ユレルココロ
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マリンフォード湾内。
ボッカァァン!!!
「ありがとうバギー!!おめェの事忘れねェ!!!」
ルフィは鷹の目と戦っていた。
そしてバギーの助力(?)を得て、鷹の目を抜けることが出来た。
「まだまだだ」
しかし鷹の目は走るルフィの背を捉え、刀を構える。
「ビスタ援護しろよい!!」
そこにマルコが一石を投じる。黒い影が動いた。
「了解!――任せとけ!!」
「!!」
ギィィィン!!!
鷹の目の黒刃に2本の刀が交わる。鷹の目は眼前の男を見た。
「……!!白ひげ海賊団5番隊隊長“花剣のビスタ”」
「お初に、“鷹の目のミホーク”。おれを知ってんのかい」
「知らん方がおかしかろう……」
「やった!!!抜けた!!あのおっさん誰だ!?ありがてェ!!」
ルフィは再び処刑台に向かって走り出す。鷹の目はそんなルフィの背中を見送る。
「(能力や技じゃない…。――その場にいる者達を次々に自分の味方につける。
この海においてあの男は、最も恐るべき力を持っている……!!)」
刻々と迫る処刑時刻を前に、次々と明らかになった衝撃事実―――
鉄壁の大監獄“インペルダウン”で、まさかの200人を超える大脱走劇と戦場へなだれ込むその名だたる凶悪な囚人達。
目の前に映し出されるのは、まるでこの世とほ思えぬ光景。
世界の歴史を塗りかえる程のまさに頂上決戦!!
世界中の人々はただ息をのみ、
ここに託された揺れ動く未来を見守る事しかできない。
処刑台。
「元帥殿、準備が整いました」
「湾岸の作動準備もか?」
「はい、全て」
「センゴク、チビはまだ位置についとらんようだが」
センゴクへの報告を聞いたガープは、下をのぞき込みながら言った。
センゴクはため息をつく。
「“少し遅れる”そうだ」
「遅れるゥ?何しとるじゃ、作戦はうまくいったんじゃろ」
「…“麦わら”が気になるそうだ。“止めてくる”とおつるさんに言ったらしい」
「…!!?」
センゴクの言葉にエースは顔を上げる。ガープは眉を寄せた。
「ルフィを…か」
「あれ、処刑の準備が始まったぞ!?」
「あいつら…!!エースに何する気だ!?まだ時間じゃねェぞ!!!」
「もう処刑が始まるのか!!?」
「そんなバカな!発表された時刻よりまだずいぶん早いぞ!?」
シャボンディ諸島にいる民衆や湾内を進む海賊達は処刑台を見上げ、声を上げる。
一方、処刑台の上ではセンゴクが指示を出す。
「直ちに映像電伝虫の通信を切れ!!我々に対し世界が不信感を持っては困る。
生ぬるい世間には少々刺激が強すぎるだろう。
―――これから起きる惨劇を、何も知らない世界へ知らしめる必要などはない」
「本当にエースの処刑を早める気だ!!」
ルフィは焦る。さらに足を速めた。
処刑台に立つセンゴクは、争いが絶えない湾内を見据える。
「数時間後―――世界に伝わる情報は我々の“勝利”。その2文字だけでいいんだ」
「湾頭を見ろ!!何かいるぞ!!!」
「「「……!」」」
「「「!!?」」」
「おれ達の仲間じゃねェ…!!海兵が氷の裏を通って回り込んで来たんだ!!」
「何だあいつら!!!」
湾頭近くにいる白ひげ海賊団のクルーが叫んだ。
その眼前には無数の黒い影。白ひげは眉をひそめる。
「アレが噂に聞く―――政府の“人間兵器”か…」
無数の黒い影が姿を現す。現れたのは20を超える“人間兵器”パシフィスタの軍団だ。
「シャボンティ諸島にいたくまみたいな奴ら!!!あんなに!!!」
「……!!!く……??く……!!くま…!!?」
ルフィは目を見張り、イワンコフは驚愕の色を隠せない。
驚きで満ちた戦場に戦桃丸の声が響く。
「さァ、おめェら!!!待ちくたびれたぜ、やっと出番だ!!!」
“開戦”より約一時間半の死闘を経た頃―――
「海軍」が大きく仕掛ける―――
“戦争”は急速に流れを変え―――最終局面へ一気に流れ込む!!!
「七武海のバーソロミュー・くま!!!」
「何でくまが、何人もいるんだよっ!!!」
「どうなってんだ!!?」
ゴゴゴゴゴゴゴ…と地面を揺らすような足音をたて歩いてくるパシフィスタ。海賊達は武器を構える。
「前に、このシャボンティ諸島で暴れた奴らだ…!!」
「複数のバーソロミュー・くま…!!!」
「数はあの時の比じゃない!20人はいねェか!!?」
「本社!!本社!!大ニュースです!!」
シャボンティ諸島で映像をみながら男が言った。新聞記者はパシフィスタの出現に慌てて電伝虫を取り出す。
「時々噂を聞くぞ!!Dr.ペガパンクが今“人間兵器”を開発中で色んな事件にたびたび実験体を送り込んでいると…!!」
「なぜみんなくまの姿なんだ!?」
湾内では海賊達に動揺が走った。その一方海軍側、戦桃丸が子電伝虫をとる。
「オジキィ!!ちょっと計画と違う様だぜ!?
わいらが出る頃にゃ、海賊達は湾内に追い込める様になってると聞いてたが…ずいぶんバラけているぞ!!」
「!!海軍はおれ達を湾内に追いつめて取り囲むつもりだったんだな」
「白ひげのオヤッさんが周りの軍艦からうち崩せと言ったのはこういう事か!
コレを読んでたんだ!!」
「お陰で包囲されずに済んだ!!!」
「さすが、オヤッさんだぜ!!」
海賊達から安堵に似た声が上がる。
「左右は崩れても縦に挟み撃つ事はできる!!予定通り傘下の海賊達から狙え!!
“包囲枠”から外れた者達を始末せよ!!!」
センゴクから指令が飛ぶ。その指令に戦桃丸は戦場を見渡す。
「オジキ、軍艦も壊れるがいいか?」
「最小限でねェ…」
「始めるぞ!!!―――行けェ!!!パシフィスタ!!!」
.
ボッカァァン!!!
「ありがとうバギー!!おめェの事忘れねェ!!!」
ルフィは鷹の目と戦っていた。
そしてバギーの助力(?)を得て、鷹の目を抜けることが出来た。
「まだまだだ」
しかし鷹の目は走るルフィの背を捉え、刀を構える。
「ビスタ援護しろよい!!」
そこにマルコが一石を投じる。黒い影が動いた。
「了解!――任せとけ!!」
「!!」
ギィィィン!!!
鷹の目の黒刃に2本の刀が交わる。鷹の目は眼前の男を見た。
「……!!白ひげ海賊団5番隊隊長“花剣のビスタ”」
「お初に、“鷹の目のミホーク”。おれを知ってんのかい」
「知らん方がおかしかろう……」
「やった!!!抜けた!!あのおっさん誰だ!?ありがてェ!!」
ルフィは再び処刑台に向かって走り出す。鷹の目はそんなルフィの背中を見送る。
「(能力や技じゃない…。――その場にいる者達を次々に自分の味方につける。
この海においてあの男は、最も恐るべき力を持っている……!!)」
刻々と迫る処刑時刻を前に、次々と明らかになった衝撃事実―――
鉄壁の大監獄“インペルダウン”で、まさかの200人を超える大脱走劇と戦場へなだれ込むその名だたる凶悪な囚人達。
目の前に映し出されるのは、まるでこの世とほ思えぬ光景。
世界の歴史を塗りかえる程のまさに頂上決戦!!
世界中の人々はただ息をのみ、
ここに託された揺れ動く未来を見守る事しかできない。
処刑台。
「元帥殿、準備が整いました」
「湾岸の作動準備もか?」
「はい、全て」
「センゴク、チビはまだ位置についとらんようだが」
センゴクへの報告を聞いたガープは、下をのぞき込みながら言った。
センゴクはため息をつく。
「“少し遅れる”そうだ」
「遅れるゥ?何しとるじゃ、作戦はうまくいったんじゃろ」
「…“麦わら”が気になるそうだ。“止めてくる”とおつるさんに言ったらしい」
「…!!?」
センゴクの言葉にエースは顔を上げる。ガープは眉を寄せた。
「ルフィを…か」
「あれ、処刑の準備が始まったぞ!?」
「あいつら…!!エースに何する気だ!?まだ時間じゃねェぞ!!!」
「もう処刑が始まるのか!!?」
「そんなバカな!発表された時刻よりまだずいぶん早いぞ!?」
シャボンディ諸島にいる民衆や湾内を進む海賊達は処刑台を見上げ、声を上げる。
一方、処刑台の上ではセンゴクが指示を出す。
「直ちに映像電伝虫の通信を切れ!!我々に対し世界が不信感を持っては困る。
生ぬるい世間には少々刺激が強すぎるだろう。
―――これから起きる惨劇を、何も知らない世界へ知らしめる必要などはない」
「本当にエースの処刑を早める気だ!!」
ルフィは焦る。さらに足を速めた。
処刑台に立つセンゴクは、争いが絶えない湾内を見据える。
「数時間後―――世界に伝わる情報は我々の“勝利”。その2文字だけでいいんだ」
「湾頭を見ろ!!何かいるぞ!!!」
「「「……!」」」
「「「!!?」」」
「おれ達の仲間じゃねェ…!!海兵が氷の裏を通って回り込んで来たんだ!!」
「何だあいつら!!!」
湾頭近くにいる白ひげ海賊団のクルーが叫んだ。
その眼前には無数の黒い影。白ひげは眉をひそめる。
「アレが噂に聞く―――政府の“人間兵器”か…」
無数の黒い影が姿を現す。現れたのは20を超える“人間兵器”パシフィスタの軍団だ。
「シャボンティ諸島にいたくまみたいな奴ら!!!あんなに!!!」
「……!!!く……??く……!!くま…!!?」
ルフィは目を見張り、イワンコフは驚愕の色を隠せない。
驚きで満ちた戦場に戦桃丸の声が響く。
「さァ、おめェら!!!待ちくたびれたぜ、やっと出番だ!!!」
“開戦”より約一時間半の死闘を経た頃―――
「海軍」が大きく仕掛ける―――
“戦争”は急速に流れを変え―――最終局面へ一気に流れ込む!!!
「七武海のバーソロミュー・くま!!!」
「何でくまが、何人もいるんだよっ!!!」
「どうなってんだ!!?」
ゴゴゴゴゴゴゴ…と地面を揺らすような足音をたて歩いてくるパシフィスタ。海賊達は武器を構える。
「前に、このシャボンティ諸島で暴れた奴らだ…!!」
「複数のバーソロミュー・くま…!!!」
「数はあの時の比じゃない!20人はいねェか!!?」
「本社!!本社!!大ニュースです!!」
シャボンティ諸島で映像をみながら男が言った。新聞記者はパシフィスタの出現に慌てて電伝虫を取り出す。
「時々噂を聞くぞ!!Dr.ペガパンクが今“人間兵器”を開発中で色んな事件にたびたび実験体を送り込んでいると…!!」
「なぜみんなくまの姿なんだ!?」
湾内では海賊達に動揺が走った。その一方海軍側、戦桃丸が子電伝虫をとる。
「オジキィ!!ちょっと計画と違う様だぜ!?
わいらが出る頃にゃ、海賊達は湾内に追い込める様になってると聞いてたが…ずいぶんバラけているぞ!!」
「!!海軍はおれ達を湾内に追いつめて取り囲むつもりだったんだな」
「白ひげのオヤッさんが周りの軍艦からうち崩せと言ったのはこういう事か!
コレを読んでたんだ!!」
「お陰で包囲されずに済んだ!!!」
「さすが、オヤッさんだぜ!!」
海賊達から安堵に似た声が上がる。
「左右は崩れても縦に挟み撃つ事はできる!!予定通り傘下の海賊達から狙え!!
“包囲枠”から外れた者達を始末せよ!!!」
センゴクから指令が飛ぶ。その指令に戦桃丸は戦場を見渡す。
「オジキ、軍艦も壊れるがいいか?」
「最小限でねェ…」
「始めるぞ!!!―――行けェ!!!パシフィスタ!!!」
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