シャボンダマノサキ
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「アルト…!」
『!?』
アルトはつるに名を呼ばれ、振り返る。現れた四皇“白ひげ”により今まさに戦場となる場に関わらず物思いにふけてしまうとは…アルトは自分でも呆れてしまった。
「私らも前に出るよ」
『ああ……わかった』
つるの言葉に頷いたアルトは歩き出す。ふと、動かないガープに目を向けた。
『ガープサンは?』
「わしはここに残る」
『え…?!』
「ガープも思う所はある、好きにさせてやりな」
「そう言うことじゃ」
『…うん。じゃあ、行くね』
「おう。しっかり働いて来い!」
ガープの言葉にアルトは手を上げて答える。そしてつると共に前線へ向かった。
「グララララララ……」
「……こうも急接近されるとは…」
戦場に地響きのように響く白ひげ海賊団の鼓舞を耳の片隅に捉えながら、センゴクが忌々しそうに言った。
白ひげ海賊団の登場により、戦場の緊張感が一気に増す。
「「「……!!」」」
立っている、たったそれだけで他を圧倒する存在――それが“白ひげ”である。自然に放つその覇気に戦場にいる海兵達は息をのんだ。
「………」
目の前に現れた白ひげ海賊団を食い入るように見つめるエース。ギリッと歯を噛み締める。
「オヤジ……みんな……おれはみんなの忠告を無視して飛び出したのに」
「……」
呟くように言葉を吐きだしたエースはグッと顔を上げ、白ひげの船に向かって声を張り上げた。
「何で見捨ててくれなかったんだよォ!!!おれの身勝手でこうなっちまったのに……!!」
エースの声が戦場に響く。白ひげはエースの言葉を聞き遂げた後、はっきりと言った。
「いや…おれは行けと言ったハズだぜ、息子よ」
「!!?」
エースは驚きの表情になる。しかしすぐにかぶりを振った。
「!!……ウソつけ!!バカ言ってんじゃねェよ!!!あんたがあの時止めたのにおれは…」
「おれは行けと言った。―――そうだろ、マルコ」
「ああ、おれも聞いてたよい!!とんだ苦労かけちまったなァ、エース!!」
白ひげの後方に控えていた白ひげ海賊団、一番隊隊長“不死鳥のマルコ”は一歩前へ踏み出す。
「この海じゃあ誰でも知ってるハズだ。
おれ達の仲間に手を出せば一体どうなるかって事くらいなァ!!!」
「お前を傷つけた奴ァ、誰一人生かしちゃおかねェぞエース!!!」
「待ってろ!!!今助けるぞォォォ!!!」
「覚悟しろ!海軍本部!!」
ウォォォォォォ!!!
「………!!」
「とんでもねェモン呼び寄せたなァ…」
「何を今更言うちょるんじゃあ」
処刑台の下でどっしりと構える青キジが言葉を濁すと、隣に座る赤犬が呆れたと言わんばかりに言葉を返す。
「―――気味が悪いねェ~~…」
黄猿は目の前で響く白ひげ海賊団の鼓舞を冷ややかな目で見ていた。
ズズズズズズズズ…!!!
「「「!」」」
まるで時を謀ったかの様に地面が大きく揺れ出す。
「なんだこの地鳴りは!!!」
「そら来たぞい。さっきあいつが仕掛けた“海震”が…“津波”に変わってやって来る…!!!」
海兵が迫りくる津波に圧倒される中、処刑台の下にいるガープが真剣な目つきで上を見上げた。
「“グラグラの実”の“地震人間”……“白ひげ”エドワード・ニューゲイト!!」
「勢力で上回ろうが勝ちとタカをくくるなよ!!最期を迎えるのは我々かもしれんのだ。……あの男は」
センゴクと白ひげは一瞬目が合う。センゴクは処刑台から海兵に向かって怒鳴った。
「世界を滅ぼす力を持っているんだ!!!!」
ゴオッと津波がマリンフォードに迫る。シャボンティ諸島で見守る誰かが叫んだ。
“始まるぞ!!……戦争が!!”
「「「オオォオォォォ!!!!!」」」
戦争の火ぶたが切って落とされた。
攻め入るは―――“白ひげ”率いる新世界47隻の海賊艦隊。
迎え撃つは―――政府の二大勢力“海軍本部”“王下七武海”
誰が勝ち誰が敗けても……“時代が変わる!!!”
.
『!?』
アルトはつるに名を呼ばれ、振り返る。現れた四皇“白ひげ”により今まさに戦場となる場に関わらず物思いにふけてしまうとは…アルトは自分でも呆れてしまった。
「私らも前に出るよ」
『ああ……わかった』
つるの言葉に頷いたアルトは歩き出す。ふと、動かないガープに目を向けた。
『ガープサンは?』
「わしはここに残る」
『え…?!』
「ガープも思う所はある、好きにさせてやりな」
「そう言うことじゃ」
『…うん。じゃあ、行くね』
「おう。しっかり働いて来い!」
ガープの言葉にアルトは手を上げて答える。そしてつると共に前線へ向かった。
「グララララララ……」
「……こうも急接近されるとは…」
戦場に地響きのように響く白ひげ海賊団の鼓舞を耳の片隅に捉えながら、センゴクが忌々しそうに言った。
白ひげ海賊団の登場により、戦場の緊張感が一気に増す。
「「「……!!」」」
立っている、たったそれだけで他を圧倒する存在――それが“白ひげ”である。自然に放つその覇気に戦場にいる海兵達は息をのんだ。
「………」
目の前に現れた白ひげ海賊団を食い入るように見つめるエース。ギリッと歯を噛み締める。
「オヤジ……みんな……おれはみんなの忠告を無視して飛び出したのに」
「……」
呟くように言葉を吐きだしたエースはグッと顔を上げ、白ひげの船に向かって声を張り上げた。
「何で見捨ててくれなかったんだよォ!!!おれの身勝手でこうなっちまったのに……!!」
エースの声が戦場に響く。白ひげはエースの言葉を聞き遂げた後、はっきりと言った。
「いや…おれは行けと言ったハズだぜ、息子よ」
「!!?」
エースは驚きの表情になる。しかしすぐにかぶりを振った。
「!!……ウソつけ!!バカ言ってんじゃねェよ!!!あんたがあの時止めたのにおれは…」
「おれは行けと言った。―――そうだろ、マルコ」
「ああ、おれも聞いてたよい!!とんだ苦労かけちまったなァ、エース!!」
白ひげの後方に控えていた白ひげ海賊団、一番隊隊長“不死鳥のマルコ”は一歩前へ踏み出す。
「この海じゃあ誰でも知ってるハズだ。
おれ達の仲間に手を出せば一体どうなるかって事くらいなァ!!!」
「お前を傷つけた奴ァ、誰一人生かしちゃおかねェぞエース!!!」
「待ってろ!!!今助けるぞォォォ!!!」
「覚悟しろ!海軍本部!!」
ウォォォォォォ!!!
「………!!」
「とんでもねェモン呼び寄せたなァ…」
「何を今更言うちょるんじゃあ」
処刑台の下でどっしりと構える青キジが言葉を濁すと、隣に座る赤犬が呆れたと言わんばかりに言葉を返す。
「―――気味が悪いねェ~~…」
黄猿は目の前で響く白ひげ海賊団の鼓舞を冷ややかな目で見ていた。
ズズズズズズズズ…!!!
「「「!」」」
まるで時を謀ったかの様に地面が大きく揺れ出す。
「なんだこの地鳴りは!!!」
「そら来たぞい。さっきあいつが仕掛けた“海震”が…“津波”に変わってやって来る…!!!」
海兵が迫りくる津波に圧倒される中、処刑台の下にいるガープが真剣な目つきで上を見上げた。
「“グラグラの実”の“地震人間”……“白ひげ”エドワード・ニューゲイト!!」
「勢力で上回ろうが勝ちとタカをくくるなよ!!最期を迎えるのは我々かもしれんのだ。……あの男は」
センゴクと白ひげは一瞬目が合う。センゴクは処刑台から海兵に向かって怒鳴った。
「世界を滅ぼす力を持っているんだ!!!!」
ゴオッと津波がマリンフォードに迫る。シャボンティ諸島で見守る誰かが叫んだ。
“始まるぞ!!……戦争が!!”
「「「オオォオォォォ!!!!!」」」
戦争の火ぶたが切って落とされた。
攻め入るは―――“白ひげ”率いる新世界47隻の海賊艦隊。
迎え撃つは―――政府の二大勢力“海軍本部”“王下七武海”
誰が勝ち誰が敗けても……“時代が変わる!!!”
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