戦場に地位なんて関係ない
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「あなたは誰ですか……?」
たしぎは刀を取り、アルトを牽制する。
『攻撃の必要はないよ。僕はノティ・アルト、海軍本部中将だ。今はスモーカークンの指示でキミの下へ来た』
アルトは一応左足にある“正義”を銃で指し示す。
「!!? 中将!?なぜ中将がここに?」
『来たのはクザンクンの特例。これは僕の判断』
アルトは銃を掲げる。
『とりあえず、スモーカークンにはキミに従うように言われたから、今の状況から最良の指示をもらえるかな?』
「私は曹長ですよ!! 中将に命令なんて!!」
『そんなことは聞いてないよ、たしぎクン。階級なんて戦場 じゃ関係ないだろ』
「………」
アルトの覇気に圧倒され黙るたしぎ。ふと思い出したようにたしぎは時計に目をやる。爆破まで5分を切った。
黙り込むたしぎに対してアルトは息をつく。
『めんどうだから、聞くよ。僕はクロコダイルを“倒し”に行くべきなのかな?』
アルトの言葉にたしぎは立ち上がる。そして首を横に振った。
「……いえ。今は広場への爆破阻止が優先されます」
『爆破?』
「はい。後、5分弱で内乱が起こっている広場で爆破が起こるそうです」
『爆弾の位置の特定は?』
「まだ…です。今、私の部下と麦わらの一味が探しているところです」
『麦わらの一味? 例の海賊だね』
「………はい。私達よりも彼らの方が見つける可能性が高いです。なので…彼らを、“麦わら一味を援護”するべきだと……」
『それは命令?』
アルトの言葉にたしぎは刀を握り締める。そして、アルトの目を見て言った。
「はい、命令です!」
『だってさ、二人共聞こえた??』
「「はっ!!」」
「!?」
アルトの電伝虫から二人の男の声が聞こえる。
『じゃあ、作戦をはじめよう。ロールクン達は麦わらの一味を援護しながら敵を迎撃。シュフォンクンは爆弾の位置の特定を』
「「はっ!!」」
「……今のは」
『僕の部下。さて、たしぎクン広場へ行こうか』
「はい……!!」
アルトとたしぎは広場へ向かった。
広場。
「見つけたァ!!! 王女!!」
「てめぇらから居場所を教えてくれやがった!!!」
「B・W の残党がまだ…!!」
「敵まで呼んじまった!!!」
ウソップとビビは敵から逃げる。
「「「ぎゃあああ!!!」」」
「何!?」
大きな悲鳴と共に敵エージェント達が一瞬で片付いた。ウソップとビビはびっくりして足を止める。砂煙から姿を現したのはアルトとたしぎ。
『たしぎクン。彼らが“麦わら”だね』
「はい」
「あ………あり……ありが……??」
戸惑うウソップにたしぎは言う。
「あなた達を援護します!! 広場の爆破を止めて下さいっ!!!さぁ急いで!!!」
「B・W !!? 知らねぇなァ、そんな会社があるって証拠がどこにある!?」
「「……!!」」
「おれ達ァ、アラバスタの市民だぜ!!? 海兵さん」
「反乱に紛れてあんたら善良な市民を……」
ズバンッ…!!!
バンッ!!!
「「!!?」」
斬撃と銃声が轟く。倒れるエージェント達の後ろには刀を構えたたしぎと銃を持つアルト。
「たしぎ曹長っ!!」
「何を躊躇してるんです!!? 証拠なんて待ってたら何も防げないでしょう!!? 敵はその目で見極めなさいっ!!」
『………』
[ノティ中将!! 爆弾を位置を特定しました]
アルトは武器を構えながら答える。
『どこ?』
[時計台です!!]
『たしぎクン。時計台らしい…』
「!?」
アルトが声をかけた時にはたしぎも時計台に目を向けていた。
「時計が…!!?」
「死ねっ」
『邪魔』
たしぎに凶器を向けたエージェントをバンッ!!っと撃ち倒す。たしぎはアルトを見る。
「ノティ中将、申し訳ありません…」
『構わない。たしぎクン、今からじゃ僕らは間に合わない。さっき会った海賊達に任せよう、何かするみたいだし』
アルトは時計台を指さす。たしぎが見たとき、空中を舞う人影が見えた。
「後5秒…」
4
3
2
1
「『………』」
「……止まった?」
『………なんだあの鳥…?』
アルトは時計台に止まった大きな鳥を見る。
[中将!! 鳥ではなく能力者のようです。今、爆弾らしきものを持ち出してます]
『どういうこと…?』
[確認しました。爆発阻止失敗の模様。彼はアラバスタの守護神と呼ばれている人物で…]
カチャ
ドォンッ!!
空が爆弾する。風圧が下の広場にも広がる。
『!!』
「………!!」
砂煙が舞う、辺りはやけに静かだった。
『爆破!? 死んだの…?』
[確認出来ません]
アルトは空に目が釘付けになった。
たしぎは刀を取り、アルトを牽制する。
『攻撃の必要はないよ。僕はノティ・アルト、海軍本部中将だ。今はスモーカークンの指示でキミの下へ来た』
アルトは一応左足にある“正義”を銃で指し示す。
「!!? 中将!?なぜ中将がここに?」
『来たのはクザンクンの特例。これは僕の判断』
アルトは銃を掲げる。
『とりあえず、スモーカークンにはキミに従うように言われたから、今の状況から最良の指示をもらえるかな?』
「私は曹長ですよ!! 中将に命令なんて!!」
『そんなことは聞いてないよ、たしぎクン。階級なんて
「………」
アルトの覇気に圧倒され黙るたしぎ。ふと思い出したようにたしぎは時計に目をやる。爆破まで5分を切った。
黙り込むたしぎに対してアルトは息をつく。
『めんどうだから、聞くよ。僕はクロコダイルを“倒し”に行くべきなのかな?』
アルトの言葉にたしぎは立ち上がる。そして首を横に振った。
「……いえ。今は広場への爆破阻止が優先されます」
『爆破?』
「はい。後、5分弱で内乱が起こっている広場で爆破が起こるそうです」
『爆弾の位置の特定は?』
「まだ…です。今、私の部下と麦わらの一味が探しているところです」
『麦わらの一味? 例の海賊だね』
「………はい。私達よりも彼らの方が見つける可能性が高いです。なので…彼らを、“麦わら一味を援護”するべきだと……」
『それは命令?』
アルトの言葉にたしぎは刀を握り締める。そして、アルトの目を見て言った。
「はい、命令です!」
『だってさ、二人共聞こえた??』
「「はっ!!」」
「!?」
アルトの電伝虫から二人の男の声が聞こえる。
『じゃあ、作戦をはじめよう。ロールクン達は麦わらの一味を援護しながら敵を迎撃。シュフォンクンは爆弾の位置の特定を』
「「はっ!!」」
「……今のは」
『僕の部下。さて、たしぎクン広場へ行こうか』
「はい……!!」
アルトとたしぎは広場へ向かった。
広場。
「見つけたァ!!! 王女!!」
「てめぇらから居場所を教えてくれやがった!!!」
「
「敵まで呼んじまった!!!」
ウソップとビビは敵から逃げる。
「「「ぎゃあああ!!!」」」
「何!?」
大きな悲鳴と共に敵エージェント達が一瞬で片付いた。ウソップとビビはびっくりして足を止める。砂煙から姿を現したのはアルトとたしぎ。
『たしぎクン。彼らが“麦わら”だね』
「はい」
「あ………あり……ありが……??」
戸惑うウソップにたしぎは言う。
「あなた達を援護します!! 広場の爆破を止めて下さいっ!!!さぁ急いで!!!」
「
「「……!!」」
「おれ達ァ、アラバスタの市民だぜ!!? 海兵さん」
「反乱に紛れてあんたら善良な市民を……」
ズバンッ…!!!
バンッ!!!
「「!!?」」
斬撃と銃声が轟く。倒れるエージェント達の後ろには刀を構えたたしぎと銃を持つアルト。
「たしぎ曹長っ!!」
「何を躊躇してるんです!!? 証拠なんて待ってたら何も防げないでしょう!!? 敵はその目で見極めなさいっ!!」
『………』
[ノティ中将!! 爆弾を位置を特定しました]
アルトは武器を構えながら答える。
『どこ?』
[時計台です!!]
『たしぎクン。時計台らしい…』
「!?」
アルトが声をかけた時にはたしぎも時計台に目を向けていた。
「時計が…!!?」
「死ねっ」
『邪魔』
たしぎに凶器を向けたエージェントをバンッ!!っと撃ち倒す。たしぎはアルトを見る。
「ノティ中将、申し訳ありません…」
『構わない。たしぎクン、今からじゃ僕らは間に合わない。さっき会った海賊達に任せよう、何かするみたいだし』
アルトは時計台を指さす。たしぎが見たとき、空中を舞う人影が見えた。
「後5秒…」
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「『………』」
「……止まった?」
『………なんだあの鳥…?』
アルトは時計台に止まった大きな鳥を見る。
[中将!! 鳥ではなく能力者のようです。今、爆弾らしきものを持ち出してます]
『どういうこと…?』
[確認しました。爆発阻止失敗の模様。彼はアラバスタの守護神と呼ばれている人物で…]
カチャ
ドォンッ!!
空が爆弾する。風圧が下の広場にも広がる。
『!!』
「………!!」
砂煙が舞う、辺りはやけに静かだった。
『爆破!? 死んだの…?』
[確認出来ません]
アルトは空に目が釘付けになった。