シャボンダマノサキ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
戦場に降る火山弾の雨。
その一つがモビーディック号に向かって降って来た。
白ひげは大きな火山弾を見上げると手に持っていた槍で一突きにする。
「派手に点火しやがって……」
フーッと火山弾に息を吹きかける。その排気量で火山弾はただの石の塊になった。
「誕生ケーキにでも灯してやがれ、マグマ小僧!!」
「フフフ…派手な葬式はキライか、白ひげ」
「撃て撃て!!休むな」
「隊長達を止めろー!!」
「陸に上げるな!!モビーデック号を撃ち落とし、白ひげを討ち取れェー!!!!」
戦場に怒号が飛び交う。
バキュンバキュン……!
『……!』
海賊達を倒しているアルトの背に銃弾が撃ち込まれた。しかし事前に浮かべていた“無秩序(ケイオス)”の盾が瞬時に反応し、カンカンッと銃弾を阻む。攻撃した相手はチッと舌打ちをした。
「“ゼロ”のアルトってのは、能力者だったのか」
『ヘェ…。僕のこと知ってるんだ』
正義のコートを翻し振り返ったアルトに対峙するのは白ひげ16番隊隊長、イゾウだ。銃口をアルトの頭に向けていた。
「その若さで海軍中将。否応なしに注意するものだろ?」
『階級が海兵の…強さの全てじゃないけどね』
ヒュン…!!ガキィン…!!
『……!』
「フン。おれを舐めるなよ」
一瞬で間合いを詰めたアルト。イゾウは予期した様で、アルトの蹴りを銃で受け止めた。
『でも、僕の間合いに変わりはないよ』
「!」
アルトはイゾウの右手を抑えつけた脚に重心をかけると、タンッともう片方の脚を蹴りあげる。身体を一回転空中で回したと思えば、脚を思いっきり振り下ろした。
ドカァーン……!!
「「!!」」
「イゾウ隊長!!」
海賊達が声を上げる。アルトが放った“嵐脚(ランキャク)”で氷塊が大きく円を描いてえぐれた。
顔をあげたアルトは変わらない表情をイゾウに向ける。
『ハズしたつもりはなかったんだけど』
「なかなか見込みのある奴だな。近接のプロと呼ばれるだけある」
『それって誉めてるの?』
よっと、と声を出しアルトは体勢を立て直そうとする。その手元目掛けてイゾウは銃をバンッっと撃った。
『!』
バンバンバンバンバン…!!っとさらに立て続けに、アルトに間合いを取らすように5発撃つ込む。
『おっとっと…』
アルトは撃たれながらも体勢を立て直した。そんなアルトにイゾウは銃を向けたままニヤッと笑う。
「誉めてやるよ。だがその“特技”は、近づけなきゃ役立たずだぜ」
『……あーうん、否定は出来ないな』
「ヘェ、素直なんだな」
『まぁね……。けど、安心していいよ』
「?」
『“近づけない”なんて状態になった事はないから』
アルトは両手に銃を持つと、口元が微かにほほ笑む。イゾウは表情の変化に少し驚いた。
ボコオ…ン!!!
巨大な音がマリンフォードに響く。軍艦がいくつか一気に破壊されたようだ。
「な!!?」
「!」
他の海兵達も音の方を見上げていた。その視線の先には巨大な人間が……
「行けェ、リトルオーズJr.!!!」
「軍艦の方陣を破れェ!!!」
ゴゴゴォォォ…!!
「…“国引きオーズ”の子孫だね…」
「これはでかい!!巨人族の常識を超えてる……!!!」
前線に立つつると同じく海軍本部中将のドーベルマンがオーズJr.を見上げる。
「エースぐんは優じいんだ。絶だいに死なぜねェ」
オオオオ~~!!!ッと雄叫びを上げるオーズJr.。中将たちはすぐに近くの海兵に指示を出す。
「湾内への侵入を許すな!!!」
「奴らの突破口になるぞ!!!」
「キシシシ!!!オーズの子孫!!?白ひげ傘下にいたのかァ!!!」
モリアが歓喜に震えながら子供のように叫ぶ。
「欲しい!!!アイツの死体が欲しい!!!」
「………」
「フッフッフッフッフ!!!」
モリアが叫ぶ中、隣にいるくまは静観。城壁の縁に乗り、戦場を見るドフラミンゴは舌舐めずりをした。
「ウズいて来るぜ……」
.
その一つがモビーディック号に向かって降って来た。
白ひげは大きな火山弾を見上げると手に持っていた槍で一突きにする。
「派手に点火しやがって……」
フーッと火山弾に息を吹きかける。その排気量で火山弾はただの石の塊になった。
「誕生ケーキにでも灯してやがれ、マグマ小僧!!」
「フフフ…派手な葬式はキライか、白ひげ」
「撃て撃て!!休むな」
「隊長達を止めろー!!」
「陸に上げるな!!モビーデック号を撃ち落とし、白ひげを討ち取れェー!!!!」
戦場に怒号が飛び交う。
バキュンバキュン……!
『……!』
海賊達を倒しているアルトの背に銃弾が撃ち込まれた。しかし事前に浮かべていた“無秩序(ケイオス)”の盾が瞬時に反応し、カンカンッと銃弾を阻む。攻撃した相手はチッと舌打ちをした。
「“ゼロ”のアルトってのは、能力者だったのか」
『ヘェ…。僕のこと知ってるんだ』
正義のコートを翻し振り返ったアルトに対峙するのは白ひげ16番隊隊長、イゾウだ。銃口をアルトの頭に向けていた。
「その若さで海軍中将。否応なしに注意するものだろ?」
『階級が海兵の…強さの全てじゃないけどね』
ヒュン…!!ガキィン…!!
『……!』
「フン。おれを舐めるなよ」
一瞬で間合いを詰めたアルト。イゾウは予期した様で、アルトの蹴りを銃で受け止めた。
『でも、僕の間合いに変わりはないよ』
「!」
アルトはイゾウの右手を抑えつけた脚に重心をかけると、タンッともう片方の脚を蹴りあげる。身体を一回転空中で回したと思えば、脚を思いっきり振り下ろした。
ドカァーン……!!
「「!!」」
「イゾウ隊長!!」
海賊達が声を上げる。アルトが放った“嵐脚(ランキャク)”で氷塊が大きく円を描いてえぐれた。
顔をあげたアルトは変わらない表情をイゾウに向ける。
『ハズしたつもりはなかったんだけど』
「なかなか見込みのある奴だな。近接のプロと呼ばれるだけある」
『それって誉めてるの?』
よっと、と声を出しアルトは体勢を立て直そうとする。その手元目掛けてイゾウは銃をバンッっと撃った。
『!』
バンバンバンバンバン…!!っとさらに立て続けに、アルトに間合いを取らすように5発撃つ込む。
『おっとっと…』
アルトは撃たれながらも体勢を立て直した。そんなアルトにイゾウは銃を向けたままニヤッと笑う。
「誉めてやるよ。だがその“特技”は、近づけなきゃ役立たずだぜ」
『……あーうん、否定は出来ないな』
「ヘェ、素直なんだな」
『まぁね……。けど、安心していいよ』
「?」
『“近づけない”なんて状態になった事はないから』
アルトは両手に銃を持つと、口元が微かにほほ笑む。イゾウは表情の変化に少し驚いた。
ボコオ…ン!!!
巨大な音がマリンフォードに響く。軍艦がいくつか一気に破壊されたようだ。
「な!!?」
「!」
他の海兵達も音の方を見上げていた。その視線の先には巨大な人間が……
「行けェ、リトルオーズJr.!!!」
「軍艦の方陣を破れェ!!!」
ゴゴゴォォォ…!!
「…“国引きオーズ”の子孫だね…」
「これはでかい!!巨人族の常識を超えてる……!!!」
前線に立つつると同じく海軍本部中将のドーベルマンがオーズJr.を見上げる。
「エースぐんは優じいんだ。絶だいに死なぜねェ」
オオオオ~~!!!ッと雄叫びを上げるオーズJr.。中将たちはすぐに近くの海兵に指示を出す。
「湾内への侵入を許すな!!!」
「奴らの突破口になるぞ!!!」
「キシシシ!!!オーズの子孫!!?白ひげ傘下にいたのかァ!!!」
モリアが歓喜に震えながら子供のように叫ぶ。
「欲しい!!!アイツの死体が欲しい!!!」
「………」
「フッフッフッフッフ!!!」
モリアが叫ぶ中、隣にいるくまは静観。城壁の縁に乗り、戦場を見るドフラミンゴは舌舐めずりをした。
「ウズいて来るぜ……」
.