ミオサメノソラ
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それから1年。
「よぉ、アルト」
『あ、クザンクン!!おかえり!』
病室で本を読んでいたアルトは青キジの来訪に本を閉じた。
「今日は大人しくしてたみたいだな」
『おつるサンから本を借りたから読んでた』
「へェ、何の本?」
『航海術の本』
「また難しいのを…」
『覚えてた方がいいって。仕事、終わったの?』
「ああ。そんで持ってこれ、お土産」
青キジはケーキの箱をアルトに手渡す。アルトは表情には出ないが、嬉しそうなオーラを出した。
『フレイバーのケーキ!』
「たまたま任務先が近くだったからな」
『これ、おいしくて好きだ。ありがとう』
「どういたしまして」
青キジはアルトのベットに腰掛ける。アルトはいただきます、っとケーキを食べ始めた。
「アルト、もうすぐ退院だな」
『うん!後1週間様子見て、良かったらいいって言ってた』
「そうか。で、治ったらどうする?」
『ああ……僕、“さいふぁーぽーる”に入るよ』
「へ~“CP”ねェ。―――って、ええ!?」
青キジは驚いてベットから落ちそうになった。アルトは首を傾げる。
『大丈夫かい……??』
「あ、まぁ…ってそれどういうこと?」
『ん?どういうって……』
「“CP”に入るって。なんでアルトがその組織知ってんの??」
『おつるサンに聞いた』
「おつるサン?」
『うん。治った後どうしたらいいか分からなくて、おつるサンに聞いたんだ。そしたら“自分で決めろ”って言われた』
「……」
『それで僕、“海軍に入りたい”って言ったんだ。そしたら、センゴクサンに聞いておいでって言われて。
センゴクサンに聞いたら、僕はまだ海軍には入れないらしい。“てきせいねんれい”が来るまで“さいふぁーぽーる”で修業しろって言われた』
「お前、センゴクさんにまで話したのか」
『うん!“さいふぁーぽーる”のことはクザンクンに聞けばいいって言ってたよ』
「(……あの人たちは……!!)」
青キジは頭をポリポリとかく。
『ダメかな……??』
「……いや。どっちにしても怪我が治ったらここから出ないと行けないし、現時点でおれが後見人である以上はそこに行くことになるんだが……」
青キジは息をついた。
「(まさかアルトの方から言われるとは思わなかったからなァ。ちょっとビビった)」
『?』
「まぁ、海軍に入るってんならあながち間違ったルートじゃねェが……。アルトは本当に海兵になりたいのか?」
『うん!だって海軍は世界を守るんでしょ??』
「!……まぁ、そうだな」
『僕も守りたい!!クザンクンが僕を助けてくれたみたいに僕も誰かを助けたいんだ……!!』
「……(しっかり考えてるって思っていいのかねェ)」
青キジは嬉しそうな声で話すアルトを見て微笑む。そしてアルトの頭を撫でた。
「“CP”にはお前くらいの子供がたくさんいる。でも、とても厳しいところだ。覚悟しとけよ」
『うん!!』
.
「よぉ、アルト」
『あ、クザンクン!!おかえり!』
病室で本を読んでいたアルトは青キジの来訪に本を閉じた。
「今日は大人しくしてたみたいだな」
『おつるサンから本を借りたから読んでた』
「へェ、何の本?」
『航海術の本』
「また難しいのを…」
『覚えてた方がいいって。仕事、終わったの?』
「ああ。そんで持ってこれ、お土産」
青キジはケーキの箱をアルトに手渡す。アルトは表情には出ないが、嬉しそうなオーラを出した。
『フレイバーのケーキ!』
「たまたま任務先が近くだったからな」
『これ、おいしくて好きだ。ありがとう』
「どういたしまして」
青キジはアルトのベットに腰掛ける。アルトはいただきます、っとケーキを食べ始めた。
「アルト、もうすぐ退院だな」
『うん!後1週間様子見て、良かったらいいって言ってた』
「そうか。で、治ったらどうする?」
『ああ……僕、“さいふぁーぽーる”に入るよ』
「へ~“CP”ねェ。―――って、ええ!?」
青キジは驚いてベットから落ちそうになった。アルトは首を傾げる。
『大丈夫かい……??』
「あ、まぁ…ってそれどういうこと?」
『ん?どういうって……』
「“CP”に入るって。なんでアルトがその組織知ってんの??」
『おつるサンに聞いた』
「おつるサン?」
『うん。治った後どうしたらいいか分からなくて、おつるサンに聞いたんだ。そしたら“自分で決めろ”って言われた』
「……」
『それで僕、“海軍に入りたい”って言ったんだ。そしたら、センゴクサンに聞いておいでって言われて。
センゴクサンに聞いたら、僕はまだ海軍には入れないらしい。“てきせいねんれい”が来るまで“さいふぁーぽーる”で修業しろって言われた』
「お前、センゴクさんにまで話したのか」
『うん!“さいふぁーぽーる”のことはクザンクンに聞けばいいって言ってたよ』
「(……あの人たちは……!!)」
青キジは頭をポリポリとかく。
『ダメかな……??』
「……いや。どっちにしても怪我が治ったらここから出ないと行けないし、現時点でおれが後見人である以上はそこに行くことになるんだが……」
青キジは息をついた。
「(まさかアルトの方から言われるとは思わなかったからなァ。ちょっとビビった)」
『?』
「まぁ、海軍に入るってんならあながち間違ったルートじゃねェが……。アルトは本当に海兵になりたいのか?」
『うん!だって海軍は世界を守るんでしょ??』
「!……まぁ、そうだな」
『僕も守りたい!!クザンクンが僕を助けてくれたみたいに僕も誰かを助けたいんだ……!!』
「……(しっかり考えてるって思っていいのかねェ)」
青キジは嬉しそうな声で話すアルトを見て微笑む。そしてアルトの頭を撫でた。
「“CP”にはお前くらいの子供がたくさんいる。でも、とても厳しいところだ。覚悟しとけよ」
『うん!!』
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