渡り鳥
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夜のGL。冬島を抜けたばかりの赤髪海賊団は海の上で停泊していた。
今は皆が寝静まり、昼間の賑やかさはなく、ただ波の音が一定の間隔で聞こえてくるだけ。
そんな静かな夜にジンは甲板に座っていた。
バサッ……
「ジン、そんなところにいたら風邪引くぞ」
『!?……シャンクスさん?』
頭に掛けられた毛布から顔を出したジンはシャンクスに笑顔を見せる。
『ありがとうございます』
「……」
『?どうかされましたか?』
「…いや」
シャンクスはジンのその笑顔が妙に痛々しくみえた。
「隣、いいか?」
『!ええ、もちろん』
「よっこいせ」
シャンクスは少々おじさんくさい声を出し、ジンの側に座る。
『シャンクスさんは寒くはないのですか?』
「おれは大丈夫だ。ところで、ジン」
『はい?』
「船長であり、人生の先輩でもあるおれに何か相談はないか?」
『相談…ですか?』
「……寝れねェんだろ?」
『……。そんなことありませんよ』
「ふ~ん。そうは見えねェが」
『……そうですか?』
シャンクスは苦笑した。
「判断が鈍ってるのがいい例だ。最近、お前自身の動作が散漫になってるの知ってるか?今日の敵だって、自然系(ロギア)だから助かったもんだ」
『……』
昼に一戦海賊と殺りあった。その時にジンは誤って斬られたのだ。
自然系でなければ致命的になっていた。
『申し訳ありません。…油断が過ぎました』
「謝る必要はないさ。無事だったんだからな」
シャンクスはニコッと笑う。ジンの瞳が微かに揺らいだ。ジンの動揺を見てとれたシャンクスはジンの頭を撫でる。
『…シャンクスさん…??』
「お前が寝れないのはよくわかるよ。たくさんの船を渡り歩いて来たお前が、いつもいつも乗った船に心を許せる訳じゃない。
お前は生きて行くために自然と自己防衛をしてるんだ」
『……』
「しかし困ったな。このままだといつかジンは倒れちまう」
『そこまでは行きません』
「今にも倒れそうなのに?」
『!倒れるなんて……!!』
ガバッ!!っとシャンクスはジンはを抱きしめた。
『!!?』
「おーよしよし」
シャンクスは子供をあやすように背中をポン…ポンと叩く。ジンは眉をひそめた。
『あの…シャンクスさん?これは一体…』
「人肌って暖けェだろ?」
『……?』
「で、こうやってると眠くなるんだぜ」
シャンクスは規則正しくジンの背中をポン…ポンと叩きながら優しく言った。
『……シャンクスさん、それは赤ん坊に行うことですよ』
「え!?そうなのか?」
シャンクスは初耳だと言わんばかりに声を上げる。ジンは笑った。
『ハハハ…!!四皇でも知らないことがあるのですね』
「ん?おれなんて知らないことだらけだぜ。だから人生面白れェんだ」
『いいですね……』
「ああ、だからお前も一緒に人生を楽しもう!」
『……シャンクスさん、』
「ん?」
『好きです』
「!!?」
突然のジンの言葉にシャンクスは驚き、目を見張る。
「え!?あ…ジン?そう言う意味で言った訳じゃ……。
た、確かにお前は男に見えないくらい可愛いから、そういう流れも悪く……」
『……貴方の、そういう生き方が……』
「!……ジン?」
『……』
シャンクスの腕の中でスースーと寝息を立てるジン。その長くスッと伸びたまつ毛をシャンクスは見下ろした。
【かわいいクルー】
「"生き方"が好きか…」
「残念だったな」
「!!ベン!?」
シャンクスは顔を上げる。後ろにはベンがいた。
「お前…いつから見てたんだ?」
「ジンをあやしてる辺りからか?」
「おれに聞くんじゃねェ」
「静かにしろ。ジンが起きるぞ」
「!」
シャンクスは急いで口を閉じる。眠るジン、起きる気配はない。
「……ふぅ」
「お頭、ジンを部屋に連れてくんだろ?今ベットの用意をしてくる」
「お、気が利くねェ」
「かわいいクルーのためだ」
「うわ、かわいくねー」
「フン…」
fin
**********
船を渡り歩くジンにとって安心できる場所を見つけるのは難しい。シャンクスはそれを与えてくれるて人になるだろうと思いました(なに言ってんだw)
ジンは赤髪海賊団に入るとみんなから可愛がられるポジションになりますww
今は皆が寝静まり、昼間の賑やかさはなく、ただ波の音が一定の間隔で聞こえてくるだけ。
そんな静かな夜にジンは甲板に座っていた。
バサッ……
「ジン、そんなところにいたら風邪引くぞ」
『!?……シャンクスさん?』
頭に掛けられた毛布から顔を出したジンはシャンクスに笑顔を見せる。
『ありがとうございます』
「……」
『?どうかされましたか?』
「…いや」
シャンクスはジンのその笑顔が妙に痛々しくみえた。
「隣、いいか?」
『!ええ、もちろん』
「よっこいせ」
シャンクスは少々おじさんくさい声を出し、ジンの側に座る。
『シャンクスさんは寒くはないのですか?』
「おれは大丈夫だ。ところで、ジン」
『はい?』
「船長であり、人生の先輩でもあるおれに何か相談はないか?」
『相談…ですか?』
「……寝れねェんだろ?」
『……。そんなことありませんよ』
「ふ~ん。そうは見えねェが」
『……そうですか?』
シャンクスは苦笑した。
「判断が鈍ってるのがいい例だ。最近、お前自身の動作が散漫になってるの知ってるか?今日の敵だって、自然系(ロギア)だから助かったもんだ」
『……』
昼に一戦海賊と殺りあった。その時にジンは誤って斬られたのだ。
自然系でなければ致命的になっていた。
『申し訳ありません。…油断が過ぎました』
「謝る必要はないさ。無事だったんだからな」
シャンクスはニコッと笑う。ジンの瞳が微かに揺らいだ。ジンの動揺を見てとれたシャンクスはジンの頭を撫でる。
『…シャンクスさん…??』
「お前が寝れないのはよくわかるよ。たくさんの船を渡り歩いて来たお前が、いつもいつも乗った船に心を許せる訳じゃない。
お前は生きて行くために自然と自己防衛をしてるんだ」
『……』
「しかし困ったな。このままだといつかジンは倒れちまう」
『そこまでは行きません』
「今にも倒れそうなのに?」
『!倒れるなんて……!!』
ガバッ!!っとシャンクスはジンはを抱きしめた。
『!!?』
「おーよしよし」
シャンクスは子供をあやすように背中をポン…ポンと叩く。ジンは眉をひそめた。
『あの…シャンクスさん?これは一体…』
「人肌って暖けェだろ?」
『……?』
「で、こうやってると眠くなるんだぜ」
シャンクスは規則正しくジンの背中をポン…ポンと叩きながら優しく言った。
『……シャンクスさん、それは赤ん坊に行うことですよ』
「え!?そうなのか?」
シャンクスは初耳だと言わんばかりに声を上げる。ジンは笑った。
『ハハハ…!!四皇でも知らないことがあるのですね』
「ん?おれなんて知らないことだらけだぜ。だから人生面白れェんだ」
『いいですね……』
「ああ、だからお前も一緒に人生を楽しもう!」
『……シャンクスさん、』
「ん?」
『好きです』
「!!?」
突然のジンの言葉にシャンクスは驚き、目を見張る。
「え!?あ…ジン?そう言う意味で言った訳じゃ……。
た、確かにお前は男に見えないくらい可愛いから、そういう流れも悪く……」
『……貴方の、そういう生き方が……』
「!……ジン?」
『……』
シャンクスの腕の中でスースーと寝息を立てるジン。その長くスッと伸びたまつ毛をシャンクスは見下ろした。
【かわいいクルー】
「"生き方"が好きか…」
「残念だったな」
「!!ベン!?」
シャンクスは顔を上げる。後ろにはベンがいた。
「お前…いつから見てたんだ?」
「ジンをあやしてる辺りからか?」
「おれに聞くんじゃねェ」
「静かにしろ。ジンが起きるぞ」
「!」
シャンクスは急いで口を閉じる。眠るジン、起きる気配はない。
「……ふぅ」
「お頭、ジンを部屋に連れてくんだろ?今ベットの用意をしてくる」
「お、気が利くねェ」
「かわいいクルーのためだ」
「うわ、かわいくねー」
「フン…」
fin
**********
船を渡り歩くジンにとって安心できる場所を見つけるのは難しい。シャンクスはそれを与えてくれるて人になるだろうと思いました(なに言ってんだw)
ジンは赤髪海賊団に入るとみんなから可愛がられるポジションになりますww