シャボンダマノサキ
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シャボンティ諸島―――。
「……ドレーク……!!!」
「!!ロール!!?」
裏道で刀とサーベルを交えた二人は、互いの名を呼んだ。驚きは隠せない。
「なぜ、お前がここに!?」
「…それはこっちのセリフだ…!!」
ガキィン…!っとロールはサーベルを払う。ドレークはザザッと後ろに後退した。
「貴様は黄猿さんにやられたと聞いていたが…!!」
「……悪運が強かったものでな。それより、」
「?」
「なぜお前がここにいる?“火拳”の処刑は2日後だぞ」
「……」
ロールは刀をドレークに向けたまま何も答えない。
ドレークは怪訝に思いながらロールを見ていると、ふとロールの後ろに目がいった。
「!!――――アルト!?」
「!」
ドレークはロールの後ろで眠っているアルトを見つけ、驚きの声を上げる。咄嗟に足を踏み出した。
「寄るな!」
「!」
ロールは刀でドレークの行く手を阻む。ドレークはロールに目を向けると、サーベルをしまう。
そして両手をロールに見えるように挙げた。
「待て、戦意はない。状況を知りたいんだ」
「貴様に話すことはない!」
「聞け!!」
「!」
ドレークは怒鳴る。ロールは目を丸くした。
「お前の言い分はもっともだ。―――だが!!この状況は異常だ。
白ひげとの戦争を間近に控えたこの時に、召集されるはずのお前やアルトがここにいるこの状況!」
「……」
「いや……そんなことよりも!!」
ドレークはロール手を伸ばす。そしてガッと力強くロールの胸ぐらをつかんだ。
「―――なぜ、アルトが“青キジ”と戦ったんだ!!!」
「!!」
ロールの後ろで眠るアルトの腕や足が凍っている。それはドレークにとって信じられない光景だ。
―――僕、みんなの役に立ちたい
「あいつと!!アルトと海軍に何があったんだ…!!!」
―――みんなのことがスキだから
「答えろ、ロール……!!」
「……っ」
「ロール!!」
「…言えない」
「!」
ロールはギリッと奥歯を噛みしめる。ドレークはロールを掴む手の力を緩めた。
「……ならば交換条件を提示する」
「?」
「話せば、アルトのケガの治療をうちの船でしよう」
「なっ!?」
ドレークの瞳がロールをギラッと睨みつける。
「シャボンティ諸島の病院にはすべて海軍の見張りがいる。今のお前らは病院には行けない」
「…!」
「アルトは凍傷になりかけている。一刻を争う状況なのは火を見るより明らかだ。
そんなアルトを連れ、この広い諸島を闇雲に渡る気か?」
「ドレーク、貴様…!!おれを脅すつもりか!」
「おれは“海賊”だ。卑怯でも使える手は使わせてもらう。―――“友”を守るためなら尚更な!!」
「……っ」
ロールは迷う。しかし先程まで苦しそうに唸っていたアルトは今完全に気を失っている。確かにドレークの言うとおり、悩んでいる暇はない。
「どうするんだ?」
「……、先に中将の治療をしろ。それが最大の譲歩だ」
ロールは刀をしまう。ドレークは頷いた。
「わかった。船はこっちだ」
.
「……ドレーク……!!!」
「!!ロール!!?」
裏道で刀とサーベルを交えた二人は、互いの名を呼んだ。驚きは隠せない。
「なぜ、お前がここに!?」
「…それはこっちのセリフだ…!!」
ガキィン…!っとロールはサーベルを払う。ドレークはザザッと後ろに後退した。
「貴様は黄猿さんにやられたと聞いていたが…!!」
「……悪運が強かったものでな。それより、」
「?」
「なぜお前がここにいる?“火拳”の処刑は2日後だぞ」
「……」
ロールは刀をドレークに向けたまま何も答えない。
ドレークは怪訝に思いながらロールを見ていると、ふとロールの後ろに目がいった。
「!!――――アルト!?」
「!」
ドレークはロールの後ろで眠っているアルトを見つけ、驚きの声を上げる。咄嗟に足を踏み出した。
「寄るな!」
「!」
ロールは刀でドレークの行く手を阻む。ドレークはロールに目を向けると、サーベルをしまう。
そして両手をロールに見えるように挙げた。
「待て、戦意はない。状況を知りたいんだ」
「貴様に話すことはない!」
「聞け!!」
「!」
ドレークは怒鳴る。ロールは目を丸くした。
「お前の言い分はもっともだ。―――だが!!この状況は異常だ。
白ひげとの戦争を間近に控えたこの時に、召集されるはずのお前やアルトがここにいるこの状況!」
「……」
「いや……そんなことよりも!!」
ドレークはロール手を伸ばす。そしてガッと力強くロールの胸ぐらをつかんだ。
「―――なぜ、アルトが“青キジ”と戦ったんだ!!!」
「!!」
ロールの後ろで眠るアルトの腕や足が凍っている。それはドレークにとって信じられない光景だ。
―――僕、みんなの役に立ちたい
「あいつと!!アルトと海軍に何があったんだ…!!!」
―――みんなのことがスキだから
「答えろ、ロール……!!」
「……っ」
「ロール!!」
「…言えない」
「!」
ロールはギリッと奥歯を噛みしめる。ドレークはロールを掴む手の力を緩めた。
「……ならば交換条件を提示する」
「?」
「話せば、アルトのケガの治療をうちの船でしよう」
「なっ!?」
ドレークの瞳がロールをギラッと睨みつける。
「シャボンティ諸島の病院にはすべて海軍の見張りがいる。今のお前らは病院には行けない」
「…!」
「アルトは凍傷になりかけている。一刻を争う状況なのは火を見るより明らかだ。
そんなアルトを連れ、この広い諸島を闇雲に渡る気か?」
「ドレーク、貴様…!!おれを脅すつもりか!」
「おれは“海賊”だ。卑怯でも使える手は使わせてもらう。―――“友”を守るためなら尚更な!!」
「……っ」
ロールは迷う。しかし先程まで苦しそうに唸っていたアルトは今完全に気を失っている。確かにドレークの言うとおり、悩んでいる暇はない。
「どうするんだ?」
「……、先に中将の治療をしろ。それが最大の譲歩だ」
ロールは刀をしまう。ドレークは頷いた。
「わかった。船はこっちだ」
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