ミオサメノソラ
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「「ご苦労様です!!」」
マリンフォードに帰港したアルトとオニグモはエースを連れ、処刑台下へ訪れていた。
「手続きをしてくる」
『了解』
オニグモが処刑人へ手続きを取りに行った。アルトはエース隣で待機する。あの会話以降、一言も話していなかった。
「おい……」
『ん?なんだい?』
エースは横目でアルトは見た。アルトはその日、何本目かの飴を口に入れる。
「……“忘れてる”ってなんだ?」
『……。そのことは忘れてって言ったんだけどなァ』
「言えねェのか」
『ああ、悪いけど……今は言えない。全部終わってからって“約束”だから』
アルトは遠くを見ながら言った。エースはその緑の瞳に何かを感じ、口を閉ざした。
「……(“約束”か…)」
「これで任務は終わりだ」
オニグモが処刑人への手続きを終えて、処刑人と共に戻って来る。
エースは処刑人に引き渡された。
『じゃあね、ポートガスクン。会えてよかった』
「……」
「それでは、失礼します」
「来いっ!!」
処刑人はアルトとオニグモに敬礼をしてから、エースを連れて行った。
『……さて、行くか』
アルトは、んっと背を伸ばすとスタスタと歩き出す。
「おい、どこへ行く!もう招集はかかっとるんだぞ!!」
そんなアルトにオニグモは怒鳴る。アルトは立ち止まると肩を落とした。
『食堂にお菓子を足しに行くんだよ。部屋に戻るよりは近いから、そんなに遅くはならない』
「菓子、菓子とおめェはガキか」
『何?招集場所まで一緒に行きたいのかい?』
「!?んな訳ねェだろ!!」
『なら、先に行って。さすがに任務外までキミの小言は聞きたくないから、僕は後で行くよ』
「……!!」
アルトは背を向けたままヒラヒラと手を振って歩き出した。
海軍本部食堂
「あっ!!アルト中将!」
『やぁ、預けてたお菓子取りに来たんだけど』
「はい、ちょっと待ってくださいね」
コックは奥へ行き、お菓子の入った袋を持って帰って来た。
「どうぞ」
『ありがと』
「招集ですか?」
『うん。もうすぐ始まるからね』
「でも、お菓子は持って行かれるんですね」
『ああ、これがないと調子が出ないんだ』
袋のお菓子を後ろのポーチにしまう。
「あ!中将、これを」
『?』
コックがアルトに飴を渡す。ぺロペロキャンディーだ。
「うちのパテシエの作ったやつです。食べてやってください」
『そうなの?なら、ありがたく頂くよ』
アルトはそう言うとペロペロキャディーをカプッと口に入れる。
「頑張ってくださいね!!おれ達はうまい物いっぱい準備してますから!!」
『……。ああ、みんなに伝えとく』
「お気をつけて!!」
『ありがとう。……じゃあね』
アルトはそう言うと招集へ行った。
「……」
アルトを見送ったコックは違和感に首を傾げる。
「あれ??いつもは“じゃあ、また”って言うのにな」
.
マリンフォードに帰港したアルトとオニグモはエースを連れ、処刑台下へ訪れていた。
「手続きをしてくる」
『了解』
オニグモが処刑人へ手続きを取りに行った。アルトはエース隣で待機する。あの会話以降、一言も話していなかった。
「おい……」
『ん?なんだい?』
エースは横目でアルトは見た。アルトはその日、何本目かの飴を口に入れる。
「……“忘れてる”ってなんだ?」
『……。そのことは忘れてって言ったんだけどなァ』
「言えねェのか」
『ああ、悪いけど……今は言えない。全部終わってからって“約束”だから』
アルトは遠くを見ながら言った。エースはその緑の瞳に何かを感じ、口を閉ざした。
「……(“約束”か…)」
「これで任務は終わりだ」
オニグモが処刑人への手続きを終えて、処刑人と共に戻って来る。
エースは処刑人に引き渡された。
『じゃあね、ポートガスクン。会えてよかった』
「……」
「それでは、失礼します」
「来いっ!!」
処刑人はアルトとオニグモに敬礼をしてから、エースを連れて行った。
『……さて、行くか』
アルトは、んっと背を伸ばすとスタスタと歩き出す。
「おい、どこへ行く!もう招集はかかっとるんだぞ!!」
そんなアルトにオニグモは怒鳴る。アルトは立ち止まると肩を落とした。
『食堂にお菓子を足しに行くんだよ。部屋に戻るよりは近いから、そんなに遅くはならない』
「菓子、菓子とおめェはガキか」
『何?招集場所まで一緒に行きたいのかい?』
「!?んな訳ねェだろ!!」
『なら、先に行って。さすがに任務外までキミの小言は聞きたくないから、僕は後で行くよ』
「……!!」
アルトは背を向けたままヒラヒラと手を振って歩き出した。
海軍本部食堂
「あっ!!アルト中将!」
『やぁ、預けてたお菓子取りに来たんだけど』
「はい、ちょっと待ってくださいね」
コックは奥へ行き、お菓子の入った袋を持って帰って来た。
「どうぞ」
『ありがと』
「招集ですか?」
『うん。もうすぐ始まるからね』
「でも、お菓子は持って行かれるんですね」
『ああ、これがないと調子が出ないんだ』
袋のお菓子を後ろのポーチにしまう。
「あ!中将、これを」
『?』
コックがアルトに飴を渡す。ぺロペロキャンディーだ。
「うちのパテシエの作ったやつです。食べてやってください」
『そうなの?なら、ありがたく頂くよ』
アルトはそう言うとペロペロキャディーをカプッと口に入れる。
「頑張ってくださいね!!おれ達はうまい物いっぱい準備してますから!!」
『……。ああ、みんなに伝えとく』
「お気をつけて!!」
『ありがとう。……じゃあね』
アルトはそう言うと招集へ行った。
「……」
アルトを見送ったコックは違和感に首を傾げる。
「あれ??いつもは“じゃあ、また”って言うのにな」
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