ハナウタ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ごめんくださーい! お邪魔しまーす!!」
「「早ぇよ!!!」」
ガチャガチャ
「ん?この扉鍵が…」
ボロッ
「あ…開いた、開いた」
「開いたっていうか、お前…」
ルフィの行動に突っ込むサンジやゾロ。最後にドアを破壊したルフィにフランキーが呆れたように呟いた。
「おーい、誰かいねぇかー!?ゲッコー・モリア~~~!!」
ルフィは叫ぶ。
「これだけの屋敷で…使用人の一人もいねぇのか?」
「何だこの乱闘の後の様な部屋。まさかナミさんの身に……!!」
「ブヒヒヒヒ…!! 御主人様の名を知ってなお、ここへ踏み込むとはたいした度胸」
壁にかかっている剥製のブタが喋り出す。
「え!?壁からブタが生えてる」
ルフィの変な疑問を意に返さずブタは命令する。
「歓迎してやれ客人達を!!」
「「「ケキャキャキャキャキャ」」」
ブタの号令で部屋中のゾンビが襲い掛かってきた。
「オイオイ、これもゾンビか?」
「おおおお!!」
「この島ではもう…どんな生き物がいても不思議じゃないわね」
『確かに。ここも立派なお化け屋敷の様です』
ルフィが喜ぶ中、他のクルーは戦闘体勢に入った。
「ナミさんを……!!!どこへ隠したぁ~~!!!」
ボコォ―ン
「ペギャァァァ」
サンジの元にゾンビが襲い掛かるが一蹴する。
「大口開けてはしたないわよ。せっかく奇麗なのに」
「えっ、ホントに?」
モナリザに似た女のゾンビがロビンを捕まえようとする。
「でも、額縁から出ちゃ台無し……ツイスト!!!」
「ギャイァァァ」
ボキボキボキ
「え~!?槍が折れた!! 何だコイツの体!!鉄か!!?」
「やめやめやめやめろ、何だ! おめぇら…あの弱ぇ~奴らの仲間なんじゃ…」
フランキーはゾンビの2体を両手に掴み、互いに頭突きさせる。
「イエス」
ドカッ
「「ブガァ!!」」
「“二刀流・弐斬り”」
「にぎり? んまそっ」
刀を構えたゾロにゾンビは舌を出しながら襲い掛かる。
「“閃”!!!」
ドシュッ!!!
「マズがったぉぉ~!!!」
「かかれ!! コイツは弱そうだ!」
「3人でかかりゃ何とでもナルゼ!」
「モリア様に捧げろ!!」
3体のゾンビがジンを囲うように襲う。ジンは肩を竦める。
『弱そうですか…では、試して見ましょう。
“原点の紙 ”フォーム:“気ままな鎖 ”!!』
両手を前に出したジン。両手から紙が現れ、みるみるうちに二つの剣が生成された。
二つの剣にはお互いを繋ぐ鎖がついている。
『“フィーリングダンス”――さぁ、気ままに参りましょう』
ジンは左手の剣を離し右手の剣で1体のゾンビを切る。すると手を離した剣が独りでにもう一方の敵を鎖で絡め切る。
流れるように入れ替わり1回ずつ斬る。
「グワァ!」
「ギャア!!」
離していた剣を左手に戻し、二刀流で最後のゾンビを斬る。
「ギィアアー」
ゾンビ3体とも倒れる。
『おや、僕の方が強かったですね』
ジンはニコッと笑った。
「しししし!!ホンット面白ぇな、この島」
「この…!!すばしっこい奴め!!」
敷きグマはルフィに腕を振り落とす。
ブン!!
「俺達の邪魔しなきゃ、仲良くやれたのに…!! “ゴムゴムの”……バズーカ!!!」
ドゴォン!!
「ベォォ!!!」
「し…敷きグマ…あっ……」
「おし、片付いた…!!」
麦わらの一味はゾンビを一掃した。
「あっ…あっ!! あの3人組なら!!
今寝室でぐっすりと眠ってるぜ、よかったな!! 安全だ!!」
「んなわけねぇだろ」
ブタの言葉にフランキーが睨む。
「ホントだってブヒ!! 行って見たらいいだろ!! そこの階段昇って奥へ…!!ブヒブヒ」
『行ってみますか? サンジ……さん??』
「おい、あのぐるぐるコックがいねぇぞ」
「えっ?」
「あり? さっきまでいたのに…サンジの奴どこに行ったんだ?」
みんなはキョロキョロと辺りを見渡す。
「ぷぷぷっ…!!」
「おい、笑うな!! 聞こえる」
「…………」
「ブヒヒ」
ゾロはゾンビたちの様子を伺う。
「いつの間にか…なんかしやがったなコリャ」
「惜しい男を失った」
「あのな」
「まーでもそうだな。サンジはいいか!」
「だけどこんなゾンビ屋敷じゃ、3人の方の救出は一刻を争うかも知れない」
『……ですね』
「ブヒブヒ…おめぇらよぉ…ちょっと強ぇからって調子にのってんじゃねぇぞ…
仲間が消え去って心中ビビってんだろ!! ザマァみろ!!」
「とにかく勘で進むしか方法がないわね」
「オイ、おめぇら!」
「このコ達を脅して本当の事を喋るとも思えないわ」
「…じゃあこのブタ案内に連れて行こう」
「え゛~~~!!?」
ゾロの言葉にブタが本気で嫌がる。
「へ…へへ…行け行け……!! 我々のご主人様の恐ろしさを知るがいい」
「おれ達の…真のボスは“王下七武海”ゲッコー・モリ…おお!! 言えねぇ!!身が凍る!!」
「おおお~~その名を口にしただけで身も凍りそうだ……!!!」
「消えた仲間達はもう無事じゃ…済まねぇぞ」
「………」
「一人…また一人と仲間は減っていく……後悔するがいい…!!
“七武海”のゲッコー…イヤ…ご主人様の真の実力を前に誰一人助からねぇ、恐怖…!!」
「ゴチャゴチャうるせぇな…じゃあ“そのモリアのバカに”伝えとけ!!」
「いィ!!?」
「おれの仲間の身に何か起きたらお前をこの島ごと吹き飛ばしてやるってな!!!」
「「「!!?」」」
ビクッ!!とゾンビたちはビビる。
「第一サンジは放っといて死にゃしねぇんだ、行こう」
前略
ご主人様――
何やら恐ろしい奴らが屋敷に入ってしまいました
びっくりゾンビ一同。
(びっくりしました)
――――――屋敷内の廊下
「おーーい!!」
「おーーーーーい!! あれ??」
ルフィたちは辺りを見渡す。サンジに続きゾロが姿を消した。
「おい!!“ブヒ”!! お前またなんかしやがったのか!?吐け!!!」
ルフィはブタの頭をゴリゴリとする。
「おれは最初から何も知らねぇって言ってんだろ!!ブヒヒ」
「……笑ってんじゃねぇか白々しい奴だぜ…!!!」
「不思議ね…声もなく…締め殺されたのかしら」
『ロビン、相変わらず発言が怖いですよ』
「おっかしいなぁ………!! ゾロまで消えたぞ!?」
「広間? ウソップ達は!?」
3人がロビンの元に駆けつける。ロビンはさぁっと後ろを振り返らずに続ける。
「それどころか、この広間の奥はもう外みたいよ」
『本当ですね』
「!?…何だここは!」
「闘技場みてぇだ……!!!」
広間の様子をそれぞれが確認する。するとブタがいやらしく笑う。
「ブヒヒヒ。そんな生易しいもんじゃないブヒ」
『………!?』
ブタのセリフの意味を思案しようとした瞬間、ジンは気配が増えていることに気づく。
『フランキーさん避けてください!!』
「!?」
ギラッとフランキーの頭上が光る。それは勢いよくフランキーに飛びかかってきた。
「うお!!!」
フランキーは間一髪避ける。
「フランキー!!」
「誰!!?」
空から降って来たのは鎧を着た何か。
「うぉー動くヨロイだ!!!」
「…きっとゾンビよ…!! 体に槍が刺さったまま動いてる…」
「ゾンビが立派に武装しやがって……!! 驚かすんじゃねぇよ!!」
フランキーは斬りかかってくるヨロイゾンビの剣を左で受ける。
「“ストロング・右 ”!!!」
フランキーはガンッとヨロイの腹を殴る。
「あぁ!?」
しかし、ゾンビは踏み留まり斬撃を飛ばす。フランキーはその斬撃をかわす。斬撃は後ろの壁を破壊した。
「……壁が…!! 一端の剣術を…!!」
フランキーは左手を出す。
「“ウェポンズ・左 ”!!」
フランキーの弾丸はヨロイゾンビを直撃。ヨロイゾンビはぶっ飛ぶ。しかしまたすぐに立ち上がりフランキーを斬りつける。
「ウッ!!!」
「うわっ!! フランキーが!!!」
「………!!」
「!」
「…やられやしねぇよ…!! こんな死人なんぞに!!!」
ブンッと勢いよくフランキーはヨロイゾンビを投げ飛ばす。
「!……まだ立ち上がるぞ…!!!」
「ラチがあかねぇ……!!! 今までのゾンビ達と全然違うぞ」
「ブヒヒヒヒヒヒ!!思い知るがいい!! それが本当のゾンビの恐さだ!!故障はあっても痛みなど感じねぇ!!
武装した将軍ゾンビ達は一人一人が生前に戦いで名を揚げた強硬な戦士達なんだ!!!ブヒ!!」
「あ! あいつあんな遠くに」
「一国の騎士団長、凶悪な犯罪者、伝説の侍!海賊!拳銃使い!!
そんなやつらが不死身になったと思え!!! おめぇらなんかに勝てるわけねぇんだよ!!ブヒヒ!
おめぇらの仲間達だって誰一人無事じゃねぇよザマー見ろ!!!」
「このやろ!!」
ブヒヒと笑うブタ。ルフィは追いかけようとした。
『“栞 ”…!』
ジンは左手を前にし栞 を三枚飛ばす。
「ブヒッ! カベゾンビ!!」
「おう」
カベゾンビが現れるが栞 は間一髪通り抜けた。
「ブビヒヒィ~~~!!」
カベの先からブタの悲鳴が聞こえる。
『言い過ぎですよ、ブタさん』
ジンはシルクハットを下げて静かに言った。
「道が塞がれた!!」
「塞がれたのは……後ろだけじゃないわよ。」
「…おれの経験から物を言わせて貰うと…コリャさすがに…手強すぎるぞ!!!」
「ヨロイだらけだ―!!!」
4人は見事に将軍ゾンビに囲まれてしまった。
「一人に対してあれだけ攻撃してもこたえねぇんだ。
コイツら全員まともに相手してちゃこっちが消耗しちまうだけだ!!」
「――そうか、それもそうだ! ここが最終戦じゃねぇもんな」
「この広間をまっすぐ抜けると……おそらく中庭に出られるわ」
「かかれ!!!」
将軍ゾンビが号令と共に一斉にかかってくる。
「よし! じゃおれ達4人そこで落ち合おう。また誰か消えねぇ様に気ぃつけろよ!!」
『承知しました。では…』
「行くぞ!!」
ルフィの声と共に4人は将軍ゾンビの中をくぐり抜けるべく走り出した。
「「早ぇよ!!!」」
ガチャガチャ
「ん?この扉鍵が…」
ボロッ
「あ…開いた、開いた」
「開いたっていうか、お前…」
ルフィの行動に突っ込むサンジやゾロ。最後にドアを破壊したルフィにフランキーが呆れたように呟いた。
「おーい、誰かいねぇかー!?ゲッコー・モリア~~~!!」
ルフィは叫ぶ。
「これだけの屋敷で…使用人の一人もいねぇのか?」
「何だこの乱闘の後の様な部屋。まさかナミさんの身に……!!」
「ブヒヒヒヒ…!! 御主人様の名を知ってなお、ここへ踏み込むとはたいした度胸」
壁にかかっている剥製のブタが喋り出す。
「え!?壁からブタが生えてる」
ルフィの変な疑問を意に返さずブタは命令する。
「歓迎してやれ客人達を!!」
「「「ケキャキャキャキャキャ」」」
ブタの号令で部屋中のゾンビが襲い掛かってきた。
「オイオイ、これもゾンビか?」
「おおおお!!」
「この島ではもう…どんな生き物がいても不思議じゃないわね」
『確かに。ここも立派なお化け屋敷の様です』
ルフィが喜ぶ中、他のクルーは戦闘体勢に入った。
「ナミさんを……!!!どこへ隠したぁ~~!!!」
ボコォ―ン
「ペギャァァァ」
サンジの元にゾンビが襲い掛かるが一蹴する。
「大口開けてはしたないわよ。せっかく奇麗なのに」
「えっ、ホントに?」
モナリザに似た女のゾンビがロビンを捕まえようとする。
「でも、額縁から出ちゃ台無し……ツイスト!!!」
「ギャイァァァ」
ボキボキボキ
「え~!?槍が折れた!! 何だコイツの体!!鉄か!!?」
「やめやめやめやめろ、何だ! おめぇら…あの弱ぇ~奴らの仲間なんじゃ…」
フランキーはゾンビの2体を両手に掴み、互いに頭突きさせる。
「イエス」
ドカッ
「「ブガァ!!」」
「“二刀流・弐斬り”」
「にぎり? んまそっ」
刀を構えたゾロにゾンビは舌を出しながら襲い掛かる。
「“閃”!!!」
ドシュッ!!!
「マズがったぉぉ~!!!」
「かかれ!! コイツは弱そうだ!」
「3人でかかりゃ何とでもナルゼ!」
「モリア様に捧げろ!!」
3体のゾンビがジンを囲うように襲う。ジンは肩を竦める。
『弱そうですか…では、試して見ましょう。
“
両手を前に出したジン。両手から紙が現れ、みるみるうちに二つの剣が生成された。
二つの剣にはお互いを繋ぐ鎖がついている。
『“フィーリングダンス”――さぁ、気ままに参りましょう』
ジンは左手の剣を離し右手の剣で1体のゾンビを切る。すると手を離した剣が独りでにもう一方の敵を鎖で絡め切る。
流れるように入れ替わり1回ずつ斬る。
「グワァ!」
「ギャア!!」
離していた剣を左手に戻し、二刀流で最後のゾンビを斬る。
「ギィアアー」
ゾンビ3体とも倒れる。
『おや、僕の方が強かったですね』
ジンはニコッと笑った。
「しししし!!ホンット面白ぇな、この島」
「この…!!すばしっこい奴め!!」
敷きグマはルフィに腕を振り落とす。
ブン!!
「俺達の邪魔しなきゃ、仲良くやれたのに…!! “ゴムゴムの”……バズーカ!!!」
ドゴォン!!
「ベォォ!!!」
「し…敷きグマ…あっ……」
「おし、片付いた…!!」
麦わらの一味はゾンビを一掃した。
「あっ…あっ!! あの3人組なら!!
今寝室でぐっすりと眠ってるぜ、よかったな!! 安全だ!!」
「んなわけねぇだろ」
ブタの言葉にフランキーが睨む。
「ホントだってブヒ!! 行って見たらいいだろ!! そこの階段昇って奥へ…!!ブヒブヒ」
『行ってみますか? サンジ……さん??』
「おい、あのぐるぐるコックがいねぇぞ」
「えっ?」
「あり? さっきまでいたのに…サンジの奴どこに行ったんだ?」
みんなはキョロキョロと辺りを見渡す。
「ぷぷぷっ…!!」
「おい、笑うな!! 聞こえる」
「…………」
「ブヒヒ」
ゾロはゾンビたちの様子を伺う。
「いつの間にか…なんかしやがったなコリャ」
「惜しい男を失った」
「あのな」
「まーでもそうだな。サンジはいいか!」
「だけどこんなゾンビ屋敷じゃ、3人の方の救出は一刻を争うかも知れない」
『……ですね』
「ブヒブヒ…おめぇらよぉ…ちょっと強ぇからって調子にのってんじゃねぇぞ…
仲間が消え去って心中ビビってんだろ!! ザマァみろ!!」
「とにかく勘で進むしか方法がないわね」
「オイ、おめぇら!」
「このコ達を脅して本当の事を喋るとも思えないわ」
「…じゃあこのブタ案内に連れて行こう」
「え゛~~~!!?」
ゾロの言葉にブタが本気で嫌がる。
「へ…へへ…行け行け……!! 我々のご主人様の恐ろしさを知るがいい」
「おれ達の…真のボスは“王下七武海”ゲッコー・モリ…おお!! 言えねぇ!!身が凍る!!」
「おおお~~その名を口にしただけで身も凍りそうだ……!!!」
「消えた仲間達はもう無事じゃ…済まねぇぞ」
「………」
「一人…また一人と仲間は減っていく……後悔するがいい…!!
“七武海”のゲッコー…イヤ…ご主人様の真の実力を前に誰一人助からねぇ、恐怖…!!」
「ゴチャゴチャうるせぇな…じゃあ“そのモリアのバカに”伝えとけ!!」
「いィ!!?」
「おれの仲間の身に何か起きたらお前をこの島ごと吹き飛ばしてやるってな!!!」
「「「!!?」」」
ビクッ!!とゾンビたちはビビる。
「第一サンジは放っといて死にゃしねぇんだ、行こう」
前略
ご主人様――
何やら恐ろしい奴らが屋敷に入ってしまいました
びっくりゾンビ一同。
(びっくりしました)
――――――屋敷内の廊下
「おーーい!!」
「おーーーーーい!! あれ??」
ルフィたちは辺りを見渡す。サンジに続きゾロが姿を消した。
「おい!!“ブヒ”!! お前またなんかしやがったのか!?吐け!!!」
ルフィはブタの頭をゴリゴリとする。
「おれは最初から何も知らねぇって言ってんだろ!!ブヒヒ」
「……笑ってんじゃねぇか白々しい奴だぜ…!!!」
「不思議ね…声もなく…締め殺されたのかしら」
『ロビン、相変わらず発言が怖いですよ』
「おっかしいなぁ………!! ゾロまで消えたぞ!?」
「広間? ウソップ達は!?」
3人がロビンの元に駆けつける。ロビンはさぁっと後ろを振り返らずに続ける。
「それどころか、この広間の奥はもう外みたいよ」
『本当ですね』
「!?…何だここは!」
「闘技場みてぇだ……!!!」
広間の様子をそれぞれが確認する。するとブタがいやらしく笑う。
「ブヒヒヒ。そんな生易しいもんじゃないブヒ」
『………!?』
ブタのセリフの意味を思案しようとした瞬間、ジンは気配が増えていることに気づく。
『フランキーさん避けてください!!』
「!?」
ギラッとフランキーの頭上が光る。それは勢いよくフランキーに飛びかかってきた。
「うお!!!」
フランキーは間一髪避ける。
「フランキー!!」
「誰!!?」
空から降って来たのは鎧を着た何か。
「うぉー動くヨロイだ!!!」
「…きっとゾンビよ…!! 体に槍が刺さったまま動いてる…」
「ゾンビが立派に武装しやがって……!! 驚かすんじゃねぇよ!!」
フランキーは斬りかかってくるヨロイゾンビの剣を左で受ける。
「“ストロング・
フランキーはガンッとヨロイの腹を殴る。
「あぁ!?」
しかし、ゾンビは踏み留まり斬撃を飛ばす。フランキーはその斬撃をかわす。斬撃は後ろの壁を破壊した。
「……壁が…!! 一端の剣術を…!!」
フランキーは左手を出す。
「“ウェポンズ・
フランキーの弾丸はヨロイゾンビを直撃。ヨロイゾンビはぶっ飛ぶ。しかしまたすぐに立ち上がりフランキーを斬りつける。
「ウッ!!!」
「うわっ!! フランキーが!!!」
「………!!」
「!」
「…やられやしねぇよ…!! こんな死人なんぞに!!!」
ブンッと勢いよくフランキーはヨロイゾンビを投げ飛ばす。
「!……まだ立ち上がるぞ…!!!」
「ラチがあかねぇ……!!! 今までのゾンビ達と全然違うぞ」
「ブヒヒヒヒヒヒ!!思い知るがいい!! それが本当のゾンビの恐さだ!!故障はあっても痛みなど感じねぇ!!
武装した将軍ゾンビ達は一人一人が生前に戦いで名を揚げた強硬な戦士達なんだ!!!ブヒ!!」
「あ! あいつあんな遠くに」
「一国の騎士団長、凶悪な犯罪者、伝説の侍!海賊!拳銃使い!!
そんなやつらが不死身になったと思え!!! おめぇらなんかに勝てるわけねぇんだよ!!ブヒヒ!
おめぇらの仲間達だって誰一人無事じゃねぇよザマー見ろ!!!」
「このやろ!!」
ブヒヒと笑うブタ。ルフィは追いかけようとした。
『“
ジンは左手を前にし
「ブヒッ! カベゾンビ!!」
「おう」
カベゾンビが現れるが
「ブビヒヒィ~~~!!」
カベの先からブタの悲鳴が聞こえる。
『言い過ぎですよ、ブタさん』
ジンはシルクハットを下げて静かに言った。
「道が塞がれた!!」
「塞がれたのは……後ろだけじゃないわよ。」
「…おれの経験から物を言わせて貰うと…コリャさすがに…手強すぎるぞ!!!」
「ヨロイだらけだ―!!!」
4人は見事に将軍ゾンビに囲まれてしまった。
「一人に対してあれだけ攻撃してもこたえねぇんだ。
コイツら全員まともに相手してちゃこっちが消耗しちまうだけだ!!」
「――そうか、それもそうだ! ここが最終戦じゃねぇもんな」
「この広間をまっすぐ抜けると……おそらく中庭に出られるわ」
「かかれ!!!」
将軍ゾンビが号令と共に一斉にかかってくる。
「よし! じゃおれ達4人そこで落ち合おう。また誰か消えねぇ様に気ぃつけろよ!!」
『承知しました。では…』
「行くぞ!!」
ルフィの声と共に4人は将軍ゾンビの中をくぐり抜けるべく走り出した。