べビーシッター
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
三人と仲良くなったジン。
『お友達は皆さん3人だけですか?』
「いや。もうひとりいるぜ」
「けど、“男とは遊ばない”とかいって、となりのへやにとじこもってるんだ」
ジンの問いにミンゴとクロコが答える。ミホークがジンの服の裾を引っ張った。
『どうしました、ミホークくん』
「ジン、おれはおやつが食べたい」
『おやつですか……』
ジンの言葉にミホークは頷く。ジンは閃いた。
『では、もう一人の子も呼んでみんなで食べましょう』
「こねェよ」
『それはわかりませんよ、ミンゴくん。それにみんなで食べた方が、おやつは美味しくなるんですよ』
「そうなのか!!?」
『ええ。僕が呼んできます。みなさん少し待ってて下さいね』
ジンはそう言うと隣の部屋に向かった。
コンコンコン…ガチャ
『こんにちわ!』
「だれが入っていいといった!!」
ジンがドアを開けると、机の上に仁王立ちしている可愛い女の子がいた。
『(あの方に似てますね……)』
「そなたは何者じゃ!!」
『はじめまして僕はジンと申します』
「図が高い男じゃ!!わらわはハンコック!!何用じゃ!!」
『ハンコックさんですね。おやつを一緒に食べましょうとお誘いに来ました』
「いやじゃ!!わらわは男と一緒におやつは食わん!!おやつはここに持って来るのじゃ!」
『皆さんと食べた方がおいしいですよ』
「いやじゃ!!わらわは行かぬ」
ツーンとジンに言葉を返すハンコック。ジンは小さく息をついた。
『しかし隣ではハンコックさんとおやつを食べようと皆さんお待ちです。
来ないときっと悲しみます……』
「いいのじゃ。わらわは何をしても許される。なぜなら……わらわが“美しい”から!!」
バァン!!っと見下げすぎて逆に見上げしまったハンコックにフフ…っと笑った。
「笑うな!!」
『失礼しました。しかしハンコックさん。なぜ、男の子が嫌いなのですか?』
「男はガサツで、わらわをいじめる!!だからキライじゃ」
『なるほど……。では、こうしましょう』
「?」
ジンは片膝をつき、シルクハットをとる。そして机に仁王立ちしているハンコックを見上げ、まるで王女を守る騎士のように手を差し出した。
『姫様。よろしければ今だけ貴女の騎士となることを許していただけませんか?
貴女が皆とおやつを食べいる間、お側にいてお守り致します』
「……」
ハンコックは目を見張った。そして、手を伸ばすジンに向かって、真剣な目を向ける。
「ほんとうか?」
『ええ。貴女が望むままに』
「……。ならば、きしとしてみとめる」
『ありがとうございます。とても嬉しいです』
ジンはニコッと笑った。
「今だけだぞ!それと……。と、とくべつにわらわを抱っこすることをゆるすぞ!」
『はい。姫様』
ハンコックはそう言うとジンに手を伸ばした。ジンはハンコックを抱っこする。
「……今日のおやつはなんじゃ?」
『ショートケーキですよ』
「ふむ…まぁまぁじゃな。そなたはわらわからはなれるな。座るときも抱っこしておれ」
『承知しました』
ジンはニコッと笑う。ハンコックはそんなジンに満足そうに寄り掛かった。
ガチャっと隣の部屋のドアに音に反応して、3人が駆け寄って来る。
「来た!!遅いぞ、ジン!!」
「さっさと……」
ジンを見た、ミホークとミンゴ、クロコは目を丸くする。
クロコはジンの足元に来て、鉤爪をブンブン振りながら怒った。
「おい、お前!ジンから降りろ」
「そうだ!ずるいぞ!!おれもジンに抱っこされたい!!」
「む……!!」
下から3人の抗議の声が上がる。
「だまれ!!ジンはわらわの騎士じゃ!!おやつの時間はわらわの側にいると言うた」
「ジンは騎士じゃなくて魔法使いだ!!」
「「そーだそーだ!!」」
ハンコックはギュッとジンの服を握る。
『………(おやおや)』
ジンはハンコックを片手で抱え、もう一方の手を背に回した。
「む!ハトだ!!」
ミホークは指をさす。ジンな側にパタパタと羽ばたくハトが現れた。4羽いた。
ハトはテーブルに向かって飛び、子供たちが座るテーブルに止まる。
「「「……???」」」
『……』
ハトに視線を注ぐ4人を見たジンの口は弧を描く。そして背に回した手の指をパチンッと鳴らした。
すると、ハトがパンッ消えた直後にケーキとジュースが入ったグラスが現れる。
「「「「!!!」」」」
その光景を凝視する4人にジンは笑顔で言った。
『さぁ皆さん、席についておやつを食べましょうか』
ジンの機転で険悪なムードは吹っ飛び、4人で仲良くおやつを食べ始める。
そんな光景を、つると海軍本部元帥のセンゴクはドアから見ていた。
「予想以上に、上手くやってくれるね。いい旦那になるよ、あれは」
「(旦那!?)……ゴホンッ…し、仕方ない。あいつらが元に戻るまで、“渡り鳥”にベビーシッターを任せよう」
fin
『お友達は皆さん3人だけですか?』
「いや。もうひとりいるぜ」
「けど、“男とは遊ばない”とかいって、となりのへやにとじこもってるんだ」
ジンの問いにミンゴとクロコが答える。ミホークがジンの服の裾を引っ張った。
『どうしました、ミホークくん』
「ジン、おれはおやつが食べたい」
『おやつですか……』
ジンの言葉にミホークは頷く。ジンは閃いた。
『では、もう一人の子も呼んでみんなで食べましょう』
「こねェよ」
『それはわかりませんよ、ミンゴくん。それにみんなで食べた方が、おやつは美味しくなるんですよ』
「そうなのか!!?」
『ええ。僕が呼んできます。みなさん少し待ってて下さいね』
ジンはそう言うと隣の部屋に向かった。
コンコンコン…ガチャ
『こんにちわ!』
「だれが入っていいといった!!」
ジンがドアを開けると、机の上に仁王立ちしている可愛い女の子がいた。
『(あの方に似てますね……)』
「そなたは何者じゃ!!」
『はじめまして僕はジンと申します』
「図が高い男じゃ!!わらわはハンコック!!何用じゃ!!」
『ハンコックさんですね。おやつを一緒に食べましょうとお誘いに来ました』
「いやじゃ!!わらわは男と一緒におやつは食わん!!おやつはここに持って来るのじゃ!」
『皆さんと食べた方がおいしいですよ』
「いやじゃ!!わらわは行かぬ」
ツーンとジンに言葉を返すハンコック。ジンは小さく息をついた。
『しかし隣ではハンコックさんとおやつを食べようと皆さんお待ちです。
来ないときっと悲しみます……』
「いいのじゃ。わらわは何をしても許される。なぜなら……わらわが“美しい”から!!」
バァン!!っと見下げすぎて逆に見上げしまったハンコックにフフ…っと笑った。
「笑うな!!」
『失礼しました。しかしハンコックさん。なぜ、男の子が嫌いなのですか?』
「男はガサツで、わらわをいじめる!!だからキライじゃ」
『なるほど……。では、こうしましょう』
「?」
ジンは片膝をつき、シルクハットをとる。そして机に仁王立ちしているハンコックを見上げ、まるで王女を守る騎士のように手を差し出した。
『姫様。よろしければ今だけ貴女の騎士となることを許していただけませんか?
貴女が皆とおやつを食べいる間、お側にいてお守り致します』
「……」
ハンコックは目を見張った。そして、手を伸ばすジンに向かって、真剣な目を向ける。
「ほんとうか?」
『ええ。貴女が望むままに』
「……。ならば、きしとしてみとめる」
『ありがとうございます。とても嬉しいです』
ジンはニコッと笑った。
「今だけだぞ!それと……。と、とくべつにわらわを抱っこすることをゆるすぞ!」
『はい。姫様』
ハンコックはそう言うとジンに手を伸ばした。ジンはハンコックを抱っこする。
「……今日のおやつはなんじゃ?」
『ショートケーキですよ』
「ふむ…まぁまぁじゃな。そなたはわらわからはなれるな。座るときも抱っこしておれ」
『承知しました』
ジンはニコッと笑う。ハンコックはそんなジンに満足そうに寄り掛かった。
ガチャっと隣の部屋のドアに音に反応して、3人が駆け寄って来る。
「来た!!遅いぞ、ジン!!」
「さっさと……」
ジンを見た、ミホークとミンゴ、クロコは目を丸くする。
クロコはジンの足元に来て、鉤爪をブンブン振りながら怒った。
「おい、お前!ジンから降りろ」
「そうだ!ずるいぞ!!おれもジンに抱っこされたい!!」
「む……!!」
下から3人の抗議の声が上がる。
「だまれ!!ジンはわらわの騎士じゃ!!おやつの時間はわらわの側にいると言うた」
「ジンは騎士じゃなくて魔法使いだ!!」
「「そーだそーだ!!」」
ハンコックはギュッとジンの服を握る。
『………(おやおや)』
ジンはハンコックを片手で抱え、もう一方の手を背に回した。
「む!ハトだ!!」
ミホークは指をさす。ジンな側にパタパタと羽ばたくハトが現れた。4羽いた。
ハトはテーブルに向かって飛び、子供たちが座るテーブルに止まる。
「「「……???」」」
『……』
ハトに視線を注ぐ4人を見たジンの口は弧を描く。そして背に回した手の指をパチンッと鳴らした。
すると、ハトがパンッ消えた直後にケーキとジュースが入ったグラスが現れる。
「「「「!!!」」」」
その光景を凝視する4人にジンは笑顔で言った。
『さぁ皆さん、席についておやつを食べましょうか』
ジンの機転で険悪なムードは吹っ飛び、4人で仲良くおやつを食べ始める。
そんな光景を、つると海軍本部元帥のセンゴクはドアから見ていた。
「予想以上に、上手くやってくれるね。いい旦那になるよ、あれは」
「(旦那!?)……ゴホンッ…し、仕方ない。あいつらが元に戻るまで、“渡り鳥”にベビーシッターを任せよう」
fin