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海軍本部、医務室。
『………っ』
アルトは目を覚ました。光が目に入る。
『…眩し……』
咄嗟に閉じた目を開く。徐々に光に慣れた目から見えたのは白い天井。
それに思考が追いつき、ここが見覚えのある場所だと気付いた。
『……本部の、医務室?……なんで、僕こんなとこに……?』
ガチャッ
『!』
アルトはドアの開く音を聞き、顔をドアの方に向ける。
『ロールクン?』
「中将!!気が付きましたか!」
『うん…。今、起きた』
アルトはそう言うと起き上がろうとする。ロールは慌ててそれを支え、ゆっくりと起こした。
アルトは辺りを見渡しここが医務室であることを確認する。
「ご気分はどうですか?」
『……大丈夫だ、なんともない』
「そうですか、安心しました」
『ロールクン、僕はなんで医務室に?』
「!?中将は自室で倒れていたんですよ!!」
『えっ……』
アルトは首を傾げる。しかしすぐにその時の状況を思い出した。
『ああ、そういえば急に頭が痛くなって、意識飛んだんだっけ』
「…頭痛ですか。最近多いですね」
『うん。……あ、キミが運んでくれたのかい?』
ロールは首を横に振る。
「いえ、青キジさんです。中将が自室で倒れているを発見して、こちらに運んだと伺いました」
『クザンクンが…』
「はい。それで先程中将の症状を医師に確認しましたが、軽い貧血だそうです」
『貧血…ね。僕どれくらい寝てた?』
「半日くらいかと」
『半日……だからあんな夢見たのか』
「夢?…ですか」
『……うん。ちょっと不思議な夢をね』
アルトはそう言うと、ベッドから降りる。そしてんっと背中を伸ばした。ロールが驚く。
「中将!!?」
『?……ああ、もう平気だから』
「ですが、もう少し休まれたらどうです?今、目覚めたばかりで…」
アルトは心配するロールの肩を叩く。
『大丈夫だよ。それよりロールクン。キミ、仕事は終わったのかい?』
「……いえ。まだ少し残っていますが…」
『なら謹慎中の僕に構ってないで仕事を済ませて休みなよ』
「そんな…!!青キジさんからも側にいるようにと言われています」
『……そうなのか』
分岐選択
√A:今から青キジに会いに行く(次のページ)
√B:部屋に戻る(P.13へ)
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『………っ』
アルトは目を覚ました。光が目に入る。
『…眩し……』
咄嗟に閉じた目を開く。徐々に光に慣れた目から見えたのは白い天井。
それに思考が追いつき、ここが見覚えのある場所だと気付いた。
『……本部の、医務室?……なんで、僕こんなとこに……?』
ガチャッ
『!』
アルトはドアの開く音を聞き、顔をドアの方に向ける。
『ロールクン?』
「中将!!気が付きましたか!」
『うん…。今、起きた』
アルトはそう言うと起き上がろうとする。ロールは慌ててそれを支え、ゆっくりと起こした。
アルトは辺りを見渡しここが医務室であることを確認する。
「ご気分はどうですか?」
『……大丈夫だ、なんともない』
「そうですか、安心しました」
『ロールクン、僕はなんで医務室に?』
「!?中将は自室で倒れていたんですよ!!」
『えっ……』
アルトは首を傾げる。しかしすぐにその時の状況を思い出した。
『ああ、そういえば急に頭が痛くなって、意識飛んだんだっけ』
「…頭痛ですか。最近多いですね」
『うん。……あ、キミが運んでくれたのかい?』
ロールは首を横に振る。
「いえ、青キジさんです。中将が自室で倒れているを発見して、こちらに運んだと伺いました」
『クザンクンが…』
「はい。それで先程中将の症状を医師に確認しましたが、軽い貧血だそうです」
『貧血…ね。僕どれくらい寝てた?』
「半日くらいかと」
『半日……だからあんな夢見たのか』
「夢?…ですか」
『……うん。ちょっと不思議な夢をね』
アルトはそう言うと、ベッドから降りる。そしてんっと背中を伸ばした。ロールが驚く。
「中将!!?」
『?……ああ、もう平気だから』
「ですが、もう少し休まれたらどうです?今、目覚めたばかりで…」
アルトは心配するロールの肩を叩く。
『大丈夫だよ。それよりロールクン。キミ、仕事は終わったのかい?』
「……いえ。まだ少し残っていますが…」
『なら謹慎中の僕に構ってないで仕事を済ませて休みなよ』
「そんな…!!青キジさんからも側にいるようにと言われています」
『……そうなのか』
分岐選択
√A:今から青キジに会いに行く(次のページ)
√B:部屋に戻る(P.13へ)
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