【スキット】眼帯ブーム
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【眼帯ブーム】
ジンは甲板でチョッパーと話していた。
「なぁなぁ! ジン!!」
『どうしましたか? チョッパーくん』
「ジンはなんでそんなカッコイイ眼帯してるんだ?」
『“カッコイイ”…ですか』
ジンは苦笑する。
「おう!カッコイイぞ!! なんか強い海賊みたいだ!! あっ、でもジンは強いもんな」
『そんなことありませんよ。…そうだ、チョッパーくん。眼帯つけてみますか?』
「えぇ!!? ほっ本当か!!?おれも似合うかな?」
ドキドキとジンを見つめるチョッパー。ジンは優しく笑う。
『ええ。きっと似合いますよ』
ジンは両手を前に出す。
『原点の紙 …』
ジンは手から一枚の黒い紙を発生させる。そして器用に折り始めた。
「スゲェ! ジンのもそうやって作ってるのか!!?」
『僕のは普通の素材ですが。でも、たまに使います。……はい、出来ましたよ!』
ジンは紙を眼帯の形に折りあげた。
『これは紙ですが、布くらいの固さなので柔らかいと思いますよ。では、チョッパーくん後ろを向いて目を瞑って下さい』
「おう!」
チョッパーはワクワクしながら後ろを向き、目を瞑る。
『右と左どちらがいいですか?』
「右がいいぞ!!」
『わかりました』
ジンは眼帯をチョッパーの右目に合わせ、紐を後ろで結ぶ。
『出来ましたよ。目を開けてください』
チョッパーはゆっくり目を開ける。
「おぉ、右側が真っ黒だ!?」
『眼帯ですからね。よく似合ってます。鏡を見に行きますか?』
「うん!!」
『慣れないうちは危ないので、手を貸しましょう』
ジンはチョッパーと手を貸しながら男部屋まで行く。
チョッパーはドキドキしながら鏡を見た。
「スゲェー!! カッコイイな!!」
『気に入って頂けて良かったです』
「おれちょっと強くなった気がするぞ」
チョッパーがいろんな角度から眼帯をしている自分を見る。ジンはニコニコと笑顔で見守る。
「おれ、みんなに見せてくる!!」
『ええ』
チョッパーは嬉々として男部屋を飛び出した。
――――――
食堂
「サンジ―!」
バタンっとドアを開ける。
「おっ、どうしたチョッパー? おやつはまだだぜ……おい、それどうしたんだ!?」
「へへへ~。ジンに作ってもらったんだ!!」
振り向いたサンジは驚く。チョッパーは嬉しそうに話した。
「あいつ、本当にチョッパーには甘いな」
サンジは小さな声で呟き、笑う。
「似合うか??」
「ああ、似合ってるぜ」
「やった―!! 他のみんなにも見せてくる!!」
チョッパーはバタンっと食堂を出ていった。
「慌ただしいやつだな」
―――――
図書館
「誰かいるかぁ!!?」
バタンっと図書館のドアを開ける。中にはナミとロビンがいた。
「何? どうしたのよ、チョッパー??」
「あら…」
「見て見て!! ジンに作ってもらったんだ!!」
日誌を書いていたナミと本を読んでいたロビンが顔をあげてチョッパーを見た。
「へぇ、似合うじゃない」
「本当か!!」
「ええ。よく似合ってるわ」
「わぁい!! 次はゾロに見せに行くんだ!」
チョッパーは図書館から駆け出して行った。
「とっても嬉しそうね」
「そうね。まぁ、私はジンの眼帯の下が気になるけど」
「フフ、そうね」
――――――
展望台
「118、119、120…」
「ゾロ!! 見て!!」
「ん…なんだ? チョッパー…」
逆立ち腕立てをしていたゾロはそのまま姿勢でチョッパーを見る。
「どうしたんだその眼帯?…よっと」
ゾロは腕立てをやめ、近くのタオルを取る。
「ジンが作ってくれたんだ!!」
「へぇ……なかなか似合うじゃねぇか」
「本当か!!?」
「ああ」
「やった―!! 今からルフィたち見せに行くんだ!!きっと欲しがるよ!」
「かもな」
「じゃあ、行ってくる!!」
チョッパーはタダッと展望台から出で行った。
「……少し休憩するか」
――――――
サニー号2階。生け簀付近
「ルフィ―!ウソップ―!フランキー!!」
「ん、なんだ?」
「どうした、チョッパー?」
「なんかあったのか?」
釣りをしていた3人。その前には右目を押さえたチョッパー。
「みんなに見てほしいものがあるんだ!!」
「「「?」」」
バッとチョッパーは右目を押さえた手を取る。
「「カッコイイ!!!」」
ルフィとウソップはキラキラと目を光らせる。
「チョッパーどうしたんだよ、それ!」
「ジンが作ってくれたんだ!! 紙で出来てるだぞ!」
「ほう紙か、見えねえな上手く出来てやがる」
「スゲェ―いいなぁ!! おれもほし―!!」
「ジンに言ったら、きっと作ってくれるぞ!!」
「本当か!!」
「よし、じゃあ作って貰おう!!」
チョッパーと共に駆け出すルフィとウソップ。フランキーは仕方ねぇなぁとついて行った。
―――――――
食堂
『失礼します、サンジさん。…おや、みなさんお揃いでしたか』
ジンが食堂に入るとサンジ、ナミ、ロビン、そしてゾロがいた。
「ええ。お茶をしにね。そうそうさっき、嬉しそうにチョッパーがやって来たわ」
「てめえは本当にチョッパーに甘いな」
「でも、なかなか似合ってたわね。ジンとは違う形だったけどチョッパーぽかったわ」
ジンは席に着く。サンジが出してくれたコーヒーに手をつけた。
『そんなに喜んで下さったんですね。今は、どこにいるのでしょうか?』
「チョッパーの奴、ルフィたち見せるって言ってやがったから、生け簀付近じゃねえか」
『なるほど…』
バタンっと大きく食堂の扉が開く。急にドアが開いたのにみんな驚いた。
「「ジン!! おれ達にも眼帯作ってくれ!!」」
ルフィとウソップは開口一番に言う。
『ええ、構いませんよ。ご希望はありますか?』
ジンはふたりの要望を聞き、両手を前に出す。
『原点の紙 』
「「おお―!!」」
「すげぇな」
「こんな風に作るのね」
ジンは紙を出現させ、器用に折る。 すぐに2つの眼帯が出来た。
『はい、出来ました。どうぞ、ルフィさん、ウソップさん』
「「ありがとな!!」」
ルフィとウソップは眼帯をつけると大はしゃぎ。チョッパーも入り3人でワイワイと騒ぐ。他のクルーは微笑ましく見守っていた。
そしてその後、クルーの半分が眼帯と言う奇妙な日が続く。
ジンは甲板でチョッパーと話していた。
「なぁなぁ! ジン!!」
『どうしましたか? チョッパーくん』
「ジンはなんでそんなカッコイイ眼帯してるんだ?」
『“カッコイイ”…ですか』
ジンは苦笑する。
「おう!カッコイイぞ!! なんか強い海賊みたいだ!! あっ、でもジンは強いもんな」
『そんなことありませんよ。…そうだ、チョッパーくん。眼帯つけてみますか?』
「えぇ!!? ほっ本当か!!?おれも似合うかな?」
ドキドキとジンを見つめるチョッパー。ジンは優しく笑う。
『ええ。きっと似合いますよ』
ジンは両手を前に出す。
『
ジンは手から一枚の黒い紙を発生させる。そして器用に折り始めた。
「スゲェ! ジンのもそうやって作ってるのか!!?」
『僕のは普通の素材ですが。でも、たまに使います。……はい、出来ましたよ!』
ジンは紙を眼帯の形に折りあげた。
『これは紙ですが、布くらいの固さなので柔らかいと思いますよ。では、チョッパーくん後ろを向いて目を瞑って下さい』
「おう!」
チョッパーはワクワクしながら後ろを向き、目を瞑る。
『右と左どちらがいいですか?』
「右がいいぞ!!」
『わかりました』
ジンは眼帯をチョッパーの右目に合わせ、紐を後ろで結ぶ。
『出来ましたよ。目を開けてください』
チョッパーはゆっくり目を開ける。
「おぉ、右側が真っ黒だ!?」
『眼帯ですからね。よく似合ってます。鏡を見に行きますか?』
「うん!!」
『慣れないうちは危ないので、手を貸しましょう』
ジンはチョッパーと手を貸しながら男部屋まで行く。
チョッパーはドキドキしながら鏡を見た。
「スゲェー!! カッコイイな!!」
『気に入って頂けて良かったです』
「おれちょっと強くなった気がするぞ」
チョッパーがいろんな角度から眼帯をしている自分を見る。ジンはニコニコと笑顔で見守る。
「おれ、みんなに見せてくる!!」
『ええ』
チョッパーは嬉々として男部屋を飛び出した。
――――――
食堂
「サンジ―!」
バタンっとドアを開ける。
「おっ、どうしたチョッパー? おやつはまだだぜ……おい、それどうしたんだ!?」
「へへへ~。ジンに作ってもらったんだ!!」
振り向いたサンジは驚く。チョッパーは嬉しそうに話した。
「あいつ、本当にチョッパーには甘いな」
サンジは小さな声で呟き、笑う。
「似合うか??」
「ああ、似合ってるぜ」
「やった―!! 他のみんなにも見せてくる!!」
チョッパーはバタンっと食堂を出ていった。
「慌ただしいやつだな」
―――――
図書館
「誰かいるかぁ!!?」
バタンっと図書館のドアを開ける。中にはナミとロビンがいた。
「何? どうしたのよ、チョッパー??」
「あら…」
「見て見て!! ジンに作ってもらったんだ!!」
日誌を書いていたナミと本を読んでいたロビンが顔をあげてチョッパーを見た。
「へぇ、似合うじゃない」
「本当か!!」
「ええ。よく似合ってるわ」
「わぁい!! 次はゾロに見せに行くんだ!」
チョッパーは図書館から駆け出して行った。
「とっても嬉しそうね」
「そうね。まぁ、私はジンの眼帯の下が気になるけど」
「フフ、そうね」
――――――
展望台
「118、119、120…」
「ゾロ!! 見て!!」
「ん…なんだ? チョッパー…」
逆立ち腕立てをしていたゾロはそのまま姿勢でチョッパーを見る。
「どうしたんだその眼帯?…よっと」
ゾロは腕立てをやめ、近くのタオルを取る。
「ジンが作ってくれたんだ!!」
「へぇ……なかなか似合うじゃねぇか」
「本当か!!?」
「ああ」
「やった―!! 今からルフィたち見せに行くんだ!!きっと欲しがるよ!」
「かもな」
「じゃあ、行ってくる!!」
チョッパーはタダッと展望台から出で行った。
「……少し休憩するか」
――――――
サニー号2階。生け簀付近
「ルフィ―!ウソップ―!フランキー!!」
「ん、なんだ?」
「どうした、チョッパー?」
「なんかあったのか?」
釣りをしていた3人。その前には右目を押さえたチョッパー。
「みんなに見てほしいものがあるんだ!!」
「「「?」」」
バッとチョッパーは右目を押さえた手を取る。
「「カッコイイ!!!」」
ルフィとウソップはキラキラと目を光らせる。
「チョッパーどうしたんだよ、それ!」
「ジンが作ってくれたんだ!! 紙で出来てるだぞ!」
「ほう紙か、見えねえな上手く出来てやがる」
「スゲェ―いいなぁ!! おれもほし―!!」
「ジンに言ったら、きっと作ってくれるぞ!!」
「本当か!!」
「よし、じゃあ作って貰おう!!」
チョッパーと共に駆け出すルフィとウソップ。フランキーは仕方ねぇなぁとついて行った。
―――――――
食堂
『失礼します、サンジさん。…おや、みなさんお揃いでしたか』
ジンが食堂に入るとサンジ、ナミ、ロビン、そしてゾロがいた。
「ええ。お茶をしにね。そうそうさっき、嬉しそうにチョッパーがやって来たわ」
「てめえは本当にチョッパーに甘いな」
「でも、なかなか似合ってたわね。ジンとは違う形だったけどチョッパーぽかったわ」
ジンは席に着く。サンジが出してくれたコーヒーに手をつけた。
『そんなに喜んで下さったんですね。今は、どこにいるのでしょうか?』
「チョッパーの奴、ルフィたち見せるって言ってやがったから、生け簀付近じゃねえか」
『なるほど…』
バタンっと大きく食堂の扉が開く。急にドアが開いたのにみんな驚いた。
「「ジン!! おれ達にも眼帯作ってくれ!!」」
ルフィとウソップは開口一番に言う。
『ええ、構いませんよ。ご希望はありますか?』
ジンはふたりの要望を聞き、両手を前に出す。
『
「「おお―!!」」
「すげぇな」
「こんな風に作るのね」
ジンは紙を出現させ、器用に折る。 すぐに2つの眼帯が出来た。
『はい、出来ました。どうぞ、ルフィさん、ウソップさん』
「「ありがとな!!」」
ルフィとウソップは眼帯をつけると大はしゃぎ。チョッパーも入り3人でワイワイと騒ぐ。他のクルーは微笑ましく見守っていた。
そしてその後、クルーの半分が眼帯と言う奇妙な日が続く。