麦わらとゼロ
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その2日後……。
「ガープ中将!! “麦わらの一味”が見つかりました。南東の海岸!廃船島で今まさに出航目前の様で!!」
「すぐに向かうぞ、全員乗れ!!」
ガープの号令で船が動き出す。甲板では慌ただしく、海兵が動く。
「ガープ中将、僕らルフィさん達と爽やかに別れた手前、すごく恥ずかしいんですが」
コビーは敬礼しながら控えめに言う。ガープはコビーに向かってプンプンとしながら怒鳴った。
「文句ならセンゴクに言え!! あいつに怒られて引き返すハメになったんじゃからな!……偉そうに!!」
「電伝虫で“孫だから”ってアンタが言うからでしょうが」
「やかましいわ。黙っとれ“青二才”が!!」
「た…大将殿こそここにおられてよろしいんで?」
「チャリで帰んの面倒くせェからな…ま、手は出さんから」
「敵を目の前に…それもマズイと思いますが…」
海兵は言葉を濁す。青キジはアルトに目を向けた。
「……アルトもむくれないの」
青キジは隣で腕を組むアルトを見る。
『なんで、僕まで叱られたんだ…無理矢理連れて来られたのに……』
「まぁまぁ」
「麦わらの一味確認! 砲撃開始します!!」
ボボォン!!
「しまった!! 見つかったぞ、海軍だ!!」
「………!! じいちゃん!!?」
「拡声器を」
「はい」
ガープは海兵から拡声器を受けとる。
「おい、ルフィ~~~聞こえとるかー!! こちらじいちゃん、こちらじいちゃん」
「おい、じいちゃん!! 何だよ!!おれ達の事、ここでは捕まえねェって言ったじゃねェか!!」
『言われてるよ、ガープサン』
「チビは黙っとれ!!」
『……』
「いやぁ、しかしまあ…色々あってな。すまんがやっぱり海のモクズとなれ!!」
「え~~~~~っ!!?」
「お詫びと言っちゃあ何じゃが、わし一人でお前らの相手をしよう!!」
ガープはそういうと拡声器を置く。
「砲弾を」
「ど…!! どうぞ」
海兵が砲弾を抱えて持ってくる。ガープは受け取った。
「何する気だ!?」
サニー号にいるサンジは状況を見守る。ガープは投げる構えを取った。
「“拳・骨 ”……“隕石 ”!!!」
キュイン!……ボカァン!!
「うおォっ!!!」
ガープは砲弾を“投げた”。砲弾はカーブがかかり、サニー号近くの廃船に当たり爆発した。
「す…素手で大砲撃った!!?」
「大砲よりよっぽど強く飛んで来たぞ! 野球のボールじゃあるめェし!!!」
サンジが口をあんぐり開けてビビる。後ろでゾロが刀を構え、怒鳴った。
「ぶわっはっはっは!! 年を取りたくないもんじゃ。最近パワーが落ちていかんわい!!」
『無茶苦茶だな…あの人…』
アルトは呆れた。
「砲弾 1000発持って来い!!!」
「「「はっ」」」
「ヤベェな今のが大量に飛んで来るぞ!!」
サニー号が動き出す。フランキーが焦った。
「“拳骨流星群 ”!!!」
「あーあ。あんなのくらったら船の一隻なんてひとたまりもねェぞ!!」
ガープは指を鳴らす。
「……さァ、始めようか。小僧共」
「そりゃそりゃそりゃァ!! ぶわっはっはっは!!」
両手で次々に砲弾を投げるガープ。隣にいる青キジはアイマスクをおろし寝ている。アルトは周りのマイペースさに息をついた。
ふと砲弾が並ぶ台に目が行くと見慣れた物を見つける。アルトがつい持って来てしまったバイオリンケースだ。
『ん?………ちょっと待て。なんで僕のケースがあんな所に…』
「えっ、あれノティ中将のものだったんですか!!? ガープ中将が置いてらしたので……」
海兵の一人が半ば冷や汗をかきながら答える。
『……ったくあの人は!! あんなとこにあったらいつ粉々にされるかわからないじゃないか!!』
アルトはバイオリンケースを取りにツカツカとガープのいる舳先へ向かう。 砲弾を投げ続けるガープが気付かない様にそっとケースを取った。
『良かった…』
無事ケースを回収出来たアルトは安堵する。そして戻ろうと背を向け一歩を踏み出した。
ガシッ!
『……えっ?』
アルトは音と共に襟首を掴まれる感触を覚えた。 そして体がふわっと浮く。
『……まさか…!』
さすがのアルトも焦った。しかし時既に遅し…
「そりゃ!!」
ブンッ!!
『………っ!!?』
アルトはガープによりサニー号に向かって思いっ切り投げられた。
「「「あああ!!」」」
アルトが投げられたことに気付いたコビーやヘルメッポをはじめ、海兵達は目が飛び出し、叫ぶ。
「ガーガー」
「ん……騒がしいのォ。まぁ、いい」
青キジは相変わらず寝ており、ガープも気付いていない様で、続けて砲弾を投げていた。
『こういうことって起こるんだね……本当に』
アルトはバイオリンケースを抱えポツリと言う。アルトは麦わら達が乗るサニー号に迫っていた。
『とりあえず……止まらないとね』
アルトはサニー号を見る。船の縁で砲弾を斬る、緑頭の剣士が目があった。
「はぁ!!?」
ゾロは異常な状況に驚く。砲弾の様に飛んで来るアルトを斬る訳に行かず、避けた。
ガシャン!!
「何、砲弾?」
「ふ、不発か!!?」
ナミとウソップが戸惑う。
「おい、クソマリモ! てめェ何してんだ」
「違ェよ!! 人が……」
「おい、お前ら! 今の内にこの美しい“水の都”を見納めとけ!! あっと言う間に島の影も見えなくなるぞ!!」
サンジがゾロと言い合いがフランキーの言葉で止まる。ルフィがそうか…じゃっとガープの船に向けて叫んだ。
「じいちゃー――――ん!! それから……コビーと…」
「「「!!」」」
ガープとコビー、ヘルメッポが反応する。
「久しぶりに会えてよかった!!!」
「呼べよ!!! おれの名を!!!」
「何じゃいルフィ!!! まだ玉は残っとるぞ!!!」
ボウン!っとガープは砲弾を投げる。ルフィはその砲弾を破壊する。
「ムダだ!!」
「ん!?」
「こっからおれ達、本気で逃げるからな!!! またどっかで会おう!!!」
「カチーン!! おんのれ、わしの子供の子供のクセに生意気な!!! ルフィ~~~!!」
ガープが怒る。ヘルメッポはガープに冷静を促し、コビーはカッコイイと拳を握らしめた。 ルフィはその後、水の都に手を振る。
「に…逃げてルフィさー―――ん!!! こ!!殺されちゃいますよォ!!!」
コビーの言葉と共にガープが巨大な鉄球を引っ張って来た。
「わしをナメとったら」
「フランキー急げ!!!」
ガープは思いっ切り投げる。
「ケガするぞー―――!!!」
「「「おわー―――!!! 特大鉄球!!!死ぬ~!!!わー―――」」」
ウソップ、サンジ、チョッパーが叫ぶ。
「ガープ中将!! “麦わらの一味”が見つかりました。南東の海岸!廃船島で今まさに出航目前の様で!!」
「すぐに向かうぞ、全員乗れ!!」
ガープの号令で船が動き出す。甲板では慌ただしく、海兵が動く。
「ガープ中将、僕らルフィさん達と爽やかに別れた手前、すごく恥ずかしいんですが」
コビーは敬礼しながら控えめに言う。ガープはコビーに向かってプンプンとしながら怒鳴った。
「文句ならセンゴクに言え!! あいつに怒られて引き返すハメになったんじゃからな!……偉そうに!!」
「電伝虫で“孫だから”ってアンタが言うからでしょうが」
「やかましいわ。黙っとれ“青二才”が!!」
「た…大将殿こそここにおられてよろしいんで?」
「チャリで帰んの面倒くせェからな…ま、手は出さんから」
「敵を目の前に…それもマズイと思いますが…」
海兵は言葉を濁す。青キジはアルトに目を向けた。
「……アルトもむくれないの」
青キジは隣で腕を組むアルトを見る。
『なんで、僕まで叱られたんだ…無理矢理連れて来られたのに……』
「まぁまぁ」
「麦わらの一味確認! 砲撃開始します!!」
ボボォン!!
「しまった!! 見つかったぞ、海軍だ!!」
「………!! じいちゃん!!?」
「拡声器を」
「はい」
ガープは海兵から拡声器を受けとる。
「おい、ルフィ~~~聞こえとるかー!! こちらじいちゃん、こちらじいちゃん」
「おい、じいちゃん!! 何だよ!!おれ達の事、ここでは捕まえねェって言ったじゃねェか!!」
『言われてるよ、ガープサン』
「チビは黙っとれ!!」
『……』
「いやぁ、しかしまあ…色々あってな。すまんがやっぱり海のモクズとなれ!!」
「え~~~~~っ!!?」
「お詫びと言っちゃあ何じゃが、わし一人でお前らの相手をしよう!!」
ガープはそういうと拡声器を置く。
「砲弾を」
「ど…!! どうぞ」
海兵が砲弾を抱えて持ってくる。ガープは受け取った。
「何する気だ!?」
サニー号にいるサンジは状況を見守る。ガープは投げる構えを取った。
「“
キュイン!……ボカァン!!
「うおォっ!!!」
ガープは砲弾を“投げた”。砲弾はカーブがかかり、サニー号近くの廃船に当たり爆発した。
「す…素手で大砲撃った!!?」
「大砲よりよっぽど強く飛んで来たぞ! 野球のボールじゃあるめェし!!!」
サンジが口をあんぐり開けてビビる。後ろでゾロが刀を構え、怒鳴った。
「ぶわっはっはっは!! 年を取りたくないもんじゃ。最近パワーが落ちていかんわい!!」
『無茶苦茶だな…あの人…』
アルトは呆れた。
「
「「「はっ」」」
「ヤベェな今のが大量に飛んで来るぞ!!」
サニー号が動き出す。フランキーが焦った。
「“
「あーあ。あんなのくらったら船の一隻なんてひとたまりもねェぞ!!」
ガープは指を鳴らす。
「……さァ、始めようか。小僧共」
「そりゃそりゃそりゃァ!! ぶわっはっはっは!!」
両手で次々に砲弾を投げるガープ。隣にいる青キジはアイマスクをおろし寝ている。アルトは周りのマイペースさに息をついた。
ふと砲弾が並ぶ台に目が行くと見慣れた物を見つける。アルトがつい持って来てしまったバイオリンケースだ。
『ん?………ちょっと待て。なんで僕のケースがあんな所に…』
「えっ、あれノティ中将のものだったんですか!!? ガープ中将が置いてらしたので……」
海兵の一人が半ば冷や汗をかきながら答える。
『……ったくあの人は!! あんなとこにあったらいつ粉々にされるかわからないじゃないか!!』
アルトはバイオリンケースを取りにツカツカとガープのいる舳先へ向かう。 砲弾を投げ続けるガープが気付かない様にそっとケースを取った。
『良かった…』
無事ケースを回収出来たアルトは安堵する。そして戻ろうと背を向け一歩を踏み出した。
ガシッ!
『……えっ?』
アルトは音と共に襟首を掴まれる感触を覚えた。 そして体がふわっと浮く。
『……まさか…!』
さすがのアルトも焦った。しかし時既に遅し…
「そりゃ!!」
ブンッ!!
『………っ!!?』
アルトはガープによりサニー号に向かって思いっ切り投げられた。
「「「あああ!!」」」
アルトが投げられたことに気付いたコビーやヘルメッポをはじめ、海兵達は目が飛び出し、叫ぶ。
「ガーガー」
「ん……騒がしいのォ。まぁ、いい」
青キジは相変わらず寝ており、ガープも気付いていない様で、続けて砲弾を投げていた。
『こういうことって起こるんだね……本当に』
アルトはバイオリンケースを抱えポツリと言う。アルトは麦わら達が乗るサニー号に迫っていた。
『とりあえず……止まらないとね』
アルトはサニー号を見る。船の縁で砲弾を斬る、緑頭の剣士が目があった。
「はぁ!!?」
ゾロは異常な状況に驚く。砲弾の様に飛んで来るアルトを斬る訳に行かず、避けた。
ガシャン!!
「何、砲弾?」
「ふ、不発か!!?」
ナミとウソップが戸惑う。
「おい、クソマリモ! てめェ何してんだ」
「違ェよ!! 人が……」
「おい、お前ら! 今の内にこの美しい“水の都”を見納めとけ!! あっと言う間に島の影も見えなくなるぞ!!」
サンジがゾロと言い合いがフランキーの言葉で止まる。ルフィがそうか…じゃっとガープの船に向けて叫んだ。
「じいちゃー――――ん!! それから……コビーと…」
「「「!!」」」
ガープとコビー、ヘルメッポが反応する。
「久しぶりに会えてよかった!!!」
「呼べよ!!! おれの名を!!!」
「何じゃいルフィ!!! まだ玉は残っとるぞ!!!」
ボウン!っとガープは砲弾を投げる。ルフィはその砲弾を破壊する。
「ムダだ!!」
「ん!?」
「こっからおれ達、本気で逃げるからな!!! またどっかで会おう!!!」
「カチーン!! おんのれ、わしの子供の子供のクセに生意気な!!! ルフィ~~~!!」
ガープが怒る。ヘルメッポはガープに冷静を促し、コビーはカッコイイと拳を握らしめた。 ルフィはその後、水の都に手を振る。
「に…逃げてルフィさー―――ん!!! こ!!殺されちゃいますよォ!!!」
コビーの言葉と共にガープが巨大な鉄球を引っ張って来た。
「わしをナメとったら」
「フランキー急げ!!!」
ガープは思いっ切り投げる。
「ケガするぞー―――!!!」
「「「おわー―――!!! 特大鉄球!!!死ぬ~!!!わー―――」」」
ウソップ、サンジ、チョッパーが叫ぶ。