ユレルココロ
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コンコンコン
『?』
ノック音にアルトは顔を窓とは反対にある部屋のドアに向ける。
ドアは遠慮深げにゆっくりと開かれ、それに続きこれまた遠慮深げな声が聞こえてきた。
「失礼しまっ……!!?」
部屋に足を踏み入れたのはロール。控えめに出していた声は、涙を流すアルトと
目が合ったために最後まで紡がれることなく、消えていった。
ロールはドアノブに手をかけたまま、立ち尽くし、ただただアルトを見ている。
「おい、ロール。どうしたんだ?そんなところで止まって」
部屋の外からさらに聞き慣れた声が聞こえた。風がアルトの耳を掠める。
『……ああ、そうなのか』
アルトは小さく呟いた。その声はロールには届いていない。外の声の人物、ドレークがロールを押しのけ、部屋に顔を出す。
するとドレークも目を見張り、口をつぐんだ。
アルトは未だに流す涙を止めることなく、二人が驚く中穏やかな口調で言った。
『変わった組み合わせだね』
・
『?』
ノック音にアルトは顔を窓とは反対にある部屋のドアに向ける。
ドアは遠慮深げにゆっくりと開かれ、それに続きこれまた遠慮深げな声が聞こえてきた。
「失礼しまっ……!!?」
部屋に足を踏み入れたのはロール。控えめに出していた声は、涙を流すアルトと
目が合ったために最後まで紡がれることなく、消えていった。
ロールはドアノブに手をかけたまま、立ち尽くし、ただただアルトを見ている。
「おい、ロール。どうしたんだ?そんなところで止まって」
部屋の外からさらに聞き慣れた声が聞こえた。風がアルトの耳を掠める。
『……ああ、そうなのか』
アルトは小さく呟いた。その声はロールには届いていない。外の声の人物、ドレークがロールを押しのけ、部屋に顔を出す。
するとドレークも目を見張り、口をつぐんだ。
アルトは未だに流す涙を止めることなく、二人が驚く中穏やかな口調で言った。
『変わった組み合わせだね』
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