ユレルココロ
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「走れー――!!アイツらを振り切れー――!!!」
「ここにいちゃ加勢にならねェ!!」
「見物だな、キシシシ!!」
傘下の海賊達はパシフィスタを振り切りながら湾内へなだれ込む。
モリアは楽しそうに笑っていた。
「邪魔がいなくなったぞ!!上に行ける!!」
広場の前にたどり着いたルフィはびよーんと腕を伸ばす。手が広場の塀にかかった。
――刹那、足元から巨大な壁が現れる。巨大な壁にルフィの手が弾かれた。
「何だ!?」
「「「壁ェ!!?」」」
その壁は広場を隠すように次々に伸びる。
「この!!」
ガキィン!!と海賊の一人が鉄の棍棒で壁を殴りつけた。しかし武器は壊れるだけ。 海賊が叫ぶ。
「囲まれた!!!!」
「くそ!!ビクともしねェ。相当な厚みだ、この鋼鉄!!」
「さっきから言ってた“包囲壁”ってのはこの鋼鉄の防御壁の事か!!!」
「戦わねェ気かァ!!?海軍――――っ!!!」
ガキンと金属の鈍い音がする。海賊が顔を見上げると、海軍の砲口がこちらを向いていた。
「!砲口が全部こっちを狙ってる!!」
「おい、どうなってるんだ!!!完璧に作動させろ!!!」
センゴクがオーズJr.の側に立つ海兵達に怒鳴る。海兵は慌てた顔で敬礼した。
「…それが包囲壁があのオーズ巨体を持ち上げきれず……!!
どうやら奴の血がシステムに入り込みパワーダウンしてる模様で…!!!」
「(オーズ…お前……)」
「勝機アリだ……!!」
白ひげはオーズによって開かれた、ただ一つの道に勝機を見出した。
「アルトはまだか!!」
「まもなく到着されます!!」
「まったく……」
センゴクはゴホッと息を整える。
「締まらんが…!!始めろ赤犬…!!!」
「……」
赤犬はセンゴクの命令にボコボコと身体からマグマを生み出す。
「“流星火山”」
「氷を溶かして足場を奪え!!!」
「うわああああ!!!」
「!!?」
拳骨の火山弾が湾内に雨のように降り注いだ。
シャボンティ諸島―――
「なぜ映像が途切れたんだ!!」
「マリンフォードを映せ!!」
「“向こう”の映像電伝虫にトラブルがあった模様で…こちらではどうにも……!!」
「海軍と白ひげが黙約してたってのは本当か!?」
「“白ひげ”は仲間を売ったのか!?」
住民達がシャボンティ諸島にいる海兵達に詰め寄る。
「何とか見せてくれェ!!!」
[そうです本社…!!復旧の見込みもない様で…]
「世界はどうなるんだよ!!!」
混乱する民衆。それを船から見下ろすのは超新星(ルーキー)達だ。
キッド海賊団
「くだらねぇマネしやがる…海軍…」
「余興はここまでって事か……?」
オンエア海賊団
「せっかく船を戻してまでこの“戦争”を見に来たのに電伝虫のトラブルだとォ!?」
「……」
「―――んな訳ァねェだろ」
アプーがクルーの言葉に呆れながら言葉を出した。
「え?違うんすか!?」
「バッカだなァおめェらは…見せたくねえェモンがあるから見せねェんだよ。
“世間”と“海賊達(オレタチ)”になァ……!!」
ドレーク海賊団
「……」
「ドレーク船長」
「…いつでも出れる準備をしていろ」
「はっ!」
ベッジ海賊団
「“白ひげ”が仲間を売っただと!?バカバカしい!!それをしねェから奴は生ける伝説なんだ!!」
「「「頭目(ファーザー)!!」」」
ウルージ海賊団
「……行こう」
ホーキンス海賊団
「“白ひげ海賊団”生存確率―――…」
ボニー海賊団
「ボニー船長……!!」
「ぐすっ。うるせェ!!ほっとけ!!」
ハートの海賊団
「――船を出すぞ。ベポ!!」
「アイアイキャプテン!ついて来いジャンバール!!」
マリンフォード―――
ドドドドドド!!ヒュルルルル……ヒュルルルル!!……ズドドドドドド!!
赤犬は次々と流星火山を湾内に落とす。湾内の氷は次々に溶けていった。
「……!!ハァ…ハァ。畜生ォ!!」
「おれ達の船が…!!」
流星火山のひとつがモビーディック号に降り注ぐ。
「……」
「何十年も白ひげ海賊団を支えた船…」
「……」
マルコは燃え盛る船を静かに見守る。
「モビーディック号が………!!!」
「……(すまねェ)」
モビーディック号がマグマに灼かれて沈んでいった。
白ひげはもう一人の家族、モビーディック号に静かに別れを告げる。
「この壁何とかならねェのか!!」
鋼鉄の壁に砲撃をするクリエル。そのクリエルに海軍の砲口が向く。
ドン!!
「ぐあ!!」
「あ…熱ちちちち!!!」
「海水がマグマで煮えたぎる……!!!」
「おい!!アレ…」
「ん?」
熱い海から這い上がって来た海賊達にも砲口が向けられる。
「………!!!」
ぎゃああああぁぁ!!!
「広場への道が失くなっていく!!!」
「全面海に戻っちまう!!」
「――!!」
白ひげは拳を振りかぶる。そして前に突き出した。
ドゴォン!!!……ベゴォ!!!
「うわァア!!!」
「………!!」
ズスウ……ン!!
白ひげの振動に鋼鉄の壁がへこむ。
広場にも余波が訪れたが、砕けるまでにはいかなかった。
「壁が砕けねェ!!オ…オヤッさんの能力が通じねェなんて!!」
「只の鉄じゃねェ!!!」
「……」
センゴクは電伝虫を取る。
[作戦はほぼ順調―――。これより速やかにポートガス・D・エースの―――処刑を執行する!!]
「キシシシ」
「………!!」
「フッフッフッフッ…」
「聞いたか、今の!!あんな見えもしない場所で」
「仲間をあっさり殺されてたまるか!!!
オーズの道しかねェ!!!気をつけろ!!!敵は必ず構えてるぞ!!!」
包囲壁の外にいる海賊達は残った氷解の上を走り、包囲壁を越えようとする。
「ジンベエボーイ!!麦わらボーイは!?」
「!さっきまでとなりに……!!」
となりに来たイワンコフの言葉にジンベエは周りを見渡す。
そして包囲壁の唯一の道に走るルフィの姿を見つけた。
「あそこじゃ!!!」
「!?まさか!!やめな!!そんなあからさまな道…!!」
イワンコフは唖然とする。ルフィはイワンコフの制止を聞かず飛んでいった。
「撃て!!!」
ドゴォォン!!
「うわああああぁぁ!!!」
「それ見たことか!!!」
イワンコフが目玉が飛び出すのではないか、というくらい驚きの顔をする。
集中放火を浴びたルフィは湾内に押し返された。
「一つ穴が開いてる場所を敵が疎かにするワケナッシブル!!!むしろ罠よ!!!」
「ゼェ…ゼェ…!!何とかしねェと…!!!ハァ、急がねェと……!!
あいつらもう…エースを処刑する気なんだ!!!」
「そうじゃな、何とかせねば…!!あそこが唯一鉄壁の穴!!どうにか利用せねば……!!!」
「でもあそこは一度に少数しか通れナッシブル!!通った順に海軍全戦力を相手にする事になる!!!」
「ハァ…ハァ…頼みがあるっ!!!」
「「……」」
ルフィは重い身体を起こす。その決意の瞳にジンベエとイワンコフは息をのんだ。
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「ここにいちゃ加勢にならねェ!!」
「見物だな、キシシシ!!」
傘下の海賊達はパシフィスタを振り切りながら湾内へなだれ込む。
モリアは楽しそうに笑っていた。
「邪魔がいなくなったぞ!!上に行ける!!」
広場の前にたどり着いたルフィはびよーんと腕を伸ばす。手が広場の塀にかかった。
――刹那、足元から巨大な壁が現れる。巨大な壁にルフィの手が弾かれた。
「何だ!?」
「「「壁ェ!!?」」」
その壁は広場を隠すように次々に伸びる。
「この!!」
ガキィン!!と海賊の一人が鉄の棍棒で壁を殴りつけた。しかし武器は壊れるだけ。 海賊が叫ぶ。
「囲まれた!!!!」
「くそ!!ビクともしねェ。相当な厚みだ、この鋼鉄!!」
「さっきから言ってた“包囲壁”ってのはこの鋼鉄の防御壁の事か!!!」
「戦わねェ気かァ!!?海軍――――っ!!!」
ガキンと金属の鈍い音がする。海賊が顔を見上げると、海軍の砲口がこちらを向いていた。
「!砲口が全部こっちを狙ってる!!」
「おい、どうなってるんだ!!!完璧に作動させろ!!!」
センゴクがオーズJr.の側に立つ海兵達に怒鳴る。海兵は慌てた顔で敬礼した。
「…それが包囲壁があのオーズ巨体を持ち上げきれず……!!
どうやら奴の血がシステムに入り込みパワーダウンしてる模様で…!!!」
「(オーズ…お前……)」
「勝機アリだ……!!」
白ひげはオーズによって開かれた、ただ一つの道に勝機を見出した。
「アルトはまだか!!」
「まもなく到着されます!!」
「まったく……」
センゴクはゴホッと息を整える。
「締まらんが…!!始めろ赤犬…!!!」
「……」
赤犬はセンゴクの命令にボコボコと身体からマグマを生み出す。
「“流星火山”」
「氷を溶かして足場を奪え!!!」
「うわああああ!!!」
「!!?」
拳骨の火山弾が湾内に雨のように降り注いだ。
シャボンティ諸島―――
「なぜ映像が途切れたんだ!!」
「マリンフォードを映せ!!」
「“向こう”の映像電伝虫にトラブルがあった模様で…こちらではどうにも……!!」
「海軍と白ひげが黙約してたってのは本当か!?」
「“白ひげ”は仲間を売ったのか!?」
住民達がシャボンティ諸島にいる海兵達に詰め寄る。
「何とか見せてくれェ!!!」
[そうです本社…!!復旧の見込みもない様で…]
「世界はどうなるんだよ!!!」
混乱する民衆。それを船から見下ろすのは超新星(ルーキー)達だ。
キッド海賊団
「くだらねぇマネしやがる…海軍…」
「余興はここまでって事か……?」
オンエア海賊団
「せっかく船を戻してまでこの“戦争”を見に来たのに電伝虫のトラブルだとォ!?」
「……」
「―――んな訳ァねェだろ」
アプーがクルーの言葉に呆れながら言葉を出した。
「え?違うんすか!?」
「バッカだなァおめェらは…見せたくねえェモンがあるから見せねェんだよ。
“世間”と“海賊達(オレタチ)”になァ……!!」
ドレーク海賊団
「……」
「ドレーク船長」
「…いつでも出れる準備をしていろ」
「はっ!」
ベッジ海賊団
「“白ひげ”が仲間を売っただと!?バカバカしい!!それをしねェから奴は生ける伝説なんだ!!」
「「「頭目(ファーザー)!!」」」
ウルージ海賊団
「……行こう」
ホーキンス海賊団
「“白ひげ海賊団”生存確率―――…」
ボニー海賊団
「ボニー船長……!!」
「ぐすっ。うるせェ!!ほっとけ!!」
ハートの海賊団
「――船を出すぞ。ベポ!!」
「アイアイキャプテン!ついて来いジャンバール!!」
マリンフォード―――
ドドドドドド!!ヒュルルルル……ヒュルルルル!!……ズドドドドドド!!
赤犬は次々と流星火山を湾内に落とす。湾内の氷は次々に溶けていった。
「……!!ハァ…ハァ。畜生ォ!!」
「おれ達の船が…!!」
流星火山のひとつがモビーディック号に降り注ぐ。
「……」
「何十年も白ひげ海賊団を支えた船…」
「……」
マルコは燃え盛る船を静かに見守る。
「モビーディック号が………!!!」
「……(すまねェ)」
モビーディック号がマグマに灼かれて沈んでいった。
白ひげはもう一人の家族、モビーディック号に静かに別れを告げる。
「この壁何とかならねェのか!!」
鋼鉄の壁に砲撃をするクリエル。そのクリエルに海軍の砲口が向く。
ドン!!
「ぐあ!!」
「あ…熱ちちちち!!!」
「海水がマグマで煮えたぎる……!!!」
「おい!!アレ…」
「ん?」
熱い海から這い上がって来た海賊達にも砲口が向けられる。
「………!!!」
ぎゃああああぁぁ!!!
「広場への道が失くなっていく!!!」
「全面海に戻っちまう!!」
「――!!」
白ひげは拳を振りかぶる。そして前に突き出した。
ドゴォン!!!……ベゴォ!!!
「うわァア!!!」
「………!!」
ズスウ……ン!!
白ひげの振動に鋼鉄の壁がへこむ。
広場にも余波が訪れたが、砕けるまでにはいかなかった。
「壁が砕けねェ!!オ…オヤッさんの能力が通じねェなんて!!」
「只の鉄じゃねェ!!!」
「……」
センゴクは電伝虫を取る。
[作戦はほぼ順調―――。これより速やかにポートガス・D・エースの―――処刑を執行する!!]
「キシシシ」
「………!!」
「フッフッフッフッ…」
「聞いたか、今の!!あんな見えもしない場所で」
「仲間をあっさり殺されてたまるか!!!
オーズの道しかねェ!!!気をつけろ!!!敵は必ず構えてるぞ!!!」
包囲壁の外にいる海賊達は残った氷解の上を走り、包囲壁を越えようとする。
「ジンベエボーイ!!麦わらボーイは!?」
「!さっきまでとなりに……!!」
となりに来たイワンコフの言葉にジンベエは周りを見渡す。
そして包囲壁の唯一の道に走るルフィの姿を見つけた。
「あそこじゃ!!!」
「!?まさか!!やめな!!そんなあからさまな道…!!」
イワンコフは唖然とする。ルフィはイワンコフの制止を聞かず飛んでいった。
「撃て!!!」
ドゴォォン!!
「うわああああぁぁ!!!」
「それ見たことか!!!」
イワンコフが目玉が飛び出すのではないか、というくらい驚きの顔をする。
集中放火を浴びたルフィは湾内に押し返された。
「一つ穴が開いてる場所を敵が疎かにするワケナッシブル!!!むしろ罠よ!!!」
「ゼェ…ゼェ…!!何とかしねェと…!!!ハァ、急がねェと……!!
あいつらもう…エースを処刑する気なんだ!!!」
「そうじゃな、何とかせねば…!!あそこが唯一鉄壁の穴!!どうにか利用せねば……!!!」
「でもあそこは一度に少数しか通れナッシブル!!通った順に海軍全戦力を相手にする事になる!!!」
「ハァ…ハァ…頼みがあるっ!!!」
「「……」」
ルフィは重い身体を起こす。その決意の瞳にジンベエとイワンコフは息をのんだ。
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