ソラとぶダンテライオン
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「ジン~!!」
『!』
見張り小屋の屋根に座っていたジンの元に、マストからゴムの反動で跳んで来たルフィが現れる。
『おやルフィさん、どうかなさいましたか?』
「ジン、おれ空飛んでみてェ!!」
『??』
【ソラとぶダンテライオン】
ルフィがジンに唐突な相談する少し前。
「「「そらァ~??」」」
「そうだ!!」
ルフィは甲板いるメンバーを集めると“空を飛びたい”言った。
「つい最近まで空島に居たってのに何言ってんだ」
眠りを妨げられたゾロが不満気に言う。ルフィは笑顔だ。
「だってよォ~空から見る海、めちゃくちゃキレイだったじゃねェか!!」
「……。あの落下中にそんな余裕があったあんたに驚きだわ」
ナミが信じられないっと呆れた声を出す。フランキーは具体的に考え始めた。
「空を飛ぶっていったらジェットエンジンとかがいるんじゃねェか??」
「ヨホホ~ウソップさんのクワガタも飛べますよォ」
「いや、あれはネタで作ったやつだから……それに飛んだ後が無理だぜ」
「鳥を探すとかは?」
「探すのが大変じゃない??」
いろんな案を出すクルー達。しかしルフィは納得しない。
「もっとふわふわって飛びてェんだ」
「ふわふわ??」
「綿あめみたいなもんか?」
「ん~~そんな感じ」
「いや、わかんねェよ!!」
チョッパーの例に頷くルフィ。それにウソップはビシッと突っ込みを入れた。ロビンが提案する。
「ジンに聞いてみたら?いい案をくれるかもしれないわよ」
「おお、そうだな!!おれ聞いて来る!」
ルフィはそう言うとマストに腕を伸ばし、ビュンっと反動で跳んで行った。
「“あれ”じゃダメなのか?」
「わたしからしたらあれでも十分だと思うけど」
跳ぶルフィを見ながらウソップは腕を組み、首を傾げる。ナミは肩を竦めた。
そして冒頭に戻る。
*
『空ですか……』
「そう!!ふわふわって飛びたいんだ!!」
『ふむ……ふわふわと言うと、漂う感じなんですね』
「おう!!なんかいい方法ないか??」
『……。あ!』
「!なんか思い付いたのか?」
『ええ。1つ案があります。可能かどうかナミさんに聞いてみましょう』
『どうでしょうか?』
「……確かに今日の風から出来なくわないわ。最初に飛ぶ時に強い風を起こす必要があるけど……」
「出来るのか!?」
ルフィは目をキラキラさせる。ナミはため息をついた。
「まぁ……ね」
「やったァ!!みんな飛べるぞォ!!」
「「ほんとか!!?」」
「そりゃスーパーじゃねェか!!」
ルフィの言葉に色めき立つクルー。ルフィはジンの肩を掴む。
「ジン、早速やろう!」
『はい』
甲板の真ん中に立ったジンは手を前に出す。
『“原点の紙 ”』
ジンは両手から大きな紙を出す。それをぐるぐると筒状に巻き上げると高さが3mくらいの長い棒を作る。
そしてその筒に手を添えた。
『“仕上げ ”』
ジンが言うとその筒の上部から綿毛のような紙の短冊がこんもりと生えた。
「「「おおー!!!」」」
「綿毛……?なんか植物みたいね」
感動するルフィとチョッパー、ウソップ。ロビンがジンに尋ねる。
『ええ。イメージはダンテライオンの綿毛です』
ふわふわと揺れる巨大な紙の綿毛を見上げながらジンはニコッと笑った。
『ルフィさん、しっかり掴まってくださいね』
「おう!」
ルフィはロビンが手を生やし固定している巨大綿毛に腕を巻き付ける。それを確認したジンはナミを見る。
『ナミさん』
「ちょっと待って……。わかったわ!!、フランキー、12時の方向よ!」
「よぉし任せろ!!行くぞ麦わら!!」
「おう!!」
「くらえ!!出力60%の風・来・ ”…“砲 ”!!!!」
ボフゥー!!っと巨大綿毛に強風を下から当てた。巨大綿毛が風に煽られる。
フワッ…!!
巨大綿毛が甲板から飛び上がる。
「うほー!!!」
「「スゲー!!」」
なびきながら空高く上がっていく巨大綿毛とルフィ。それを見たウソップとチョッパーは目を輝かせた。
「うひょおー!!みんなちっちェ~!!」
ルフィの喜ぶ声が降ってくる。
「ほぉー!!面白ェことしてんじゃねェか」
キッチンからドリンクを運んで来たサンジが空を眺めながら言った。
「ほんとよく思い付いたわよね」
ナミがドリンクを受け取りながら、息をつく。
「でも、素敵な方法じゃないかしら」
ロビンはニコッと笑い、ドリンクを飲んだ。
「ああ、飛んだのか」
「ヨホホ~!!びっくりして目玉飛びでそうですよ~!!」
寝ていたゾロも起きて空を見上げる。ブルックは口をあんぐり開けていた。
「ジン、おれも乗りェぞ!!」
『では、ルフィさんが降りたらまたフランキーさんに頼みましょう』
チョッパーを撫でるジンはわいわいと喜ぶルフィを見上げながら、静かに微笑んだ。
fin
⇒あとがき
『!』
見張り小屋の屋根に座っていたジンの元に、マストからゴムの反動で跳んで来たルフィが現れる。
『おやルフィさん、どうかなさいましたか?』
「ジン、おれ空飛んでみてェ!!」
『??』
【ソラとぶダンテライオン】
ルフィがジンに唐突な相談する少し前。
「「「そらァ~??」」」
「そうだ!!」
ルフィは甲板いるメンバーを集めると“空を飛びたい”言った。
「つい最近まで空島に居たってのに何言ってんだ」
眠りを妨げられたゾロが不満気に言う。ルフィは笑顔だ。
「だってよォ~空から見る海、めちゃくちゃキレイだったじゃねェか!!」
「……。あの落下中にそんな余裕があったあんたに驚きだわ」
ナミが信じられないっと呆れた声を出す。フランキーは具体的に考え始めた。
「空を飛ぶっていったらジェットエンジンとかがいるんじゃねェか??」
「ヨホホ~ウソップさんのクワガタも飛べますよォ」
「いや、あれはネタで作ったやつだから……それに飛んだ後が無理だぜ」
「鳥を探すとかは?」
「探すのが大変じゃない??」
いろんな案を出すクルー達。しかしルフィは納得しない。
「もっとふわふわって飛びてェんだ」
「ふわふわ??」
「綿あめみたいなもんか?」
「ん~~そんな感じ」
「いや、わかんねェよ!!」
チョッパーの例に頷くルフィ。それにウソップはビシッと突っ込みを入れた。ロビンが提案する。
「ジンに聞いてみたら?いい案をくれるかもしれないわよ」
「おお、そうだな!!おれ聞いて来る!」
ルフィはそう言うとマストに腕を伸ばし、ビュンっと反動で跳んで行った。
「“あれ”じゃダメなのか?」
「わたしからしたらあれでも十分だと思うけど」
跳ぶルフィを見ながらウソップは腕を組み、首を傾げる。ナミは肩を竦めた。
そして冒頭に戻る。
*
『空ですか……』
「そう!!ふわふわって飛びたいんだ!!」
『ふむ……ふわふわと言うと、漂う感じなんですね』
「おう!!なんかいい方法ないか??」
『……。あ!』
「!なんか思い付いたのか?」
『ええ。1つ案があります。可能かどうかナミさんに聞いてみましょう』
『どうでしょうか?』
「……確かに今日の風から出来なくわないわ。最初に飛ぶ時に強い風を起こす必要があるけど……」
「出来るのか!?」
ルフィは目をキラキラさせる。ナミはため息をついた。
「まぁ……ね」
「やったァ!!みんな飛べるぞォ!!」
「「ほんとか!!?」」
「そりゃスーパーじゃねェか!!」
ルフィの言葉に色めき立つクルー。ルフィはジンの肩を掴む。
「ジン、早速やろう!」
『はい』
甲板の真ん中に立ったジンは手を前に出す。
『“
ジンは両手から大きな紙を出す。それをぐるぐると筒状に巻き上げると高さが3mくらいの長い棒を作る。
そしてその筒に手を添えた。
『“
ジンが言うとその筒の上部から綿毛のような紙の短冊がこんもりと生えた。
「「「おおー!!!」」」
「綿毛……?なんか植物みたいね」
感動するルフィとチョッパー、ウソップ。ロビンがジンに尋ねる。
『ええ。イメージはダンテライオンの綿毛です』
ふわふわと揺れる巨大な紙の綿毛を見上げながらジンはニコッと笑った。
『ルフィさん、しっかり掴まってくださいね』
「おう!」
ルフィはロビンが手を生やし固定している巨大綿毛に腕を巻き付ける。それを確認したジンはナミを見る。
『ナミさん』
「ちょっと待って……。わかったわ!!、フランキー、12時の方向よ!」
「よぉし任せろ!!行くぞ麦わら!!」
「おう!!」
「くらえ!!出力60%の
ボフゥー!!っと巨大綿毛に強風を下から当てた。巨大綿毛が風に煽られる。
フワッ…!!
巨大綿毛が甲板から飛び上がる。
「うほー!!!」
「「スゲー!!」」
なびきながら空高く上がっていく巨大綿毛とルフィ。それを見たウソップとチョッパーは目を輝かせた。
「うひょおー!!みんなちっちェ~!!」
ルフィの喜ぶ声が降ってくる。
「ほぉー!!面白ェことしてんじゃねェか」
キッチンからドリンクを運んで来たサンジが空を眺めながら言った。
「ほんとよく思い付いたわよね」
ナミがドリンクを受け取りながら、息をつく。
「でも、素敵な方法じゃないかしら」
ロビンはニコッと笑い、ドリンクを飲んだ。
「ああ、飛んだのか」
「ヨホホ~!!びっくりして目玉飛びでそうですよ~!!」
寝ていたゾロも起きて空を見上げる。ブルックは口をあんぐり開けていた。
「ジン、おれも乗りェぞ!!」
『では、ルフィさんが降りたらまたフランキーさんに頼みましょう』
チョッパーを撫でるジンはわいわいと喜ぶルフィを見上げながら、静かに微笑んだ。
fin
⇒あとがき