黒足の因縁
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トビウオ達が急に撤退したことにより甲板で話し合う麦わら一味とジン。
「トビウオ……どっか行った」
「明らかに攻撃態勢をとってたがな」
『何か通信が入った様でした』
「撤退命令でも出たのでは? 理由はわからないけど…」
「乗ってみてェなあのトビウオ! 5分も飛ぶのか!!」
ひとり嬉しそうなルフィ。みんなはそれを当然のようにスルーし、話を進める。
「――とにかくこれから行く場所…あのトビウオ達がいるんだな。戦闘には準備が必要だな。まさか空から来るとは…」
「大砲を甲板に出せねぇか!? そしたらおれが撃ち落としてやんのに!!」
「よしきた」
ウソップの言葉にフランキーが任せろっと砲台を取りに行く。
「おい、ジン。てめえはもう万全なのか?」
『ええ。ご心配には及びませんよ、ゾロさん』
「心配はしてねぇよ。これから暴れんだ。あん時みてぇに派手に出来るかって聞いたんだ」
『なるほど。お望みならばもっと派手に出来ますよ』
「そりゃ楽しみだ」
ゾロとジンは互いに笑い合う。
【黒足の因縁】
「2人、悪い顔になってる…ねぇ、ロビン」
「……ええ、そうね」
ナミがゾロとジンを見て笑う。ロビンは複雑そうな顔をしながら頷く。
「はっちん、大丈夫かな……」
「マクロの真の狙いはおめーだぞ。お前こそ気をつけろ」
縁で不安な顔をするケイミーにパッパグは注意を促した。
「着いたぞ!!アレだな!!」
サニー号はトビウオライダーズのアジトを目の前に捉える。
「あそこに“はっちん”ってのが捕まってるわけだ」
「あっと言う間に助けるからね! ケイミーちゃん!!」
「ありがとう! サンジちん!!」
ケイミーはちょこちょこと歩き、甲板にいるクルーに声をかける。
「気をつけてね、みんな…マクロ一味だけでも私が30回は捕まった程の敵…」
「捕まりすぎだろ、お前っ!! 食われすぎだし」
ケイミーの発言にウソップは思いっきり突っ込みを入れた。
『それにしても静かですね』
「おい…ルフィ、ヤベェんじゃねぇか」
「進め――っ!!!」
「………」
ウソップが危機感を感じたが見事にスルーされた。
「ここは島でもねぇな。海にムリヤリ建てた居住区か…」
「わざわざなぜ、こんなトコに住んでんだ?」
フランキーとチョッパーが辺りを伺いながら言う。
ケイミーとパッパグは“はっちん”を探すため声を出す。
「はっち―ん、おーーい!! はっちん無事なの~~~!?」
「出て来いマクロ~~~!! ハチを返せ~~!!」
一方、麦わらの旗を見たはっちんこと、ハチは慌てる。
「……やべ―本当に、“麦わら”の船だ!! “たこはちブラーック”!!」
ハチはブウ―っと黒いスミを自分にかけた。
「あの、オリの中…誰かいるわよ?」
「あれ? はっちんかな?」
「しめたぞ!!ケイミー!! 敵は丁度誰もいねェ!!きっとおやつの時間だ!!」
「……本気で言ってんのか、お前ら…!! コレ……誰が見ても“罠”丸出しじゃねぇかよ!!
全員その辺に隠れておれ達を狙ってるに決まってんだろ」
フランキーのその言葉に驚愕するケイミーとパッパグ。
「……スッゴイ裏読み」
「…そ、そんな悪い事思いつかなかった…」
「だから捕まるんだよ、お前ら!!!」
『ある意味いい思考ですが』
ジンは笑う。フランキーはお前なぁ…っと呆れた。
「ニュッ!! おれはここだケイミー!!!無事だから心配するな」
声が聞こえ、ケイミーはそっちに目を向ける。
「キャ~~!!はっちん真っ黒け!!! どうしたの!? コゲたの~~~!!?」
「ニュ~!? いやぁコレはちょっと…おれの都合だ。それよりコレは罠だから、早く引き返せ!!
おれは強いの知ってるだろ!? 大丈夫だ行ってくれ!!」
ケイミーとハチのやりとりを見ながら、ゾロやナミ、サンジは不穏な顔をする。
「……やっぱ聞いた声にあの珍しいシルエット……おいナミどうだ」
「う~ん………怪しい…っていうかほぼ……」
「何が?」
「聞いてみよう」
ルフィの疑問を置いといて、サンジはハチに質問してみた。
「おい!! アーロンは元気かァ!?」
「ニュ~!?あぁ!!アーロンさん!? あの人もチュウもクロオビもみんな海軍に捕まったままよ!!
おれ一人で脱獄してきて今、昔からの夢だったタコ焼き屋やってんだけど」
「アーロン……」
ルフィはその単語に反応した。
「しまった――!!!」
「「「おめぇかやっぱり――っ!!!」」」
ゾロ、ナミ、サンジ、ウソップが叫ぶ。
「なぁに?」
ロビンが不思議そうに聞く。それにウソップが答える。
「あー前にちょっとな………。ナミの故郷は昔“アーロン一味”っていう魚人海賊団に支配されてて、あのタコはその一味の幹部だったんだ!!」
「は~ん…知った敵なのか…」
フランキーがなるほどと頷く。
「まぁ当然おれ様がルフィ達を引き連れて殴り込みをかけ、一味は壊滅……!!!」
「おーー」
「魚人達は海軍にしょっぴかれたハズなんだが……あいつ一人脱獄したようだ…」
「成程。人に…歴史あり…」
ブルックは紅茶を飲みながら静かに言った。ルフィが叫ぶ。
「何だお前だったのか“はっちん”ていうタコ焼き屋は!!! アーロンとこのタコッパチ~~~!! そうとわかりゃおれ達はお前なんか助けねぇぞ!!!」
「ニュ~………」
「……!!でも!! お…!!お前のタコ焼き…!!そん~なにうめぇのか!?」
「揺れんな食欲と理性の狭間で!!」
ルフィの揺らぎにサンジが呆れる。 ゾロもそんな顔をしていた。
「アホらしい…」
「もしかしてみんなはっちんとお友達だったの!?」
「友達じゃねェよ!!!!」
「!!?」
ゾロの凶悪な顔にきゃあああと叫ぶ、ケイミー。
『ゾロさん、彼女にあたるのは良くないですよ』
「ナミちんっ!!」
「船を戻せー」
ウソップが指示を出す。
「ごめんねケイミー。あんたの友達がまさか“あいつ”とは思わなかったから」
「そんな…じゃあ救出は……手伝ってもらえないのね……!?」
ケイミーはおよよっと泣く。
「はっちん……!!」
「ニュ~~!!ケイミー!! それでいいんだ!! そのまま帰れ!!これは罠だぞ!!」
ケイミーはハチの言葉にかぶりを振る。
「やだよ!!私!!助けるよ!! はっちんは私達をいつも助けてくれるじゃない!! パッパグ!!」
「おおよ!!けっ!! コイツらこんな薄情な奴らだとは思わなかったぜ!! バ~~カおめぇら」
「うっせーー!!!」
パッパグの啖呵にゾロは答える。
「はっちん!! 見捨てないよっ!!」
「待ってろハチィ!!!」
「ケイミーちゃん!!?」
海に飛び込むケイミーとパッパグ。サンジは叫ぶ。
「きゃ~~!!」
「捕まえたぞ、ケイミ~」
「うわー」
一瞬で捕まった、ケイミーとパッパグ。それを見たウソップが突っ込みを入れる。
「口程にもねェとはおめぇらの事だァ!!!」
「モハハモハハ!! これでわいらァ大金持ちだ!!」
「うう!!」
「いつも助けに来るハチはあの通り!!」
「逃がさねぇぞ~ケ~イ~ミ~~!!」
「ニュー!!ケイミー!!パッパグ!! だから言ったのに!!!」
「…にゃろォ!! ケイミーちゃんに罪はねぇ!!彼女だけは助かるぞ」
「待って、サンジ君」
ずいっと出るサンジ。それをナミは止める。
「ケイミー~~!! パッパグ!!」
ガンガンっと檻にあたるハチ。
「いいわ!! ハチも解放しましょ」
「え!?」
「ハチは大丈夫!!実は無害な奴だから!! …だってこれじゃケイミーとの約束が違うもんね!!」
「んナミさァん!!」
サンジはハートを飛ばす。
『ナミさんはお優しいんですね』
「今頃気づいたのかよ、こんのクソマジシャン!!?」
『……はは。すいません、サンジさん』
ジンは苦笑する。一瞬少し淋しい顔になったのは気のせいか。
「ルフィ!!」
「おめーがいいんなら仕方ねェ!! タコッパチも助けよう」
「目がタコ焼きなんですけど!!!」
[準備はいいか“トビウオライダーズ”!!]
[勿論。いつでも―――]
「よしっ!!」
ルフィは腕を伸ばしケイミーとパッパグを救出する。
「わ!!」
「ん!!?」
「モわっ!! 畜生ォ能力者か!!!」
「よっ!!」
そして戻る反動でルフィはケイミーとパッパグを連れ岸に降り立つ。
「よし!! 取り返したぞ!!」
「あんの野郎ォァァ~~~!!!」
「ルフィちん!!」
「お前~~っ!!」
「ニ゙ュ~!!麦わらァ~~~!! ありがとう!!!お前って奴はァ~!!! 恩にきるぞォ~!!!」
「ゾロ!! タコッパチの檻とロープを斬れ!!!」
「おう!!!」
チャキンと刀を構える。
「麦わらァ気をつけろよ~~~!!! もうお前ら罠の中だ!!! “トビウオライダーズ”が海中から囲ってるぞ!!!」
[かかれ!!]
「「「はっ!!」」」
ルフィはパキパキと指をならす。
「海からでも空からでもかかって来い!! 暴れてやるぞ~~!!」
ルフィは拳を突き上げる。
「野郎共!!!戦闘だァ~~~!!!」
「「「うおおお~~!!!」」」
「トビウオ……どっか行った」
「明らかに攻撃態勢をとってたがな」
『何か通信が入った様でした』
「撤退命令でも出たのでは? 理由はわからないけど…」
「乗ってみてェなあのトビウオ! 5分も飛ぶのか!!」
ひとり嬉しそうなルフィ。みんなはそれを当然のようにスルーし、話を進める。
「――とにかくこれから行く場所…あのトビウオ達がいるんだな。戦闘には準備が必要だな。まさか空から来るとは…」
「大砲を甲板に出せねぇか!? そしたらおれが撃ち落としてやんのに!!」
「よしきた」
ウソップの言葉にフランキーが任せろっと砲台を取りに行く。
「おい、ジン。てめえはもう万全なのか?」
『ええ。ご心配には及びませんよ、ゾロさん』
「心配はしてねぇよ。これから暴れんだ。あん時みてぇに派手に出来るかって聞いたんだ」
『なるほど。お望みならばもっと派手に出来ますよ』
「そりゃ楽しみだ」
ゾロとジンは互いに笑い合う。
【黒足の因縁】
「2人、悪い顔になってる…ねぇ、ロビン」
「……ええ、そうね」
ナミがゾロとジンを見て笑う。ロビンは複雑そうな顔をしながら頷く。
「はっちん、大丈夫かな……」
「マクロの真の狙いはおめーだぞ。お前こそ気をつけろ」
縁で不安な顔をするケイミーにパッパグは注意を促した。
「着いたぞ!!アレだな!!」
サニー号はトビウオライダーズのアジトを目の前に捉える。
「あそこに“はっちん”ってのが捕まってるわけだ」
「あっと言う間に助けるからね! ケイミーちゃん!!」
「ありがとう! サンジちん!!」
ケイミーはちょこちょこと歩き、甲板にいるクルーに声をかける。
「気をつけてね、みんな…マクロ一味だけでも私が30回は捕まった程の敵…」
「捕まりすぎだろ、お前っ!! 食われすぎだし」
ケイミーの発言にウソップは思いっきり突っ込みを入れた。
『それにしても静かですね』
「おい…ルフィ、ヤベェんじゃねぇか」
「進め――っ!!!」
「………」
ウソップが危機感を感じたが見事にスルーされた。
「ここは島でもねぇな。海にムリヤリ建てた居住区か…」
「わざわざなぜ、こんなトコに住んでんだ?」
フランキーとチョッパーが辺りを伺いながら言う。
ケイミーとパッパグは“はっちん”を探すため声を出す。
「はっち―ん、おーーい!! はっちん無事なの~~~!?」
「出て来いマクロ~~~!! ハチを返せ~~!!」
一方、麦わらの旗を見たはっちんこと、ハチは慌てる。
「……やべ―本当に、“麦わら”の船だ!! “たこはちブラーック”!!」
ハチはブウ―っと黒いスミを自分にかけた。
「あの、オリの中…誰かいるわよ?」
「あれ? はっちんかな?」
「しめたぞ!!ケイミー!! 敵は丁度誰もいねェ!!きっとおやつの時間だ!!」
「……本気で言ってんのか、お前ら…!! コレ……誰が見ても“罠”丸出しじゃねぇかよ!!
全員その辺に隠れておれ達を狙ってるに決まってんだろ」
フランキーのその言葉に驚愕するケイミーとパッパグ。
「……スッゴイ裏読み」
「…そ、そんな悪い事思いつかなかった…」
「だから捕まるんだよ、お前ら!!!」
『ある意味いい思考ですが』
ジンは笑う。フランキーはお前なぁ…っと呆れた。
「ニュッ!! おれはここだケイミー!!!無事だから心配するな」
声が聞こえ、ケイミーはそっちに目を向ける。
「キャ~~!!はっちん真っ黒け!!! どうしたの!? コゲたの~~~!!?」
「ニュ~!? いやぁコレはちょっと…おれの都合だ。それよりコレは罠だから、早く引き返せ!!
おれは強いの知ってるだろ!? 大丈夫だ行ってくれ!!」
ケイミーとハチのやりとりを見ながら、ゾロやナミ、サンジは不穏な顔をする。
「……やっぱ聞いた声にあの珍しいシルエット……おいナミどうだ」
「う~ん………怪しい…っていうかほぼ……」
「何が?」
「聞いてみよう」
ルフィの疑問を置いといて、サンジはハチに質問してみた。
「おい!! アーロンは元気かァ!?」
「ニュ~!?あぁ!!アーロンさん!? あの人もチュウもクロオビもみんな海軍に捕まったままよ!!
おれ一人で脱獄してきて今、昔からの夢だったタコ焼き屋やってんだけど」
「アーロン……」
ルフィはその単語に反応した。
「しまった――!!!」
「「「おめぇかやっぱり――っ!!!」」」
ゾロ、ナミ、サンジ、ウソップが叫ぶ。
「なぁに?」
ロビンが不思議そうに聞く。それにウソップが答える。
「あー前にちょっとな………。ナミの故郷は昔“アーロン一味”っていう魚人海賊団に支配されてて、あのタコはその一味の幹部だったんだ!!」
「は~ん…知った敵なのか…」
フランキーがなるほどと頷く。
「まぁ当然おれ様がルフィ達を引き連れて殴り込みをかけ、一味は壊滅……!!!」
「おーー」
「魚人達は海軍にしょっぴかれたハズなんだが……あいつ一人脱獄したようだ…」
「成程。人に…歴史あり…」
ブルックは紅茶を飲みながら静かに言った。ルフィが叫ぶ。
「何だお前だったのか“はっちん”ていうタコ焼き屋は!!! アーロンとこのタコッパチ~~~!! そうとわかりゃおれ達はお前なんか助けねぇぞ!!!」
「ニュ~………」
「……!!でも!! お…!!お前のタコ焼き…!!そん~なにうめぇのか!?」
「揺れんな食欲と理性の狭間で!!」
ルフィの揺らぎにサンジが呆れる。 ゾロもそんな顔をしていた。
「アホらしい…」
「もしかしてみんなはっちんとお友達だったの!?」
「友達じゃねェよ!!!!」
「!!?」
ゾロの凶悪な顔にきゃあああと叫ぶ、ケイミー。
『ゾロさん、彼女にあたるのは良くないですよ』
「ナミちんっ!!」
「船を戻せー」
ウソップが指示を出す。
「ごめんねケイミー。あんたの友達がまさか“あいつ”とは思わなかったから」
「そんな…じゃあ救出は……手伝ってもらえないのね……!?」
ケイミーはおよよっと泣く。
「はっちん……!!」
「ニュ~~!!ケイミー!! それでいいんだ!! そのまま帰れ!!これは罠だぞ!!」
ケイミーはハチの言葉にかぶりを振る。
「やだよ!!私!!助けるよ!! はっちんは私達をいつも助けてくれるじゃない!! パッパグ!!」
「おおよ!!けっ!! コイツらこんな薄情な奴らだとは思わなかったぜ!! バ~~カおめぇら」
「うっせーー!!!」
パッパグの啖呵にゾロは答える。
「はっちん!! 見捨てないよっ!!」
「待ってろハチィ!!!」
「ケイミーちゃん!!?」
海に飛び込むケイミーとパッパグ。サンジは叫ぶ。
「きゃ~~!!」
「捕まえたぞ、ケイミ~」
「うわー」
一瞬で捕まった、ケイミーとパッパグ。それを見たウソップが突っ込みを入れる。
「口程にもねェとはおめぇらの事だァ!!!」
「モハハモハハ!! これでわいらァ大金持ちだ!!」
「うう!!」
「いつも助けに来るハチはあの通り!!」
「逃がさねぇぞ~ケ~イ~ミ~~!!」
「ニュー!!ケイミー!!パッパグ!! だから言ったのに!!!」
「…にゃろォ!! ケイミーちゃんに罪はねぇ!!彼女だけは助かるぞ」
「待って、サンジ君」
ずいっと出るサンジ。それをナミは止める。
「ケイミー~~!! パッパグ!!」
ガンガンっと檻にあたるハチ。
「いいわ!! ハチも解放しましょ」
「え!?」
「ハチは大丈夫!!実は無害な奴だから!! …だってこれじゃケイミーとの約束が違うもんね!!」
「んナミさァん!!」
サンジはハートを飛ばす。
『ナミさんはお優しいんですね』
「今頃気づいたのかよ、こんのクソマジシャン!!?」
『……はは。すいません、サンジさん』
ジンは苦笑する。一瞬少し淋しい顔になったのは気のせいか。
「ルフィ!!」
「おめーがいいんなら仕方ねェ!! タコッパチも助けよう」
「目がタコ焼きなんですけど!!!」
[準備はいいか“トビウオライダーズ”!!]
[勿論。いつでも―――]
「よしっ!!」
ルフィは腕を伸ばしケイミーとパッパグを救出する。
「わ!!」
「ん!!?」
「モわっ!! 畜生ォ能力者か!!!」
「よっ!!」
そして戻る反動でルフィはケイミーとパッパグを連れ岸に降り立つ。
「よし!! 取り返したぞ!!」
「あんの野郎ォァァ~~~!!!」
「ルフィちん!!」
「お前~~っ!!」
「ニ゙ュ~!!麦わらァ~~~!! ありがとう!!!お前って奴はァ~!!! 恩にきるぞォ~!!!」
「ゾロ!! タコッパチの檻とロープを斬れ!!!」
「おう!!!」
チャキンと刀を構える。
「麦わらァ気をつけろよ~~~!!! もうお前ら罠の中だ!!! “トビウオライダーズ”が海中から囲ってるぞ!!!」
[かかれ!!]
「「「はっ!!」」」
ルフィはパキパキと指をならす。
「海からでも空からでもかかって来い!! 暴れてやるぞ~~!!」
ルフィは拳を突き上げる。
「野郎共!!!戦闘だァ~~~!!!」
「「「うおおお~~!!!」」」