希望の星、夢の終わり
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「“コエコエの能力”!!?」
「何言ってやがんだ、ジンは“カミカミの実”を食った“紙人間”だぞ!!」
「2つの実を食った人間なんか世界にいるわけねぇよ!!」
ナミは驚き、サンジはくまに噛みつく。ウソップはあり得ないと首振った。
「ほう、話していないのか。賢明な判断をしていたな“渡り鳥”」
『…ハァ……僕を“離しなさい”バーソロミュー・くま!!』
ビリビリとくまにジンの技が伝わる。そして手の力が一瞬弱まる。
『“無数の聖書 ”…』
ふわっとくまの手から消え、少し離れた地面に膝をつくジン。息を切らしている。
「ジン!!」
チョッパーが駆け寄ろうとする。しかし、ジンはそれを左手を向け、制止する。
「ジン…?」
『チョッパーくん、今は近づかないでください…。…ハァ…バーソロミュー・くま、僕のことを勝手に“話さないで”頂けますか』
「…………いいだろう。ならば“渡り鳥”。これからおれの行動にお前は手を出すな、一度でも出したら……わかっているな?」
『!……』
くまはジンを見る。ジンは息を整えながらくまの無機質な目を睨んだ。くまはそれを意に返さず、後ろへ振り向く。そこにいるのはゾロ。
「“海賊狩りのゾロ”お前から始めようか……」
「!?」
その光景を見てジンはバーソロミュー・くまの“行動”の意味を確信する。
(……本気で抹殺する気なのですか…バーソロミュー・くま……)
そして同時にジンの心に迷いが生じた。
海賊たちが剣を構え息を荒くする。
「分が悪くてもおれ達が相手だ!!」
「やってやる!!!」
わぁーっと声を上げる。それに対しゾロは怒鳴った。
「いいから下がっていろ、お前ら!!! ご指名はおれだ!! 聞こえなかったのか……!?」
ゾロはくまを睨み付ける。
「ケンカは買った…加勢はいらねぇ。恥かかせんじゃねぇよ………!!」
「!!?」
「………」
「なかなか評判が高いぞ、お前達」
「?」
くまの突然の言葉に?のゾロ。
「“麦わらのルフィ”の船には腕の立つ――できた子分が数人いるとな」
イヤイヤイヤイヤ
とゾロ、ロビン以外はそれほどでもと照れる。
「一人残らず照れとる場合かァ!!!」
ローラは思いっきり突っ込んだ。
「色々と騒ぎを起こしているんだ。知らず知らず名が揚がるのは……何も船長だけではない」
「おい、ゾロ待てって無茶だろ絶対!! 骨のズイまでボロボロじゃねぇかよ、お前!!!」
ウソップは叫ぶ。ゾロは不敵に笑う。
「災難ってモンはたたみかけるのが世の常だ。言い訳したらどなたか助けてくれんのか?」
刀を両手で居合の構えを取る。
「死んだらおれはただ、そこまでの男……!!!」
『………』
ゾロはくまに向かって走り出す。
「二刀流……!! 居合……!!!」
スバン!!
「“羅生門”!!!」
ゾロは技を出すが斬ったのは大きな岩だった。
「!?」
ゾロは顔を上げると目の前にはくま。 ゾロに向けて手を振り下ろす。
ボッ!!!
「何だありゃ」
ゾロは避けた後についた“肉球”。それをみたゾロは訳がわからないと声を出す。
「!」
ボッ!!!
ゾロは何かの攻撃を避ける。その跡はまた肉球。後ろの壁にまで貫通する。ゾロは攻撃を間一髪でかわす。
「……………!!ハァハァ」
「見ろ!! 何もしてねぇのに息が上がってる…!!」
「何なの!? アイツの能力って!! ガレキについた“マーク”なに!?」
「見ろ! あの掌!!」
「肉球!!?」
「ハァ…ハァ……“三十六”……“悩鳳 ”!!!」
ぷにっ!!
「え…危ない!!!」
「うわああああっ!!」
ザンッ!!とくまに弾かれた斬撃はローラたちに当たる。
「ゾロの斬撃を手で弾いた!! そんな事できるのか!?」
「――それがてめえの能力か!」
チョッパーがびっくりし、ゾロが見据える。
「あらゆるものを弾き飛ばす能力…!! おれは“ニキュニキュの実”の…“肉球人間”…!!!」
「に………!!! 肉球人間!!?」
「何だその和やかさ!!!」
「悪魔の実に“癒し系”ってあんのか!?」
くまの能力を聞いて“癒し系”のイメージしか沸かないクルー。ロビンに至ってはネコが肉球を見せながらにゃあにゃあとしている画が浮かぶ。
「七武海だか慈悲深いだか知らねぇが…コイツもしかして大した事ねぇんじゃ」
『彼を甘く見てはいけません…!』
ボッ!!
「!!?」
「フランキー―――!!!」
フランキーはくまの攻撃で吹っ飛ぶ。
「“鉄人 ”フランキー。お前の強度はその程度か…?」
「もしかして“大気”を弾いてるんじゃ…普通の大砲はフランキーに通じない筈」
ロビンが言う。くまは四股 を踏みながらそれに答える。
「“圧力砲 ”という………光速で弾かれた大気は衝撃波を生み突き抜ける!!!」
くまは刀を構えるゾロを見据える。
「まったなしだ……」
「!」
「“つっぱり圧力砲 ”!!!」
くまは大気を張り手の要領で素早く叩く。ゾロは口に刀を加え、息を一瞬整えた。
「“刀狼流し”!!!」
くまの空気の肉球を避ける。そしてゾロはくまに向かって斬りかかった。
ぷにっ!!
「ぐあ!!!」
ガシャンと吹っ飛ばされるゾロ。
「ゾロ!!」
「斬撃ごと弾かれた!!!」
「コノ……!!!」
フラリと顔を上げるゾロ。顔には苦痛が歪む。海賊達はもう無理だ!!っと叫ぶ。
「ゾロ、後ろだ! 逃げろォ!!!」
「!!?」
ウソップは叫ぶ。いつの間にゾロの視界からくまは消え、後ろを振り向く。くまは掌をゾロに向かって振り下ろす直前だった。
「そこまでだ!!」
「!?」
「“粗砕 ”!!!」
サンジはくまの顔に思いっきり蹴りを入れる。
「うおー!!! サンジーーー!!!」
「肉球でハジかれてねぇぞ!!? 頭蓋骨なんかバキバキだコノヤロー!!!」
チョッパーとウソップは歓喜に沸く。
「……!! てめえ余計なマネ………!??」
サンジに怒鳴るゾロ。しかしサンジの様子がおかしいことに気づく。
「………!! おあああああ……!!!」
サンジはくまに蹴りを入れた。足を抑え、痛みに耐える。
「“黒足の…サンジ”…お前がそうか…」
くまは蹴られた顔を触りながら言う。
「サンジの蹴りでもビクともしねぇ!!! どういうこったコリャ…」
「……!? 何だ!? コイツの固さ…!!! 顔は鋼造りか!!?」
サンジは??を浮かべながら悔しそうに言った。
「ひ…ひ……!!! “火の鳥星”!!!」
ボォォォっと火の鳥を放つウソップ。くまはウソップの方を振り向く。
「………“狙撃の王様”…」
ぷにっ
「大それた通り名だ………」
火の鳥は肉球によってはじかれてウソップを直撃する。
「うわぁぁぁ~~~!!!!」
『…………ハァ…ハァ…』
ジンは皆がやられていくのを目の当たりにしても尚、動けない。
「…やはりこれだけ弱りきったお前達を消した所で何の面白みもない。政府の特命はお前達の完全抹殺だが…」
くまは手を広げ大気を弾く。
「何やってんだ? ありゃ変な形の大気の層が見える…」
「どんどん縮むぞ」
「“肉球”で弾いて…大きな大気の塊に圧力をかけてるんだ……あんなに小さく圧縮されてく…!!!」
「あれ程の大気のが元に戻ろうとする力は……例えば物凄い衝撃波を生む、爆弾になる……!!!」
「……!? 爆弾!?………要するに爆弾作ってんのか?」
(あの大きさの大気をここで使ったら……間違いなく彼ら死んでしまう。しかし、手を出したら……)
ジンは手を固く握る。
「お前達の命は…助けてやろう」
「「「!?」」」
「そのかわり“麦わらのルフィ”の首一つおれに差し出せ」
「!!?」
「その首さえあれば政府も文句は言うまい」
「!!!……“仲間”を売れってのか…」
ウソップがくまを睨み付ける。
『“仲間”………』
ジンは固く目を閉じる。
「さァ…麦わらをこっちへ」
「「「断る!!!」」」
みんなが大きな声ではっきりと言う。
「残念だ」
『僕は……』
ジンは目を開ける。
「“熊の衝撃 ”」
『“絶対の生命 ”!!!』
ドォ……ン!!!
「何言ってやがんだ、ジンは“カミカミの実”を食った“紙人間”だぞ!!」
「2つの実を食った人間なんか世界にいるわけねぇよ!!」
ナミは驚き、サンジはくまに噛みつく。ウソップはあり得ないと首振った。
「ほう、話していないのか。賢明な判断をしていたな“渡り鳥”」
『…ハァ……僕を“離しなさい”バーソロミュー・くま!!』
ビリビリとくまにジンの技が伝わる。そして手の力が一瞬弱まる。
『“
ふわっとくまの手から消え、少し離れた地面に膝をつくジン。息を切らしている。
「ジン!!」
チョッパーが駆け寄ろうとする。しかし、ジンはそれを左手を向け、制止する。
「ジン…?」
『チョッパーくん、今は近づかないでください…。…ハァ…バーソロミュー・くま、僕のことを勝手に“話さないで”頂けますか』
「…………いいだろう。ならば“渡り鳥”。これからおれの行動にお前は手を出すな、一度でも出したら……わかっているな?」
『!……』
くまはジンを見る。ジンは息を整えながらくまの無機質な目を睨んだ。くまはそれを意に返さず、後ろへ振り向く。そこにいるのはゾロ。
「“海賊狩りのゾロ”お前から始めようか……」
「!?」
その光景を見てジンはバーソロミュー・くまの“行動”の意味を確信する。
(……本気で抹殺する気なのですか…バーソロミュー・くま……)
そして同時にジンの心に迷いが生じた。
海賊たちが剣を構え息を荒くする。
「分が悪くてもおれ達が相手だ!!」
「やってやる!!!」
わぁーっと声を上げる。それに対しゾロは怒鳴った。
「いいから下がっていろ、お前ら!!! ご指名はおれだ!! 聞こえなかったのか……!?」
ゾロはくまを睨み付ける。
「ケンカは買った…加勢はいらねぇ。恥かかせんじゃねぇよ………!!」
「!!?」
「………」
「なかなか評判が高いぞ、お前達」
「?」
くまの突然の言葉に?のゾロ。
「“麦わらのルフィ”の船には腕の立つ――できた子分が数人いるとな」
イヤイヤイヤイヤ
とゾロ、ロビン以外はそれほどでもと照れる。
「一人残らず照れとる場合かァ!!!」
ローラは思いっきり突っ込んだ。
「色々と騒ぎを起こしているんだ。知らず知らず名が揚がるのは……何も船長だけではない」
「おい、ゾロ待てって無茶だろ絶対!! 骨のズイまでボロボロじゃねぇかよ、お前!!!」
ウソップは叫ぶ。ゾロは不敵に笑う。
「災難ってモンはたたみかけるのが世の常だ。言い訳したらどなたか助けてくれんのか?」
刀を両手で居合の構えを取る。
「死んだらおれはただ、そこまでの男……!!!」
『………』
ゾロはくまに向かって走り出す。
「二刀流……!! 居合……!!!」
スバン!!
「“羅生門”!!!」
ゾロは技を出すが斬ったのは大きな岩だった。
「!?」
ゾロは顔を上げると目の前にはくま。 ゾロに向けて手を振り下ろす。
ボッ!!!
「何だありゃ」
ゾロは避けた後についた“肉球”。それをみたゾロは訳がわからないと声を出す。
「!」
ボッ!!!
ゾロは何かの攻撃を避ける。その跡はまた肉球。後ろの壁にまで貫通する。ゾロは攻撃を間一髪でかわす。
「……………!!ハァハァ」
「見ろ!! 何もしてねぇのに息が上がってる…!!」
「何なの!? アイツの能力って!! ガレキについた“マーク”なに!?」
「見ろ! あの掌!!」
「肉球!!?」
「ハァ…ハァ……“三十六”……“
ぷにっ!!
「え…危ない!!!」
「うわああああっ!!」
ザンッ!!とくまに弾かれた斬撃はローラたちに当たる。
「ゾロの斬撃を手で弾いた!! そんな事できるのか!?」
「――それがてめえの能力か!」
チョッパーがびっくりし、ゾロが見据える。
「あらゆるものを弾き飛ばす能力…!! おれは“ニキュニキュの実”の…“肉球人間”…!!!」
「に………!!! 肉球人間!!?」
「何だその和やかさ!!!」
「悪魔の実に“癒し系”ってあんのか!?」
くまの能力を聞いて“癒し系”のイメージしか沸かないクルー。ロビンに至ってはネコが肉球を見せながらにゃあにゃあとしている画が浮かぶ。
「七武海だか慈悲深いだか知らねぇが…コイツもしかして大した事ねぇんじゃ」
『彼を甘く見てはいけません…!』
ボッ!!
「!!?」
「フランキー―――!!!」
フランキーはくまの攻撃で吹っ飛ぶ。
「“
「もしかして“大気”を弾いてるんじゃ…普通の大砲はフランキーに通じない筈」
ロビンが言う。くまは
「“
くまは刀を構えるゾロを見据える。
「まったなしだ……」
「!」
「“つっぱり
くまは大気を張り手の要領で素早く叩く。ゾロは口に刀を加え、息を一瞬整えた。
「“刀狼流し”!!!」
くまの空気の肉球を避ける。そしてゾロはくまに向かって斬りかかった。
ぷにっ!!
「ぐあ!!!」
ガシャンと吹っ飛ばされるゾロ。
「ゾロ!!」
「斬撃ごと弾かれた!!!」
「コノ……!!!」
フラリと顔を上げるゾロ。顔には苦痛が歪む。海賊達はもう無理だ!!っと叫ぶ。
「ゾロ、後ろだ! 逃げろォ!!!」
「!!?」
ウソップは叫ぶ。いつの間にゾロの視界からくまは消え、後ろを振り向く。くまは掌をゾロに向かって振り下ろす直前だった。
「そこまでだ!!」
「!?」
「“
サンジはくまの顔に思いっきり蹴りを入れる。
「うおー!!! サンジーーー!!!」
「肉球でハジかれてねぇぞ!!? 頭蓋骨なんかバキバキだコノヤロー!!!」
チョッパーとウソップは歓喜に沸く。
「……!! てめえ余計なマネ………!??」
サンジに怒鳴るゾロ。しかしサンジの様子がおかしいことに気づく。
「………!! おあああああ……!!!」
サンジはくまに蹴りを入れた。足を抑え、痛みに耐える。
「“黒足の…サンジ”…お前がそうか…」
くまは蹴られた顔を触りながら言う。
「サンジの蹴りでもビクともしねぇ!!! どういうこったコリャ…」
「……!? 何だ!? コイツの固さ…!!! 顔は鋼造りか!!?」
サンジは??を浮かべながら悔しそうに言った。
「ひ…ひ……!!! “火の鳥星”!!!」
ボォォォっと火の鳥を放つウソップ。くまはウソップの方を振り向く。
「………“狙撃の王様”…」
ぷにっ
「大それた通り名だ………」
火の鳥は肉球によってはじかれてウソップを直撃する。
「うわぁぁぁ~~~!!!!」
『…………ハァ…ハァ…』
ジンは皆がやられていくのを目の当たりにしても尚、動けない。
「…やはりこれだけ弱りきったお前達を消した所で何の面白みもない。政府の特命はお前達の完全抹殺だが…」
くまは手を広げ大気を弾く。
「何やってんだ? ありゃ変な形の大気の層が見える…」
「どんどん縮むぞ」
「“肉球”で弾いて…大きな大気の塊に圧力をかけてるんだ……あんなに小さく圧縮されてく…!!!」
「あれ程の大気のが元に戻ろうとする力は……例えば物凄い衝撃波を生む、爆弾になる……!!!」
「……!? 爆弾!?………要するに爆弾作ってんのか?」
(あの大きさの大気をここで使ったら……間違いなく彼ら死んでしまう。しかし、手を出したら……)
ジンは手を固く握る。
「お前達の命は…助けてやろう」
「「「!?」」」
「そのかわり“麦わらのルフィ”の首一つおれに差し出せ」
「!!?」
「その首さえあれば政府も文句は言うまい」
「!!!……“仲間”を売れってのか…」
ウソップがくまを睨み付ける。
『“仲間”………』
ジンは固く目を閉じる。
「さァ…麦わらをこっちへ」
「「「断る!!!」」」
みんなが大きな声ではっきりと言う。
「残念だ」
『僕は……』
ジンは目を開ける。
「“
『“
ドォ……ン!!!