ミオサメノソラ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
海軍本部、8番庫。
「遅い」
『まだ、約束の2分前じゃないか』
甲板からアルトを見下ろすオニグモは怒鳴った。アルトはそれに対し、少しめんどくさそうに返す。
「貴様の艦とは違うんだ。他の艦隊に乗るなら10分前に来るのが礼儀だろう」
『そう?早く着いてもキミを苛立たせるだけだと思ったんだけど……。悪かったね。今度から気をつけるよ』
「フン。今度なんぞあってたまるか」
アルトはオニグモの言葉に肩を竦め、甲板へ上がる。どうやらオニグモとアルトは相性が悪いようだ。
「本来ならおれだけでいいものを、センゴク元帥はなんでコイツまで……」
オニグモは悪態をつく。アルトは腕を組んだ。
『センゴクサンは“万全を期すため”って言ってたけど』
「センゴク“元帥”だ…!」
『……。呼び方は別にいいだろ。センゴクサンにダメだと言われた訳じゃない』
「貴様のその適当さが気に食わん」
『……まぁ、いいんじゃない。スキキライは人それぞれだし。でも今は任務だ。割り切ってね』
「当たり前だ。任務でなけりゃおめェなんざ乗せん」
『そう。なら構わないけど』
「……。ノティ、先に言っておくがこの艦の指揮権はおれにある。この作戦中はおれの指示が優先だ」
『わかってるよ。僕は“僕の任務”を果たすだけだから。それ以外の指示には従う』
「……チッ。時間だ。出すぞ」
「「「はっ!!」」」
オニグモは船首に向かって歩いて行く。アルトはその背中を見送った。
.
「遅い」
『まだ、約束の2分前じゃないか』
甲板からアルトを見下ろすオニグモは怒鳴った。アルトはそれに対し、少しめんどくさそうに返す。
「貴様の艦とは違うんだ。他の艦隊に乗るなら10分前に来るのが礼儀だろう」
『そう?早く着いてもキミを苛立たせるだけだと思ったんだけど……。悪かったね。今度から気をつけるよ』
「フン。今度なんぞあってたまるか」
アルトはオニグモの言葉に肩を竦め、甲板へ上がる。どうやらオニグモとアルトは相性が悪いようだ。
「本来ならおれだけでいいものを、センゴク元帥はなんでコイツまで……」
オニグモは悪態をつく。アルトは腕を組んだ。
『センゴクサンは“万全を期すため”って言ってたけど』
「センゴク“元帥”だ…!」
『……。呼び方は別にいいだろ。センゴクサンにダメだと言われた訳じゃない』
「貴様のその適当さが気に食わん」
『……まぁ、いいんじゃない。スキキライは人それぞれだし。でも今は任務だ。割り切ってね』
「当たり前だ。任務でなけりゃおめェなんざ乗せん」
『そう。なら構わないけど』
「……。ノティ、先に言っておくがこの艦の指揮権はおれにある。この作戦中はおれの指示が優先だ」
『わかってるよ。僕は“僕の任務”を果たすだけだから。それ以外の指示には従う』
「……チッ。時間だ。出すぞ」
「「「はっ!!」」」
オニグモは船首に向かって歩いて行く。アルトはその背中を見送った。
.