認定!七武海“黒ひげ
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『………』
アルトは静かになった電伝虫の受話器を置く。そして確認するように呟く。
『ポートガス・D・エース……。白ひげの2番隊長、通り名“火拳”。自然系、炎の能力者…だったか』
アルトは天井を見る。息をついた。
『大物だな……』
ぼーっと任務内容を考えていたら、スズが出てきた。
「お兄ちゃん、お電話終わった?」
『ああ、終わったよ。待たせてすまなかったね』
アルトは天井からスズに目を向ける。スズはニコニコと笑っていた。
「おじいちゃん、終わったって!! あそこに行って来ていい?」
「ああ。気をつけてな」
スズは出てきたおじいさんにそう言うとアルトを見た。
『?』
「お兄ちゃん!! 今からいいところに連れていってあげる!」
『いいところ? どこだい?』
「それは秘密!」
スズがいたずらっ子の笑みを浮かべる。
『でも、迎えが来るんだけど……』
「えっ!? いつ?」
スズは表情を曇らせる。
『早くて2時間後くらいかな』
「なら、それまでに帰って来ればいいよね? 行こうよ!!」
スズはアルトの手を引く。アルトは表情には出ないが幾分困っていた。 息をつき、折れる。
『わかった。電話が来るまでなら付き合うよ』
「やったぁ!!」
アルトは立ち上がる。ん~っと伸びをした後、おじいさんを見た。
『連絡が来たら部下を寄越すよ。ガラスと彼らの回収も頼んでおいたからやってもらってくれ』
「ありがとうございます。本当に……」
『いや、礼を言うのは僕の方だ。電伝虫貸してくれてありがとう』
アルトはおじいさんに礼をいい、一足早く外へ出たスズに早く早くと急かされながら、骨董屋を出た。
アルトとスズは森を分け入る。
『この先かい?』
「そうだよ! もうすぐ着くから!!」
スズの声は明るい。アルトは静かについていく。しばらく歩いて行くとすっぽりと木はなく、短い草が生えた野原に出た。
アルトは無意識に前方の景色に目を向け、一瞬怪訝な顔をする。なぜならその野原の先はまるで切り取られた後の様に大地は剥ぎ取られ、海の波が打ち寄せて来ていたからだ。
『………ここは?』
辺りを見渡し尋ねるアルト。壊れた噴水やベンチを見つける。その佇まいは波が打ち寄せる事を除けば、公園のような場所だ。
「へへ。すごいでしょ? ここは昔は公園だったんだよ」
『こんな端に…??』
アルトの問いにスズは得意気に話す。
「ここはね。昔は島の真ん中だったの!」
『?』
アルトは首を傾げた。スズは続ける。
「昔ね、この公園の先にも街があったんだよ。でもね、“なくなった”の」
『……“なくなった”?』
「うん。なんでかはわからないけど、突然この国の半分が“島ごと”なくなっちゃったんだって」
アルトは腕を組む。
『島ごと…? そんな現象もあるのか』
「うん。だからこの島は“半欠の島”って言われてるんだよ」
『なるほどな。この先の街はいつなくなったんだい?』
アルトの言葉にスズはえーっと、っと考える。
「たしか……15年前って言ってた!」
『15年前……』
口にしても記憶がないアルトには実感が沸かなかった。スズが続ける。
「実はね、私のお父さんとお母さんのお家もこの先の街にあったらしいの。でもたまたまおじいちゃんのお家に来てたから助かったんだって」
『ヘェ、それは良かったね。じゃあ、今はこっちに住んでるのかい?』
スズは少し暗い顔になった様に見えた。首を横に振る。
「今は住んでないの。お母さんは私を生んで死んじゃって、お父さんも私が5歳の時に海賊に襲われて死んじゃったから……」
『……そうか。すまない』
アルトはなんと言っていいか分からず、謝った。スズは顔をあげる。ニコッと笑った。
「いいよ! 私、おじいちゃんがいるもん」
アルトはそうかっと優しく言った。
「それにね…あそこにお花畑があるでしょ?」
波が打ち寄せる陸の近くに色とりどりの花が咲いていた。アルトは頷く。
『ああ、確かに。あそこだけみたいだけど』
「うん。あれは私とおじいちゃんで植えたの。この先にいたみんなにキレイなお花をお供えしようって。毎日お世話してるんだよ」
『ヘェ。それはいいね』
スズは頷き、目をキラキラさせながら言った。
「もっともっと植えて、いつかこの公園をお花でいっぱいにするんだ」
スズは笑う。アルトはそれを見て思った。
『キミはよく笑うね』
「……! “笑顔は心を幸せにする魔法なんだよ!”ってお母さんの口ぐせだったらしいの。だから私も笑う様にしてるんだ!」
『魔法か…じゃあ、今は幸せかい?』
アルトの問いにスズは一瞬ぽかんとしたが、うんっと大きく頷いた。
「おじいちゃんも街のみんなも優しいし、いつも楽しい! 私は幸せだよ! 兄ちゃんも笑顔でいたら、きっと幸せになれるよ」
『……笑顔か…。難しいな』
「?」
アルトはスズに聞こえない程度に呟く。そして首を傾げるスズの頭を撫でた。
嬉しそうに頭を撫でられていたスズがあっ!と声を上げる。アルトはスズの頭から手を引く。
「お兄ちゃん!」
『なんだい?』
「手、出してみて!!」
『?』
言われるままアルトが手を出す。スズはアルトの手のひらに何かをのせる。それは手のひらにすっぽりと納まる白くて四角い箱だった。
『……箱? ……っ!?』
アルトがその白い箱を見た瞬間、目の前の景色が暗闇に変わる。
―――これを
『……?』
目線が低い。ちょうどスズくらいの子供目線のようだ。アルトはその状態を理解しつつ、小さな手のひらにのった“白い箱”を見た。小さな手には少し大きく重みがあり、白い側面はつるつるでひんやりとしていた。
――これは…?
アルトの疑問を代弁した子供の声が聞こえた。目の端に見える金色の長い髪。それの持ち主であろう声の主に優しく頭を撫でられる感触を感じる。しかしその手や声から感じられるのは、悲しみだった。
―――あなたを守る“お守り”だと思って
(誰……だ??)
アルトは無性に声の主を見たいと顔をあげた――――
「―――ちゃん、お兄ちゃん!!!!」
『!!?』
グッと服を引っ張られる感覚と、スズの声が耳に入ってくる。アルトは我に返った。
『………』
アルトは辺りを見渡す。そこはもちろん暗闇ではなく、さっきからいる公園だった。
「お兄ちゃん、大丈夫!!?」
スズに目を向けると心配そうな顔をしていた。アルトは頷く。
『大丈夫。少しぼーっとしてた』
本当に?と尋ねるスズにアルトは、ああと答えた。アルトは手に収まっている白い箱を見て、スズに尋ねる。
『これを、どこで?』
「……この先の島がなくなった後、海にあったらしいの」
『海に……?』
「うん。お父さんはこの箱はとっても硬い何かでつられたものだって言ってた。本当に叩いても投げても大丈夫なんだよ! だから、島がなくなっても平気だったんだろうって!」
『……』
アルトは箱を見る。
「それが島で残った唯一のモノなんだって。お父さんのだったけど、おじいちゃんがくれたの」
『……それって“形見”じゃないか…。そんな大切な物、もらっていいのかい?』
アルトはスズに聞く。スズは元気よく頷いた。
「うん。お兄ちゃんは“いのちのおんじん”だから。お礼なの!」
『………。わかった、大切にするよ』
アルトは静かに頷いた。
プルプルプルプル……
「『!』」
アルトの子電伝虫が鳴った。 アルトはスズに断りを入れ、子電伝虫を取る。
[ノティ中将、ロールです!]
『ああ、ロールクン。早かったね。着いたのかい?』
[はっ!! 先程リコル島に接岸致しました]
『じゃあ、先にガラスと盗賊を…』
[はい。センゴク元帥から聞いておりましたので、別働隊に対応させていますが……まだ着いていませんか?]
『悪い。僕、今そこにいないんだ』
[そうでしたか。では中将は今、どちらに? お迎えに上がります]
『いや、迎えはいらない。今から船に向かうからすぐに出発出来る用意をしといて』
[はっ!!]
ガチャッと子電伝虫をきり、しまう。 アルトが見たスズは少し寂しそうな目をしていた。
『すまない。時間だ』
アルトは申し訳なさそうに言う。スズは首を横に降った。
「うん、お電話来たもんね。港にはこの道をまっすぐ行くと着くよ!」
スズが指をさす。アルトは道を確認し、頷いた。
『ありがとう。そうだ』
「?」
アルトは膝をつき、スズと目線を合わせる。白い箱を見せながらアルトは言った。
『これってただの箱ではなさそうだね』
「あ、うん!! でもね、よくわからないの」
『……そうか。じゃあ、何かわかったらまた持ってくるよ』
アルトの言葉にスズの目は寂しい色から嬉しい色になり、大きく頷いた。
「うん!!」
アルトも頷き、立ち上がる。スズが待ってと引き留めた。
『? どうしたんだい?』
「お兄ちゃんのお名前聞いてなかった!! 教えて!!!」
『そうだったか……。僕はノティ・アルト。アルトで構わないよ』
アルトの言葉にスズは頷く。
「わかった!! アルトお兄ちゃん、また絶対!ここに遊びに来てね!!」
『ああ。また来るよ』
アルトは笑顔で手を振るスズに手を挙げ答え、港へ向かって行った。
アルトは静かになった電伝虫の受話器を置く。そして確認するように呟く。
『ポートガス・D・エース……。白ひげの2番隊長、通り名“火拳”。自然系、炎の能力者…だったか』
アルトは天井を見る。息をついた。
『大物だな……』
ぼーっと任務内容を考えていたら、スズが出てきた。
「お兄ちゃん、お電話終わった?」
『ああ、終わったよ。待たせてすまなかったね』
アルトは天井からスズに目を向ける。スズはニコニコと笑っていた。
「おじいちゃん、終わったって!! あそこに行って来ていい?」
「ああ。気をつけてな」
スズは出てきたおじいさんにそう言うとアルトを見た。
『?』
「お兄ちゃん!! 今からいいところに連れていってあげる!」
『いいところ? どこだい?』
「それは秘密!」
スズがいたずらっ子の笑みを浮かべる。
『でも、迎えが来るんだけど……』
「えっ!? いつ?」
スズは表情を曇らせる。
『早くて2時間後くらいかな』
「なら、それまでに帰って来ればいいよね? 行こうよ!!」
スズはアルトの手を引く。アルトは表情には出ないが幾分困っていた。 息をつき、折れる。
『わかった。電話が来るまでなら付き合うよ』
「やったぁ!!」
アルトは立ち上がる。ん~っと伸びをした後、おじいさんを見た。
『連絡が来たら部下を寄越すよ。ガラスと彼らの回収も頼んでおいたからやってもらってくれ』
「ありがとうございます。本当に……」
『いや、礼を言うのは僕の方だ。電伝虫貸してくれてありがとう』
アルトはおじいさんに礼をいい、一足早く外へ出たスズに早く早くと急かされながら、骨董屋を出た。
アルトとスズは森を分け入る。
『この先かい?』
「そうだよ! もうすぐ着くから!!」
スズの声は明るい。アルトは静かについていく。しばらく歩いて行くとすっぽりと木はなく、短い草が生えた野原に出た。
アルトは無意識に前方の景色に目を向け、一瞬怪訝な顔をする。なぜならその野原の先はまるで切り取られた後の様に大地は剥ぎ取られ、海の波が打ち寄せて来ていたからだ。
『………ここは?』
辺りを見渡し尋ねるアルト。壊れた噴水やベンチを見つける。その佇まいは波が打ち寄せる事を除けば、公園のような場所だ。
「へへ。すごいでしょ? ここは昔は公園だったんだよ」
『こんな端に…??』
アルトの問いにスズは得意気に話す。
「ここはね。昔は島の真ん中だったの!」
『?』
アルトは首を傾げた。スズは続ける。
「昔ね、この公園の先にも街があったんだよ。でもね、“なくなった”の」
『……“なくなった”?』
「うん。なんでかはわからないけど、突然この国の半分が“島ごと”なくなっちゃったんだって」
アルトは腕を組む。
『島ごと…? そんな現象もあるのか』
「うん。だからこの島は“半欠の島”って言われてるんだよ」
『なるほどな。この先の街はいつなくなったんだい?』
アルトの言葉にスズはえーっと、っと考える。
「たしか……15年前って言ってた!」
『15年前……』
口にしても記憶がないアルトには実感が沸かなかった。スズが続ける。
「実はね、私のお父さんとお母さんのお家もこの先の街にあったらしいの。でもたまたまおじいちゃんのお家に来てたから助かったんだって」
『ヘェ、それは良かったね。じゃあ、今はこっちに住んでるのかい?』
スズは少し暗い顔になった様に見えた。首を横に振る。
「今は住んでないの。お母さんは私を生んで死んじゃって、お父さんも私が5歳の時に海賊に襲われて死んじゃったから……」
『……そうか。すまない』
アルトはなんと言っていいか分からず、謝った。スズは顔をあげる。ニコッと笑った。
「いいよ! 私、おじいちゃんがいるもん」
アルトはそうかっと優しく言った。
「それにね…あそこにお花畑があるでしょ?」
波が打ち寄せる陸の近くに色とりどりの花が咲いていた。アルトは頷く。
『ああ、確かに。あそこだけみたいだけど』
「うん。あれは私とおじいちゃんで植えたの。この先にいたみんなにキレイなお花をお供えしようって。毎日お世話してるんだよ」
『ヘェ。それはいいね』
スズは頷き、目をキラキラさせながら言った。
「もっともっと植えて、いつかこの公園をお花でいっぱいにするんだ」
スズは笑う。アルトはそれを見て思った。
『キミはよく笑うね』
「……! “笑顔は心を幸せにする魔法なんだよ!”ってお母さんの口ぐせだったらしいの。だから私も笑う様にしてるんだ!」
『魔法か…じゃあ、今は幸せかい?』
アルトの問いにスズは一瞬ぽかんとしたが、うんっと大きく頷いた。
「おじいちゃんも街のみんなも優しいし、いつも楽しい! 私は幸せだよ! 兄ちゃんも笑顔でいたら、きっと幸せになれるよ」
『……笑顔か…。難しいな』
「?」
アルトはスズに聞こえない程度に呟く。そして首を傾げるスズの頭を撫でた。
嬉しそうに頭を撫でられていたスズがあっ!と声を上げる。アルトはスズの頭から手を引く。
「お兄ちゃん!」
『なんだい?』
「手、出してみて!!」
『?』
言われるままアルトが手を出す。スズはアルトの手のひらに何かをのせる。それは手のひらにすっぽりと納まる白くて四角い箱だった。
『……箱? ……っ!?』
アルトがその白い箱を見た瞬間、目の前の景色が暗闇に変わる。
―――これを
『……?』
目線が低い。ちょうどスズくらいの子供目線のようだ。アルトはその状態を理解しつつ、小さな手のひらにのった“白い箱”を見た。小さな手には少し大きく重みがあり、白い側面はつるつるでひんやりとしていた。
――これは…?
アルトの疑問を代弁した子供の声が聞こえた。目の端に見える金色の長い髪。それの持ち主であろう声の主に優しく頭を撫でられる感触を感じる。しかしその手や声から感じられるのは、悲しみだった。
―――あなたを守る“お守り”だと思って
(誰……だ??)
アルトは無性に声の主を見たいと顔をあげた――――
「―――ちゃん、お兄ちゃん!!!!」
『!!?』
グッと服を引っ張られる感覚と、スズの声が耳に入ってくる。アルトは我に返った。
『………』
アルトは辺りを見渡す。そこはもちろん暗闇ではなく、さっきからいる公園だった。
「お兄ちゃん、大丈夫!!?」
スズに目を向けると心配そうな顔をしていた。アルトは頷く。
『大丈夫。少しぼーっとしてた』
本当に?と尋ねるスズにアルトは、ああと答えた。アルトは手に収まっている白い箱を見て、スズに尋ねる。
『これを、どこで?』
「……この先の島がなくなった後、海にあったらしいの」
『海に……?』
「うん。お父さんはこの箱はとっても硬い何かでつられたものだって言ってた。本当に叩いても投げても大丈夫なんだよ! だから、島がなくなっても平気だったんだろうって!」
『……』
アルトは箱を見る。
「それが島で残った唯一のモノなんだって。お父さんのだったけど、おじいちゃんがくれたの」
『……それって“形見”じゃないか…。そんな大切な物、もらっていいのかい?』
アルトはスズに聞く。スズは元気よく頷いた。
「うん。お兄ちゃんは“いのちのおんじん”だから。お礼なの!」
『………。わかった、大切にするよ』
アルトは静かに頷いた。
プルプルプルプル……
「『!』」
アルトの子電伝虫が鳴った。 アルトはスズに断りを入れ、子電伝虫を取る。
[ノティ中将、ロールです!]
『ああ、ロールクン。早かったね。着いたのかい?』
[はっ!! 先程リコル島に接岸致しました]
『じゃあ、先にガラスと盗賊を…』
[はい。センゴク元帥から聞いておりましたので、別働隊に対応させていますが……まだ着いていませんか?]
『悪い。僕、今そこにいないんだ』
[そうでしたか。では中将は今、どちらに? お迎えに上がります]
『いや、迎えはいらない。今から船に向かうからすぐに出発出来る用意をしといて』
[はっ!!]
ガチャッと子電伝虫をきり、しまう。 アルトが見たスズは少し寂しそうな目をしていた。
『すまない。時間だ』
アルトは申し訳なさそうに言う。スズは首を横に降った。
「うん、お電話来たもんね。港にはこの道をまっすぐ行くと着くよ!」
スズが指をさす。アルトは道を確認し、頷いた。
『ありがとう。そうだ』
「?」
アルトは膝をつき、スズと目線を合わせる。白い箱を見せながらアルトは言った。
『これってただの箱ではなさそうだね』
「あ、うん!! でもね、よくわからないの」
『……そうか。じゃあ、何かわかったらまた持ってくるよ』
アルトの言葉にスズの目は寂しい色から嬉しい色になり、大きく頷いた。
「うん!!」
アルトも頷き、立ち上がる。スズが待ってと引き留めた。
『? どうしたんだい?』
「お兄ちゃんのお名前聞いてなかった!! 教えて!!!」
『そうだったか……。僕はノティ・アルト。アルトで構わないよ』
アルトの言葉にスズは頷く。
「わかった!! アルトお兄ちゃん、また絶対!ここに遊びに来てね!!」
『ああ。また来るよ』
アルトは笑顔で手を振るスズに手を挙げ答え、港へ向かって行った。