キミがくれたもの
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
サニー号に遊びに来ていたアルトは甲板から海を見ていた。
「おーいワカメ!!」
「遊ぶぞ~~!!」
『僕はアルトだよ………って』
サニー号に遊びに来ているアルト。ルフィやチョッパーの声で振り返るとそこには思いっきり伸ばされたルフィの手。アルトはそのルフィの拳を反射的に避ける。
プチッ!!
『!?』
アルトは目を見張る。キラキラとした何かが空を舞った。アルトはそれを取るために手を伸ばす。飛び出したアルトの下に広がるのは広大な海。
『あ……』
バシャーン…!!
「「「!!!」」」
「ワカメ!!」
「アルト!!」
アルトは海へ落ちた。
『ガバッ……』
ゴボッ…と口から空気が抜ける。アルトは右手で口を塞ぐ。
『……っ』
(く、苦しぃ………っ)
アルトは左手をぐっと握り締める。しかし力が抜け始めた。
『……』
(も、ダメかも……)
どこかで何かが水に飛び込む音がした。しかしアルトは徐々に意識が遠のきはじめ、口を抑えた手もフッと離れる。
ガシッ!!
『……?』
腕を掴まれ、遠のきかけた意識は留まった。太い筋肉質の腕、そしてその腕の先には大好きな緑の髪………。
『!』
アルトは腕が引かれると、そのまま勢いよく海面に顔を出した。フッと息を吸った途端、愛しい人の声が耳に届く。
「おい、アルト!!」
『……ゴボッ、ゴボッゴボッ、ハァハァ』
「落ち着け。ゆっくり呼吸しろ」
咳き込むアルトを引き揚げたのはゾロ。
ゾロはアルトを胸に収めると、トントンっと背中を叩き落ち着かせる。
『……ハァ……ハァ』
「大丈夫か?おれがわかるか?」
『……ゾロ、クン……』
「よし。ケガはねェみたいだな」
アルトはコクリと頷く。
『でも、力が入らない……』
「そりゃ海だからな。とりあえず、船に行く。背中に乗れ」
『……うん』
アルトはゾロにおぶわれて船に向かう。サニー号は少し進んだ場所で停止していた。
「にしても、なんでてめェは自分から飛び込んだんだ?」
『……ん?』
「ルフィのパンチを避けたくせに急に飛び込んだだろ」
『ああ……。これが海に落ちそうだったから』
アルトは握り締めていた左手を開く。その手の中にはエメラルドのネックレスが輝いていた。
「それは……」
―――アルト、受け取れ
――何……?ネックレス??
―――お前の瞳の色みたいだったから買った。
――細いチェーン……女物?
―――……やっぱ、気に入らねェか?
――いや、すごく嬉しいよ!キミの頭と同じ緑だね
―――……!!てめェの瞳の色だって言っただろ。ほら、つけてやる。
――うん!!ありがと!大切にするね
「……」
そうネックレスは二人が付き合い出した時にゾロがアルトにプレゼントしたものだ。
「……。そんなもんのために能力者が海に入るな」
『やだ』
「てめェは!!死にかけたんだぞ!!」
『これはキミがくれたものだから、無くしたくなかったんだ』
「!!」
『それに……キミが助けてくれるもん』
アルトはゾロの言葉に不服な声でしかしはっきりと答えた。ゾロはアルトの言葉に顔を赤らめる。
「(なんでコイツは恥ずかしいことをはっきりと……ラブコックか)」
顔を海の中に顔を半分つける。せめてもの救いは今アルトに顔を見られていないことかっとゾロは思った。しかし……
『……?ゾロクン、耳が赤い。どうしたの??暑い?』
「!!?――んな訳あるか!なんもねェよ!!」
『!?』
アルトの言葉にビクッとしたゾロは怒鳴った。怒鳴られてたアルトは意味が解らず、目を丸くした。
【キミがくれたもの】
「……。後でつけてやるから…それ、しっかり持っとけよ」
『!――うん…!!』
fin
「おーいワカメ!!」
「遊ぶぞ~~!!」
『僕はアルトだよ………って』
サニー号に遊びに来ているアルト。ルフィやチョッパーの声で振り返るとそこには思いっきり伸ばされたルフィの手。アルトはそのルフィの拳を反射的に避ける。
プチッ!!
『!?』
アルトは目を見張る。キラキラとした何かが空を舞った。アルトはそれを取るために手を伸ばす。飛び出したアルトの下に広がるのは広大な海。
『あ……』
バシャーン…!!
「「「!!!」」」
「ワカメ!!」
「アルト!!」
アルトは海へ落ちた。
『ガバッ……』
ゴボッ…と口から空気が抜ける。アルトは右手で口を塞ぐ。
『……っ』
(く、苦しぃ………っ)
アルトは左手をぐっと握り締める。しかし力が抜け始めた。
『……』
(も、ダメかも……)
どこかで何かが水に飛び込む音がした。しかしアルトは徐々に意識が遠のきはじめ、口を抑えた手もフッと離れる。
ガシッ!!
『……?』
腕を掴まれ、遠のきかけた意識は留まった。太い筋肉質の腕、そしてその腕の先には大好きな緑の髪………。
『!』
アルトは腕が引かれると、そのまま勢いよく海面に顔を出した。フッと息を吸った途端、愛しい人の声が耳に届く。
「おい、アルト!!」
『……ゴボッ、ゴボッゴボッ、ハァハァ』
「落ち着け。ゆっくり呼吸しろ」
咳き込むアルトを引き揚げたのはゾロ。
ゾロはアルトを胸に収めると、トントンっと背中を叩き落ち着かせる。
『……ハァ……ハァ』
「大丈夫か?おれがわかるか?」
『……ゾロ、クン……』
「よし。ケガはねェみたいだな」
アルトはコクリと頷く。
『でも、力が入らない……』
「そりゃ海だからな。とりあえず、船に行く。背中に乗れ」
『……うん』
アルトはゾロにおぶわれて船に向かう。サニー号は少し進んだ場所で停止していた。
「にしても、なんでてめェは自分から飛び込んだんだ?」
『……ん?』
「ルフィのパンチを避けたくせに急に飛び込んだだろ」
『ああ……。これが海に落ちそうだったから』
アルトは握り締めていた左手を開く。その手の中にはエメラルドのネックレスが輝いていた。
「それは……」
―――アルト、受け取れ
――何……?ネックレス??
―――お前の瞳の色みたいだったから買った。
――細いチェーン……女物?
―――……やっぱ、気に入らねェか?
――いや、すごく嬉しいよ!キミの頭と同じ緑だね
―――……!!てめェの瞳の色だって言っただろ。ほら、つけてやる。
――うん!!ありがと!大切にするね
「……」
そうネックレスは二人が付き合い出した時にゾロがアルトにプレゼントしたものだ。
「……。そんなもんのために能力者が海に入るな」
『やだ』
「てめェは!!死にかけたんだぞ!!」
『これはキミがくれたものだから、無くしたくなかったんだ』
「!!」
『それに……キミが助けてくれるもん』
アルトはゾロの言葉に不服な声でしかしはっきりと答えた。ゾロはアルトの言葉に顔を赤らめる。
「(なんでコイツは恥ずかしいことをはっきりと……ラブコックか)」
顔を海の中に顔を半分つける。せめてもの救いは今アルトに顔を見られていないことかっとゾロは思った。しかし……
『……?ゾロクン、耳が赤い。どうしたの??暑い?』
「!!?――んな訳あるか!なんもねェよ!!」
『!?』
アルトの言葉にビクッとしたゾロは怒鳴った。怒鳴られてたアルトは意味が解らず、目を丸くした。
【キミがくれたもの】
「……。後でつけてやるから…それ、しっかり持っとけよ」
『!――うん…!!』
fin