉にアルトは首を傾げながらも三大将の隣に並ぶ。
「センゴクさん話ってのはなんです?」
青キジが尋ねる。センゴクは立ち上がり、4人以外の海兵を下がらせた。
慌ただしかった部屋が途端に静かになる。ゴホンっとセンゴクの咳払いが部屋に響いた後、4人に向けて話し出した。
「これはまだ非公開の内容だが、お前達には先に知らせておく」
「「「『………』」」」
4人はセンゴクを見る。
「内容は今回、ポートガス・D・エースを処刑する“意味”についてだ」
「意味って“白ひげ”海賊団だからじゃないんですかァ……??」
黄猿が尋ねる。センゴクは頷いた。
「そうだ。だが、もう一つ大きな意味がある」
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