《潜入報告書vol.0》

これを読んでいるのがクザンクン、キミであることを願うよ

だって、めんどくさがりなキミがこの暗号を見つけるなんて…ある意味、究極の奇跡だからね




私がCP1をやめたという情報は伝わっていると思う。

突然で驚いただろうけど、私には助けないといけない人達が出来たの。
私達の親友、サウロが守りキミが逃がしたあの少女の様な存在を私も見つけたんだ。


その彼らが今、苦しんでる。

だから私は、自分の“正義”をかけて助けに行くよ



でも、その前にキミにこの情報を渡す。私が潜入していた場所で起こった真実の情報。

ただ、これを読んでも政府には言わないでほしい。

海軍中将であるキミに口止めするのはおかしいかもしれないけど、これは政府が知るべき情報ではないんだ。

……だけど私達が葬り去ってはいけない情報でもある。
葬ってしまったら、彼らのことを世界が知らないままになってしまう。それはダメなんだ。

だから、キミに託す。キミならきっと一番いい方法でこの情報を守ってくれるだろうから





知ってあげて

歴史の闇に翻弄された彼らのことを……


世界に彼らのことを話せる―――その日まで。

彼らのことを忘れないであげて



私は、この美しくて残酷な世界に彼らが生きた“証”を残してあげたいんだ





√A【最重要犯罪者、火拳のエース】

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