希望の星、夢の終わり
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「おれの影にも…一言あるぞ……!! ……お前っ!! 海賊王になりてぇんなら…!!しっかり……!!! おれについて来いィ!!!」
「!!!ブオオオオ!!!」
ガン!!
ルフィはモリアの腹に“ギア3”で突撃する。その衝撃に口を抑え続けるモリア。しかし頭上にあるとマストの屋敷がビキビキ折れた。
スズー―ン!!
「やったァ~~!!!」
「ギャアアアアアアア~~~!!!」
モリアは柱の下敷きになる。口から影が抜け出てくる。
「麦わらァ~~っ!!!オエ……!!てめぇ…ハァ…ハァ…!! 行ってみるがいい……!!本物の“悪夢”は“新世界”にある……!!! あァああああああ!!!」
モリアの口から影が勢いよく出る。
「影が戻るぞ~~~~~~!!!」
歓声が上がる。その時日光がゾロ達を捉える。
「!」
ボウッ!!と体が発火するゾロ、サンジ、ロビン。
「おい!! お前ら!!!」
「影!! ちょっと……早く!!」
「「「うわぁぁぁァ」」」
「おい、ゾロォ!!!」
「ロビ~~ン!!!」
「ダンジ~~~!!!」
「体が消滅していく~~~!!!」
「ルフィ~~~!!」
悲鳴を上げるナミ達。
「何でだよ!!? 勝ったじゃねぇか!! おい!! 間に合わなかったのかァ~~~!!?」
「ギャアアアアアアア!!!」
「「「……………」」」
「はっはっはっはっ…いやぁ……生きてたな。見事に」
「一瞬天に昇る気持ちだったわ」
「それもいいなーロビンちゃんとなら一緒に天に昇りたいぜ!!」
「笑い事か!!!アホ共!! 本気で死んだかと思ったわ!!! 頭スッ飛んでたんだぞ!!おめぇら!!」
「「恐いものみた~……」」
冗談の様に話す3人にウソップは泣きながら怒鳴り、ナミとチョッパーは安心し、ヘロヘロと地面にへたりこんだ。周りの海賊達からも喜びの声が上がった。
「あっちもみんな無事みたいだ」
「朝日を受けて“存在”が消えかけたけど間一髪、影が戻る事で実体は再生した…」
「モリアが影を変化させて実体の形を変えたのと同じ理屈だろう。理解できるのは影と体は同じ形をしてるって事だけだが…」
「安心しろ、もう一生影が体から離れるなんておもしれぇ事件は起きねぇよ」
「とにかく誰も消えずにすんで良かった」
座り込むクルー。フランキーは寝転びコーラを要求する。
『スリラーバークでの悪夢が全て終わり、無事朝を迎えることが出来ましたね』
「まったくタチの悪ィオバケ屋敷だった…!!」
静かにジンは言い、サンジはタバコに火をつける。
「ルフィの奴さっき縮んでなかったか?」
「“巨人”のギアを使うと使った時間反動で縮むんだって…」
「ルフィの新しい戦闘法、体に負担をかけすぎじゃねぇか? この先の敵がもっと強力になるとしたらこいつ、ずっと無茶を続けることになるぞ……おれは心配だ……」
「「…………」」
ウソップをナミとチョッパーは静かに見つめる。
「もし!!」
「う!!うお―!! ゾンビ!! 影が出てねぇ奴がいたのか!?」
「イヤ、大ケガした年寄りじゃ」
「紛らわしいな!! もうゾンビでいいだろ!!」
「墓場であったおっさんじゃねぇか」
「信じられん…太陽の下をまたこうして歩ける日が来るとは…」
おいおいと喜ぶスポイルという老人の下にローラ達が集まる。
「そうだ、あんた達…!! 礼が遅れたわね!!」
どんっ!!と膝をつくローラたち。
「ありがとうあんた達!!! スリラーバーク被害者の会一同……!! この恩は決して忘れないわ!!!」
「「「ありがとうございました!!」」」
頭を下げる海賊達。ローラはバッと顔を上げる。
「お礼に私を嫁にあげる!!!」
「「「いらん」」」
男子全員が即否定する。
「そう言わずに」
「………礼を言われてもな。ルフィが言ったよな、おっさん、おれ達はこっちの都合で戦っただけで…」
「特にあんた!! 結婚しない!?」
「お前らついでに助かっただけだ」
ローラの求婚をスルーしながらゾロは気だるそうに言う。
「何言ってんのよ――!!! せっかくお礼をしたいって人々にしながら―!!」
スパン!!っとゾロにビンタを入れるナミ。ゾロはそのビンタの衝撃で吹っ飛んだ。
「おう、そうだぜニイちゃん。何かさせてくれ~~~!!」
「ついでだろうが何だろうがモリアに勝てた事に感謝してんだ」
「でしょー!?」
「お前、目がベリーだぞ」
わいわいとする海賊とナミ。ナミの顔を見たウソップは静かにツッコんだ。
「ん?……あっ、そうだ私……!!大変な事忘れてた………!!!」
「何だ」
ナミは顔が真っ青になる。ウソップはそんなナミを不思議そうに見る。
「どうしたの?」
「それが!! 大変なの……!!」
ロビンもナミの動揺に気付き声をかける。ナミは急いで話そうと振り替える。
[成程な]
「「「!!?」」」
声が聞こえ皆は上を見上げる。そこには電伝虫をもったバーソロミュー・くまがいた。
[――悪い予感が的中したというわけか]
「――そのようで………!!」
『………』
ジンはくまを確認し“右目”を開く。
「落ち着いて聞いてよ……!!? モリア達との戦いの最中で…言いそびれたけど。この島には…もう一人いたの“七武海”が…!!!」
「「「“七武海”!!?」」」
ナミの言葉に皆が改めてバーソロミュー・くまに目をむける。ジンがナミの側に歩いてくる。
『彼は“暴君”バーソロミュー・くま。ナミさんは彼がここにいることをご存知だったのですね』
「あいつが!? “暴君”くま!!?」
どよっとなるみんな。ナミがジンの方に振り向く。
「ジン! あんたあいつがこの島に居たの知ってたの!!?」
「………」
ナミの問いに他のクルーもジンに目を向けた。
『………ええ。先程、お会いしていました』
「なんだって!!? なんで黙ってたんだ!!」
『ゲッコー・モリア討伐が優先だったからですよ、ウソップさん。まぁ、伝えても伝えなくても結果は同じだったと感じますが…』
いつものジンの言葉より冷たさ感じたウソップは押し黙ってしまった。
[措置についてはその後だ。―――そう次々落ちて貰っては“七武海”の名が威厳を失う。この情報は世間で流すべきではない。まったく困った奴らだ]
電伝虫から声が聞こえる。ジンはそれに耳を傾けていた。ロビンが聞く。
「ジンは彼と知り合いなの?」
『…知り合いですね。何度かお会いしています』
「………」
ゾロがジンを観察するように見る。
[私の言っている意味はわかるな? モリアの敗北に目撃者がいてはならない]
「…………」
[世界政府より特命を下す…!! 麦わらの一味を含む、その島に残る者達全員を“抹殺”せよ…]
「……“渡り鳥”はどうする?」
[言わずともわかるだろう。あいつは確保だ、連れて来い。では報告を待っている……プツッ…]
電伝虫が静かになる。
『………』
「えっ!? 今 なんか聞こえたぞ……!!?」
「抹殺って今………!!」
くまが立ち上がり、下を見下ろす。
「おいおい抹殺って………!! おれ達を……!? 何で!!??」
「そりゃねぇだろ……!!! 今やっとモリアの能力から解放されたのに!!」
「…そんな“七武海”と連戦なんて……!!」
「お前ら下がってろ…おれがやる!!」
頭を抱えるウソップ。ゾロは刀をぬき、クルーの前に立つ。
「気をつけて!! なにかの能力者よ。あいつが手を触れた人間が…!! 消える所を見た……!!」
「消える!?」
「そして本人は瞬間移動するわ!!」
ナミは叫ぶ。そしてくまの手を凝視した。
「……あの手が…危ない」
みんなが緊張感に包まれる中、パッとくまがみんなの視界から消える。
「「「え!!?」」」
バンっと海賊達の真ん中に現れる。
「出たァ!!!」
「でけぇっ!!! いつの間に!!」
「くそっ!! やっと自由になれるのに!! こんな所で死んでたまるかァ!!!」
「やっちまぇ!!!」
.「やめなお前達!!! 相手が悪すぎる!!!」
「うおおお!!」
くまに向かって行く海賊達。くまはその一人に手を沿える。
すると手を沿えられた海賊だけでなく後ろに続いた海賊達も吹っ飛ぶ。
「触れてねぇ奴らまでっ!!!」
「何かが貫通した!!」
『“栞 ”!!』
「!」
ぷにっとジンの栞 を弾く、くま。ジンの方へ目を向ける。
『…いささかタイミングが良すぎませんか、バーソロミュー・くま』
「それを見越した上だ。言ったはずだ“渡り鳥”を確保する最善の方を取る…と」
「また消えたぞ!!」
パッと突然消える、次の瞬間、ジンの後ろに現れた。くまはジンを手で掴み捕らえる。
『ぐっ!!』
「ジン!!」
「ジンが捕まった!!?」
「…呆気ないな。疲労が目に見えているぞ、“渡り鳥”。その“コエコエの能力”の発動は久しぶりなのか」
「「「!!?」」」
くまの発言にクルーはびっくりした。
「!!!ブオオオオ!!!」
ガン!!
ルフィはモリアの腹に“ギア3”で突撃する。その衝撃に口を抑え続けるモリア。しかし頭上にあるとマストの屋敷がビキビキ折れた。
スズー―ン!!
「やったァ~~!!!」
「ギャアアアアアアア~~~!!!」
モリアは柱の下敷きになる。口から影が抜け出てくる。
「麦わらァ~~っ!!!オエ……!!てめぇ…ハァ…ハァ…!! 行ってみるがいい……!!本物の“悪夢”は“新世界”にある……!!! あァああああああ!!!」
モリアの口から影が勢いよく出る。
「影が戻るぞ~~~~~~!!!」
歓声が上がる。その時日光がゾロ達を捉える。
「!」
ボウッ!!と体が発火するゾロ、サンジ、ロビン。
「おい!! お前ら!!!」
「影!! ちょっと……早く!!」
「「「うわぁぁぁァ」」」
「おい、ゾロォ!!!」
「ロビ~~ン!!!」
「ダンジ~~~!!!」
「体が消滅していく~~~!!!」
「ルフィ~~~!!」
悲鳴を上げるナミ達。
「何でだよ!!? 勝ったじゃねぇか!! おい!! 間に合わなかったのかァ~~~!!?」
「ギャアアアアアアア!!!」
「「「……………」」」
「はっはっはっはっ…いやぁ……生きてたな。見事に」
「一瞬天に昇る気持ちだったわ」
「それもいいなーロビンちゃんとなら一緒に天に昇りたいぜ!!」
「笑い事か!!!アホ共!! 本気で死んだかと思ったわ!!! 頭スッ飛んでたんだぞ!!おめぇら!!」
「「恐いものみた~……」」
冗談の様に話す3人にウソップは泣きながら怒鳴り、ナミとチョッパーは安心し、ヘロヘロと地面にへたりこんだ。周りの海賊達からも喜びの声が上がった。
「あっちもみんな無事みたいだ」
「朝日を受けて“存在”が消えかけたけど間一髪、影が戻る事で実体は再生した…」
「モリアが影を変化させて実体の形を変えたのと同じ理屈だろう。理解できるのは影と体は同じ形をしてるって事だけだが…」
「安心しろ、もう一生影が体から離れるなんておもしれぇ事件は起きねぇよ」
「とにかく誰も消えずにすんで良かった」
座り込むクルー。フランキーは寝転びコーラを要求する。
『スリラーバークでの悪夢が全て終わり、無事朝を迎えることが出来ましたね』
「まったくタチの悪ィオバケ屋敷だった…!!」
静かにジンは言い、サンジはタバコに火をつける。
「ルフィの奴さっき縮んでなかったか?」
「“巨人”のギアを使うと使った時間反動で縮むんだって…」
「ルフィの新しい戦闘法、体に負担をかけすぎじゃねぇか? この先の敵がもっと強力になるとしたらこいつ、ずっと無茶を続けることになるぞ……おれは心配だ……」
「「…………」」
ウソップをナミとチョッパーは静かに見つめる。
「もし!!」
「う!!うお―!! ゾンビ!! 影が出てねぇ奴がいたのか!?」
「イヤ、大ケガした年寄りじゃ」
「紛らわしいな!! もうゾンビでいいだろ!!」
「墓場であったおっさんじゃねぇか」
「信じられん…太陽の下をまたこうして歩ける日が来るとは…」
おいおいと喜ぶスポイルという老人の下にローラ達が集まる。
「そうだ、あんた達…!! 礼が遅れたわね!!」
どんっ!!と膝をつくローラたち。
「ありがとうあんた達!!! スリラーバーク被害者の会一同……!! この恩は決して忘れないわ!!!」
「「「ありがとうございました!!」」」
頭を下げる海賊達。ローラはバッと顔を上げる。
「お礼に私を嫁にあげる!!!」
「「「いらん」」」
男子全員が即否定する。
「そう言わずに」
「………礼を言われてもな。ルフィが言ったよな、おっさん、おれ達はこっちの都合で戦っただけで…」
「特にあんた!! 結婚しない!?」
「お前らついでに助かっただけだ」
ローラの求婚をスルーしながらゾロは気だるそうに言う。
「何言ってんのよ――!!! せっかくお礼をしたいって人々にしながら―!!」
スパン!!っとゾロにビンタを入れるナミ。ゾロはそのビンタの衝撃で吹っ飛んだ。
「おう、そうだぜニイちゃん。何かさせてくれ~~~!!」
「ついでだろうが何だろうがモリアに勝てた事に感謝してんだ」
「でしょー!?」
「お前、目がベリーだぞ」
わいわいとする海賊とナミ。ナミの顔を見たウソップは静かにツッコんだ。
「ん?……あっ、そうだ私……!!大変な事忘れてた………!!!」
「何だ」
ナミは顔が真っ青になる。ウソップはそんなナミを不思議そうに見る。
「どうしたの?」
「それが!! 大変なの……!!」
ロビンもナミの動揺に気付き声をかける。ナミは急いで話そうと振り替える。
[成程な]
「「「!!?」」」
声が聞こえ皆は上を見上げる。そこには電伝虫をもったバーソロミュー・くまがいた。
[――悪い予感が的中したというわけか]
「――そのようで………!!」
『………』
ジンはくまを確認し“右目”を開く。
「落ち着いて聞いてよ……!!? モリア達との戦いの最中で…言いそびれたけど。この島には…もう一人いたの“七武海”が…!!!」
「「「“七武海”!!?」」」
ナミの言葉に皆が改めてバーソロミュー・くまに目をむける。ジンがナミの側に歩いてくる。
『彼は“暴君”バーソロミュー・くま。ナミさんは彼がここにいることをご存知だったのですね』
「あいつが!? “暴君”くま!!?」
どよっとなるみんな。ナミがジンの方に振り向く。
「ジン! あんたあいつがこの島に居たの知ってたの!!?」
「………」
ナミの問いに他のクルーもジンに目を向けた。
『………ええ。先程、お会いしていました』
「なんだって!!? なんで黙ってたんだ!!」
『ゲッコー・モリア討伐が優先だったからですよ、ウソップさん。まぁ、伝えても伝えなくても結果は同じだったと感じますが…』
いつものジンの言葉より冷たさ感じたウソップは押し黙ってしまった。
[措置についてはその後だ。―――そう次々落ちて貰っては“七武海”の名が威厳を失う。この情報は世間で流すべきではない。まったく困った奴らだ]
電伝虫から声が聞こえる。ジンはそれに耳を傾けていた。ロビンが聞く。
「ジンは彼と知り合いなの?」
『…知り合いですね。何度かお会いしています』
「………」
ゾロがジンを観察するように見る。
[私の言っている意味はわかるな? モリアの敗北に目撃者がいてはならない]
「…………」
[世界政府より特命を下す…!! 麦わらの一味を含む、その島に残る者達全員を“抹殺”せよ…]
「……“渡り鳥”はどうする?」
[言わずともわかるだろう。あいつは確保だ、連れて来い。では報告を待っている……プツッ…]
電伝虫が静かになる。
『………』
「えっ!? 今 なんか聞こえたぞ……!!?」
「抹殺って今………!!」
くまが立ち上がり、下を見下ろす。
「おいおい抹殺って………!! おれ達を……!? 何で!!??」
「そりゃねぇだろ……!!! 今やっとモリアの能力から解放されたのに!!」
「…そんな“七武海”と連戦なんて……!!」
「お前ら下がってろ…おれがやる!!」
頭を抱えるウソップ。ゾロは刀をぬき、クルーの前に立つ。
「気をつけて!! なにかの能力者よ。あいつが手を触れた人間が…!! 消える所を見た……!!」
「消える!?」
「そして本人は瞬間移動するわ!!」
ナミは叫ぶ。そしてくまの手を凝視した。
「……あの手が…危ない」
みんなが緊張感に包まれる中、パッとくまがみんなの視界から消える。
「「「え!!?」」」
バンっと海賊達の真ん中に現れる。
「出たァ!!!」
「でけぇっ!!! いつの間に!!」
「くそっ!! やっと自由になれるのに!! こんな所で死んでたまるかァ!!!」
「やっちまぇ!!!」
.「やめなお前達!!! 相手が悪すぎる!!!」
「うおおお!!」
くまに向かって行く海賊達。くまはその一人に手を沿える。
すると手を沿えられた海賊だけでなく後ろに続いた海賊達も吹っ飛ぶ。
「触れてねぇ奴らまでっ!!!」
「何かが貫通した!!」
『“
「!」
ぷにっとジンの
『…いささかタイミングが良すぎませんか、バーソロミュー・くま』
「それを見越した上だ。言ったはずだ“渡り鳥”を確保する最善の方を取る…と」
「また消えたぞ!!」
パッと突然消える、次の瞬間、ジンの後ろに現れた。くまはジンを手で掴み捕らえる。
『ぐっ!!』
「ジン!!」
「ジンが捕まった!!?」
「…呆気ないな。疲労が目に見えているぞ、“渡り鳥”。その“コエコエの能力”の発動は久しぶりなのか」
「「「!!?」」」
くまの発言にクルーはびっくりした。