小さな中将
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2時間後、会議終了。
「さて、会議終わり~!アルト遊ぼう!!」
つるの膝に乗るアルトを抱え上げようと手を差し出した。
「ダメだよ、クザン~」
ガシッと黄猿が青キジの首根っこを掴む。
「えっ……!?」
「わしらはこれから訓練生の視察じゃ」
「えっ、そ、そんなァ~!!?」
「じゃあねェ~アルト君」
「さっさと元に戻るんじゃぞ」
「また……!?ちょっとこのデジャブーいやァー―――!!」
『は~い』
青キジを引きずって帰る黄猿と赤犬にアルトは手を振った。
「本当に親バカだねェ、あいつは」
『これを親バカと言っていいのかは疑問だけどね』
「アルトはどうするんだい?」
『僕は部屋に戻るよ。仕事は一応ないし』
海軍本部、アルトの部屋。
アルトはとりあえず執務机に乗り、書類の整理をした。
ガチャッ
『ん?』
アルトは顔を上げる。そこにはピンクのもこもこ……。
「アルト、なんだか面白ェ事になってんじゃねェか」
『なんで、アンタがここに…!?』
アルトは驚いた。
「お前に会いたくてなァ…フフ…来てやったぜ」
『……迷惑だ』
「そしたらなんだその姿。最高じゃねェか」
『本当に人の話聞かない奴だな』
「なァ、アルト。おれと遊ぼうぜ」
『“軽率 ”』
カンッ!
「あん?」
『寄るな!』
「……お前はいつの間に能力者に…」
『アンタにいう必要はないよね』
「でも、完全じゃねェよな……」
『(しまった)!?』
ドフラミンゴは指を動かす。アルトは体の動きを止められた。
『……っ』
「フッフッフッフッ……そうやって大人しくしてればいいんだよ。――!!」
ズパンッ!!
「ぐはっ!!」
『!!』
ドフラミンゴが倒れる。ドフラミンゴを襲った斬撃は盾によりアルトには届かなかった。
「……射程範囲内だ」
『“鷹の目”クン……』
黒刀“夜”を納めたミホークをアルトは呆然とした。
「ミホークだ」
『……。ミホーククン、キミまでどうしたの?』
「お前に会いに来た。そうしたら前に邪魔なピンクがいたのでな。斬った」
『ああ…そう』
「それでアルトはその体どうしたのだ?」
『ん?ああちょっと、試薬って奴?』
「??まぁ、いい。今は暇か?」
『暇?うーんそう言えないことも』
「ならば、行くぞ」
『行くってどこに?』
「お前が好きな店だ」
ミホークはそう言うとチケットを見せる。
『!!フレーバーの貸切ケーキ食べ放題券!!?』
「うぬ」
『それってフレイバーに1年間欠かさず通って初めて貰える幻のチケットじゃないか!!』
「その通り。一緒に行かぬか?」
『行く!!』
アルトは元気よく手を挙げた。ミホークはそんなアルトの頭を撫でる。そして抱っこする。
「その代わり、1日付き合え」
『?どこ行くの?』
「さぁ。決めておらぬが、一緒に遊ぶぞ」
『いいよ!』
さらっとOKを出したアルト。ミホークはそんなアルトをギュッと抱きしめた。
『ミホーククン、苦しい…っ!!』
「おお、すまん。じゃあ、行くぞ」
『うん!』
ミホークに抱っこされたまま部屋を後にするアルト。
「……まさか存在まで忘れらるとは………な」
部屋に取り残されたドフラミンゴは、サングラスの下から滝のように涙を流した。
fin
⇒あとがき
「さて、会議終わり~!アルト遊ぼう!!」
つるの膝に乗るアルトを抱え上げようと手を差し出した。
「ダメだよ、クザン~」
ガシッと黄猿が青キジの首根っこを掴む。
「えっ……!?」
「わしらはこれから訓練生の視察じゃ」
「えっ、そ、そんなァ~!!?」
「じゃあねェ~アルト君」
「さっさと元に戻るんじゃぞ」
「また……!?ちょっとこのデジャブーいやァー―――!!」
『は~い』
青キジを引きずって帰る黄猿と赤犬にアルトは手を振った。
「本当に親バカだねェ、あいつは」
『これを親バカと言っていいのかは疑問だけどね』
「アルトはどうするんだい?」
『僕は部屋に戻るよ。仕事は一応ないし』
海軍本部、アルトの部屋。
アルトはとりあえず執務机に乗り、書類の整理をした。
ガチャッ
『ん?』
アルトは顔を上げる。そこにはピンクのもこもこ……。
「アルト、なんだか面白ェ事になってんじゃねェか」
『なんで、アンタがここに…!?』
アルトは驚いた。
「お前に会いたくてなァ…フフ…来てやったぜ」
『……迷惑だ』
「そしたらなんだその姿。最高じゃねェか」
『本当に人の話聞かない奴だな』
「なァ、アルト。おれと遊ぼうぜ」
『“
カンッ!
「あん?」
『寄るな!』
「……お前はいつの間に能力者に…」
『アンタにいう必要はないよね』
「でも、完全じゃねェよな……」
『(しまった)!?』
ドフラミンゴは指を動かす。アルトは体の動きを止められた。
『……っ』
「フッフッフッフッ……そうやって大人しくしてればいいんだよ。――!!」
ズパンッ!!
「ぐはっ!!」
『!!』
ドフラミンゴが倒れる。ドフラミンゴを襲った斬撃は盾によりアルトには届かなかった。
「……射程範囲内だ」
『“鷹の目”クン……』
黒刀“夜”を納めたミホークをアルトは呆然とした。
「ミホークだ」
『……。ミホーククン、キミまでどうしたの?』
「お前に会いに来た。そうしたら前に邪魔なピンクがいたのでな。斬った」
『ああ…そう』
「それでアルトはその体どうしたのだ?」
『ん?ああちょっと、試薬って奴?』
「??まぁ、いい。今は暇か?」
『暇?うーんそう言えないことも』
「ならば、行くぞ」
『行くってどこに?』
「お前が好きな店だ」
ミホークはそう言うとチケットを見せる。
『!!フレーバーの貸切ケーキ食べ放題券!!?』
「うぬ」
『それってフレイバーに1年間欠かさず通って初めて貰える幻のチケットじゃないか!!』
「その通り。一緒に行かぬか?」
『行く!!』
アルトは元気よく手を挙げた。ミホークはそんなアルトの頭を撫でる。そして抱っこする。
「その代わり、1日付き合え」
『?どこ行くの?』
「さぁ。決めておらぬが、一緒に遊ぶぞ」
『いいよ!』
さらっとOKを出したアルト。ミホークはそんなアルトをギュッと抱きしめた。
『ミホーククン、苦しい…っ!!』
「おお、すまん。じゃあ、行くぞ」
『うん!』
ミホークに抱っこされたまま部屋を後にするアルト。
「……まさか存在まで忘れらるとは………な」
部屋に取り残されたドフラミンゴは、サングラスの下から滝のように涙を流した。
fin
⇒あとがき