たったひとつの選択
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プルプルプルプル……
[はい、ノティ]
「アルト、おれだ」
[ああ、クザンクン。どうしたの?]
電話の先にいるアルトは珍しいと言うような声を出す。青キジはため息をついた。
「どうしたの?じゃないでしょ。謹慎になったらしいじゃない」
[ああ…そのことか。連絡は行ってただろ?]
「ああ一応報告は聞いてるよ。パシフィスタを1体、ブッ飛ばしたってな」
[軽く蹴っただけだよ。ちゃんと始末書は出した]
「フッ…まぁそう言うことにしといてやるよ。――ところで、“大丈夫か?”」
[…ん??何が?別にケガはしてないけど]
「あ~そういう意味じゃないんだが」
[?]
青キジは電話口でポリポリと頭をかく。
「まぁ、めんどくさいからいいわ。とりあえず明日の昼にはそっちに顔出すから」
[昼だね、わかった。あ、ついでにお菓子持って来て!そろそろ切れそうだから]
「……。お前は大将をパシる気な…」
[チョコレート多めで頼むよ。じゃあね]
電伝虫が目を閉じる。青キジはまたひとつため息をついた。
【たったひとつの選択】
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