8人目の仲間
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「改めまして!!!」
「!」
バンッと手配書を取り出し地面に出す。ブルックは片足を付け、頭を下げる。
「手配書!? 賞金首なのか、お前!」
「申し遅れました…!!私!! 名をブルックと申します!! フダツキでございます!!
通称“鼻唄”のブルック!! 懸賞金“3千300万ベリー”!! 昔、とある王国の護衛団の団長を務め、その後ルンバ―海賊団船長代理“音楽家兼剣士”。
今日より麦わらのルフィ船長にこの命!! お預かり頂きます!!皆さんのお荷物にならぬ様に!! 骨身を惜しまず頑張ります!!!ヨホホホホホ~~~」
「よーーしもいっちょ乾杯だ~~!!!」
「「「おお~~!!!」」」
次の日
「素晴らしい~~~♪ ありがとうございます、フランキーさん、ウソップさん!!」
ブルックは嬉しそうに頭を下げる。
「いーのよ、いーのよこれくらい何でもねぇうはははは」
「おれのデザインの勝利だな」
自慢気に胸をはるフランキーとウソップ。
「何て立派なお墓…!!!」
「花、おれ摘んできた!!」
チョッパーがどうだっとポーズを取る。
「――まさかあの大量の遺骨をライオンちゃんに載せるわけには行きませんから」
「サウザントサニー号と呼べよ、次から」
フランキーはブルックに静かに突っ込んだ。
「このスリラーバークはくしくも我々の故郷“ウエストブルー”からやってきた島……ふるさとの土ならば少しはゆっくり、眠れるでしょうか……」
「じゃあ、ブルック。おれ達先行ってるぞ」
ブルックは帽子を上げフランキー達に礼をする。その後、バイオリンを奏で慰霊する。
ザッ… ザクッ!!
「ああ…びっくりした……あなた。もうよろしいんで?」
そこに居たのはゾロ。刀を地面に差し、ブルックの隣に座る。
「ああ、ちょっと寝すぎた……」
「それは……?」
「死んだ刀だ“雪走”ついでに供養させてくれ」
「………」
―――ルフィは海賊王になる男だ!!!!
「…………」
「………あの」
「ん?」
「……あ―いえ…。……そうだ私一味に入れて貰いました」
「へぇ、そうか…そりゃ運が悪かったな…」
「え?」
「この一味は手ぇやくぞ?」
口角を上げて笑うゾロ。ブルックはヨホホっと笑う。
「その様で!! 死ぬ気で頑張ります!!あ!! 私もう死んでますけど!!ヨホホホ」
「よし!!ゾロも起きたし!!出るか海へ!! 次の冒険行くぞ―――!!」
「おォ―――!!!」
「気が早いのね。もう船出すの?」
ルフィが号令をかけ、サンジ達が応える。ローラがびっくりしたように言った。
「あれ!? ゾロ、また包帯取ったな!?」
「ああ、動きづらいからな」
「動かさねぇ為に巻いたんだ」
『チョッパーくん、どうしましたか?』
「外すなって言ってるのに…」
『……なるほど』
チョッパーの話に頷くジン。そしてチョッパーに耳打ちした。
「本当か、じゃあ指示するよ」
ジンはニコッと笑った。
『ゾロさん』
「あっ?」
『チョッパーくんを困らせてはいけませんよ』
「知らねぇ……っておい!?」
ジンはニコッと笑い手を前に出す、手から包帯に近い素材の紙を出し、それはゾロの体に巻き付く。
「ジン、次は左に回してくれ!」
『はい、チョッパーくん』
「なっ!!!?」
ジンはチョッパーの指示通り紙をゾロに巻いていく。ゾロは紙でがっちりかためられた。
「よし、もういいぞジン!!」
『お役に立てて光栄です』
「……おい、ジン。外せ!! 動きづれぇ!!」
『ダメですよ。しかもそれは僕の紙なので簡単には取れません』
ゾロに睨まれてもジンはニコニコと笑う。
『!?』
ジンは一瞬目の前が暗くなる。
「………? どうした?」
『……いえ』
一方ナミ達はビブルカードの話になっていた。
「おれ、それ1枚持ってるかもな。もしかして…」
「今、私もそう思った……前にあんたがエースに貰った白い紙…同じじゃない」
ナミの言葉にルフィは帽子を取り出しエースに貰った白い紙を取り出す。
「そういう意味だったのか、コレだ。あり? ちょっとコゲて小さくなってる」
「あ」
「ちょっとアンタ! それ見せて」
ローラはルフィからビブルカードを借りる。
「…これは確かに“ビブルカード”……でもまだ言ってなかったけどこの紙は、持ち主の“生命力”も啓示するのよ!! これ……あんたの大事な人でしょ?」
「ああ、おれの兄ちゃんだ」
嬉しそうに笑うルフィ。しかしローラは深刻そうな顔をする。
「気の毒だけど、この人の命!!!もう…!! 消えかけてるわよ!!!」
「えぇ!!?」
それから数分後、サニー号はスリラーバーグを出港した。
「そいじゃあなーーーー!! お前らー!!」
「みなさん!! 全滅にお気をつけてー!!ヨホホホ!!」
「縁起でもねぇ事言うな、お前!!」
「ローラ!! ビブルカードありがとう、元気でねー!!!」
出港した麦わら一味。ローラと海賊たちと別れ、改めて海底の楽園、“魚人島”を目指す。
「ルフィ、本当にいいの?」
「ん?」
「ああ…エースの紙か?」
「いいんだよ気にすんな」
「ルフィさん、私構いませんよ!?寄り道しても!! 今さら私とラブーンに時間などさしたる問題じゃありません。“生きて”!!“会う”!!! これが大事!!」
ブルックは音を奏でながら話す。
「うおお~~!!! 会いに行こうぜ兄弟クジラ!!」
「ルフィ、おれ達ァ全員寄り道上等だぞ」
フランキーは大声でいい、ウソップも便乗する。ルフィはニコッと笑う。
「いや、いいんだ本当に!! 万が一、本当にピンチでもいちいちおれに心配されたくねぇだろうし。エースは弱ぇとこ見せんの大っ嫌いだしな」
ルフィは麦わら帽子を触る。
「行ったっておれがどやされるだけさ。おれ達は出合えば敵の海賊。エースにはエースの冒険があるんだ」
「………“ビブルカード”ってのは、本人が弱ると縮むだけで、また元気になったら元の大きさに戻るそうだな」
ガチャと飲み物を持って現れたサンジ。
「うん、会うならそん時だ!! その為にエースはこの紙をおれにくれたんだ!! な!!」
サンジはみんなに飲み物を配る。最後にジンが受け取った。
「そういや、ゾロ。おめぇずっと寝てたから」
「ん?」
「まだやってねぇよな~~~」
それを合図にウソップが立ち上がる。
「えーそれでは改めまして、新しい仲間“音楽家”ブルックの乗船を祝してぇ!!」
「「「乾杯~~~~~~~~イ!!!」」」
「!」
バンッと手配書を取り出し地面に出す。ブルックは片足を付け、頭を下げる。
「手配書!? 賞金首なのか、お前!」
「申し遅れました…!!私!! 名をブルックと申します!! フダツキでございます!!
通称“鼻唄”のブルック!! 懸賞金“3千300万ベリー”!! 昔、とある王国の護衛団の団長を務め、その後ルンバ―海賊団船長代理“音楽家兼剣士”。
今日より麦わらのルフィ船長にこの命!! お預かり頂きます!!皆さんのお荷物にならぬ様に!! 骨身を惜しまず頑張ります!!!ヨホホホホホ~~~」
「よーーしもいっちょ乾杯だ~~!!!」
「「「おお~~!!!」」」
次の日
「素晴らしい~~~♪ ありがとうございます、フランキーさん、ウソップさん!!」
ブルックは嬉しそうに頭を下げる。
「いーのよ、いーのよこれくらい何でもねぇうはははは」
「おれのデザインの勝利だな」
自慢気に胸をはるフランキーとウソップ。
「何て立派なお墓…!!!」
「花、おれ摘んできた!!」
チョッパーがどうだっとポーズを取る。
「――まさかあの大量の遺骨をライオンちゃんに載せるわけには行きませんから」
「サウザントサニー号と呼べよ、次から」
フランキーはブルックに静かに突っ込んだ。
「このスリラーバークはくしくも我々の故郷“ウエストブルー”からやってきた島……ふるさとの土ならば少しはゆっくり、眠れるでしょうか……」
「じゃあ、ブルック。おれ達先行ってるぞ」
ブルックは帽子を上げフランキー達に礼をする。その後、バイオリンを奏で慰霊する。
ザッ… ザクッ!!
「ああ…びっくりした……あなた。もうよろしいんで?」
そこに居たのはゾロ。刀を地面に差し、ブルックの隣に座る。
「ああ、ちょっと寝すぎた……」
「それは……?」
「死んだ刀だ“雪走”ついでに供養させてくれ」
「………」
―――ルフィは海賊王になる男だ!!!!
「…………」
「………あの」
「ん?」
「……あ―いえ…。……そうだ私一味に入れて貰いました」
「へぇ、そうか…そりゃ運が悪かったな…」
「え?」
「この一味は手ぇやくぞ?」
口角を上げて笑うゾロ。ブルックはヨホホっと笑う。
「その様で!! 死ぬ気で頑張ります!!あ!! 私もう死んでますけど!!ヨホホホ」
「よし!!ゾロも起きたし!!出るか海へ!! 次の冒険行くぞ―――!!」
「おォ―――!!!」
「気が早いのね。もう船出すの?」
ルフィが号令をかけ、サンジ達が応える。ローラがびっくりしたように言った。
「あれ!? ゾロ、また包帯取ったな!?」
「ああ、動きづらいからな」
「動かさねぇ為に巻いたんだ」
『チョッパーくん、どうしましたか?』
「外すなって言ってるのに…」
『……なるほど』
チョッパーの話に頷くジン。そしてチョッパーに耳打ちした。
「本当か、じゃあ指示するよ」
ジンはニコッと笑った。
『ゾロさん』
「あっ?」
『チョッパーくんを困らせてはいけませんよ』
「知らねぇ……っておい!?」
ジンはニコッと笑い手を前に出す、手から包帯に近い素材の紙を出し、それはゾロの体に巻き付く。
「ジン、次は左に回してくれ!」
『はい、チョッパーくん』
「なっ!!!?」
ジンはチョッパーの指示通り紙をゾロに巻いていく。ゾロは紙でがっちりかためられた。
「よし、もういいぞジン!!」
『お役に立てて光栄です』
「……おい、ジン。外せ!! 動きづれぇ!!」
『ダメですよ。しかもそれは僕の紙なので簡単には取れません』
ゾロに睨まれてもジンはニコニコと笑う。
『!?』
ジンは一瞬目の前が暗くなる。
「………? どうした?」
『……いえ』
一方ナミ達はビブルカードの話になっていた。
「おれ、それ1枚持ってるかもな。もしかして…」
「今、私もそう思った……前にあんたがエースに貰った白い紙…同じじゃない」
ナミの言葉にルフィは帽子を取り出しエースに貰った白い紙を取り出す。
「そういう意味だったのか、コレだ。あり? ちょっとコゲて小さくなってる」
「あ」
「ちょっとアンタ! それ見せて」
ローラはルフィからビブルカードを借りる。
「…これは確かに“ビブルカード”……でもまだ言ってなかったけどこの紙は、持ち主の“生命力”も啓示するのよ!! これ……あんたの大事な人でしょ?」
「ああ、おれの兄ちゃんだ」
嬉しそうに笑うルフィ。しかしローラは深刻そうな顔をする。
「気の毒だけど、この人の命!!!もう…!! 消えかけてるわよ!!!」
「えぇ!!?」
それから数分後、サニー号はスリラーバーグを出港した。
「そいじゃあなーーーー!! お前らー!!」
「みなさん!! 全滅にお気をつけてー!!ヨホホホ!!」
「縁起でもねぇ事言うな、お前!!」
「ローラ!! ビブルカードありがとう、元気でねー!!!」
出港した麦わら一味。ローラと海賊たちと別れ、改めて海底の楽園、“魚人島”を目指す。
「ルフィ、本当にいいの?」
「ん?」
「ああ…エースの紙か?」
「いいんだよ気にすんな」
「ルフィさん、私構いませんよ!?寄り道しても!! 今さら私とラブーンに時間などさしたる問題じゃありません。“生きて”!!“会う”!!! これが大事!!」
ブルックは音を奏でながら話す。
「うおお~~!!! 会いに行こうぜ兄弟クジラ!!」
「ルフィ、おれ達ァ全員寄り道上等だぞ」
フランキーは大声でいい、ウソップも便乗する。ルフィはニコッと笑う。
「いや、いいんだ本当に!! 万が一、本当にピンチでもいちいちおれに心配されたくねぇだろうし。エースは弱ぇとこ見せんの大っ嫌いだしな」
ルフィは麦わら帽子を触る。
「行ったっておれがどやされるだけさ。おれ達は出合えば敵の海賊。エースにはエースの冒険があるんだ」
「………“ビブルカード”ってのは、本人が弱ると縮むだけで、また元気になったら元の大きさに戻るそうだな」
ガチャと飲み物を持って現れたサンジ。
「うん、会うならそん時だ!! その為にエースはこの紙をおれにくれたんだ!! な!!」
サンジはみんなに飲み物を配る。最後にジンが受け取った。
「そういや、ゾロ。おめぇずっと寝てたから」
「ん?」
「まだやってねぇよな~~~」
それを合図にウソップが立ち上がる。
「えーそれでは改めまして、新しい仲間“音楽家”ブルックの乗船を祝してぇ!!」
「「「乾杯~~~~~~~~イ!!!」」」