【スキット】CP・准将・少将時代
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【拳骨じいさんとチビ】
『ガープサン』
「グガーグガー」
『ガープサン起きてくれ』
アルトはガープに声を掛ける。しかし眠ったまま…
『…この人、どうやって起こすんだ?』
アルトは腕を組み首を傾げる。かれこれ10分くらい揺すったり肩を叩いたりしたが、起きる気配はない。
『適当に置いていく訳にもいかないしな…』
アルトは手にある“極秘文書”の書類を見る。
『ねェ、起きてよ!ガープサン。書類届けに来たんだ。受領書をもらって帰らないとケーキが食べれないんだ』
「……ZZZZZ」
ガープはアルトの言葉が聞こえないくらい眠りこけている様だ。しまいには鼻提灯を膨らませる。
その顔をみた瞬間、アルトの中でカチンっと何かが音をたてた。
『………いい加減に、起きろ!!』
ゴンッ!!
アルトはガープの頭に踵落としをする。パチンっとガープの鼻提灯が割れ、ハッとガープが目を覚ました。
「なんじゃあ?」
ガープは頭を抑える。そこには大きなたんこぶが出来ていた。
そのガープの前には足をおろしたアルト。
『……やっと起きた。こうでもしないと起きないんだね、キミは』
「お前は…青二才のとこの……なんとか言うチビじゃったな」
『アルトだ……』
ゴツン!!
『………痛っ!!?』
アルトの頭にガープの拳骨が落とされる。
「お前なんぞチビで十分じゃ!年寄りを蹴り起こすとは……もっと労らんか!!!」
アルトは頭をおさえたまま睨む。
『………。労ったよ。これでもかって言うくらいにね。起きないキミが悪いんだ!』
「チビのくせに生意気じゃな」
ガープがさらに拳骨を落とそうとしたのでアルトは避けた。
『チビじゃない、アルトだって。その呼ばれ方、スキじゃない』
「ふん。悔しかったら大人になってみろ」
ニタニタと笑いながらガープは言う。アルトは言い返す。
『僕はもう大人だよ』
「20そこらで大人なんて言わん!」
アルトはため息をつく。
『………もういい。早く判子捺してくれ、僕ケーキを食べに行きたいんだ』
「ふん。そんなもんばっか食っとたら、大人にはなれんぞ」
『せんべいばっかりのキミに言われたくないな』
アルトはせんべいをバリバリ食べているガープを見ながら言う。ガープは笑った。
「ぶわっはっはっは。上司にそれだけ口上たれるとは…お前は出世しそうにないのォ」
『何を言い出すかと思えば……。別に昇進したいとは思わないね。特にガープサン、キミの同僚なんて考えられない』
「意見が合うのォ。わしもお前の様な、なまいきな小僧とは同僚になりとうないわ」
ガープはまた大きな声で笑う。そして判子を捺し、アルトに受領書を突き返した。
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『ガープサン』
「グガーグガー」
『ガープサン起きてくれ』
アルトはガープに声を掛ける。しかし眠ったまま…
『…この人、どうやって起こすんだ?』
アルトは腕を組み首を傾げる。かれこれ10分くらい揺すったり肩を叩いたりしたが、起きる気配はない。
『適当に置いていく訳にもいかないしな…』
アルトは手にある“極秘文書”の書類を見る。
『ねェ、起きてよ!ガープサン。書類届けに来たんだ。受領書をもらって帰らないとケーキが食べれないんだ』
「……ZZZZZ」
ガープはアルトの言葉が聞こえないくらい眠りこけている様だ。しまいには鼻提灯を膨らませる。
その顔をみた瞬間、アルトの中でカチンっと何かが音をたてた。
『………いい加減に、起きろ!!』
ゴンッ!!
アルトはガープの頭に踵落としをする。パチンっとガープの鼻提灯が割れ、ハッとガープが目を覚ました。
「なんじゃあ?」
ガープは頭を抑える。そこには大きなたんこぶが出来ていた。
そのガープの前には足をおろしたアルト。
『……やっと起きた。こうでもしないと起きないんだね、キミは』
「お前は…青二才のとこの……なんとか言うチビじゃったな」
『アルトだ……』
ゴツン!!
『………痛っ!!?』
アルトの頭にガープの拳骨が落とされる。
「お前なんぞチビで十分じゃ!年寄りを蹴り起こすとは……もっと労らんか!!!」
アルトは頭をおさえたまま睨む。
『………。労ったよ。これでもかって言うくらいにね。起きないキミが悪いんだ!』
「チビのくせに生意気じゃな」
ガープがさらに拳骨を落とそうとしたのでアルトは避けた。
『チビじゃない、アルトだって。その呼ばれ方、スキじゃない』
「ふん。悔しかったら大人になってみろ」
ニタニタと笑いながらガープは言う。アルトは言い返す。
『僕はもう大人だよ』
「20そこらで大人なんて言わん!」
アルトはため息をつく。
『………もういい。早く判子捺してくれ、僕ケーキを食べに行きたいんだ』
「ふん。そんなもんばっか食っとたら、大人にはなれんぞ」
『せんべいばっかりのキミに言われたくないな』
アルトはせんべいをバリバリ食べているガープを見ながら言う。ガープは笑った。
「ぶわっはっはっは。上司にそれだけ口上たれるとは…お前は出世しそうにないのォ」
『何を言い出すかと思えば……。別に昇進したいとは思わないね。特にガープサン、キミの同僚なんて考えられない』
「意見が合うのォ。わしもお前の様な、なまいきな小僧とは同僚になりとうないわ」
ガープはまた大きな声で笑う。そして判子を捺し、アルトに受領書を突き返した。
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