渡り鳥を探せ
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それから数日、苦難の連続である海底の道を、サニー号はひたすら進む。
まわりに集まる海皇類の魔の手を潜り抜け、研究島を探した。
そして、それは唐突に現れた。
「あれが……“鳥かご島”?」
「「すっげー!!」」
ルフィとチョッパーは鳥かごのように伸びた金色の柵を見上げながら興奮気味に声を上げる。
「本当に海の中に……」
「幻想的…」
「ここにジンがいるんだな」
「たぶん、だろ」
「おっし。てめェら、サニー号をつけるぞ! 準備はいいか??」
「おう! まかせろ」
「みんなくれぐれも気をつけて。ここは海軍の研究島。敵地よ、油断しないで!!」
「わかってますって、ナミさぁ~ん」
「んじゃ、行くぜ!」
フランキーは鳥かご島へ舵を切る。
「おっ?」
「波が穏やかね」
フランキーとナミは驚いた声をあげる。
“鳥かご島”へ舵を切ったその道筋だけなぜか、波は落ち着いていた。
ほどなくして、島へ入港する。錨を降ろすと同時に島の空気により、パチンッと船を覆っていたシャボン玉が割れた。
「うおおぉい!!? シャボン玉が割れちまったぞ!!? 息ができないんじゃ」
ウソップは慌てて鼻と口を抑える。それを見ていたチョッパーとブルックは鼻と口を抑えた。
「慌てるな、お前ら。ここには空気がある」
「え……?」
ゾロの言葉にウソップ達は鼻と口から手を離す。
確かに空気は十分にあるようで、ああ、おいしいーっと一味は久々に新鮮な空気を味わった。
「こんな深い海の底でふつうに息ができるなんて、すごいわ」
「そうね。でも、帰りはどうすればいいのかしら?」
「アウ!! おうおう、いいのがあるじゃねェか」
フランキーが舳先から、下を覗いている。
「お、何があったんだ??」
「シャボン玉製造機みたいだぜ。海軍御用達の、な」
フランキーが指さすところに大きなポンプがついた機械があった。
「あれでシャボン玉が作れるのか?」
「見てみねェとわからねェが、海軍が行き来してんなら、そういう機械があってもおかしくねェ。ちょっくら見てくるわ」
「おう、行って来い。気をつけてな」
サンジがフランキーの背中にそう投げかけると、
フランキーはサニー号から、飛び降りた。
「ああん??」
島に降り立ったフランキーは、首を傾げる。
「おーい、フランキーどうした?」
サンジはフランキーへ向けて、大声で言った。しかしフランキーは辺りを見渡すばかり。
「おーい!! お前らどこいったんだ??」
「へっ?」
フランキーが大声を出す。すぐそばにいるのに、見えていないようだ。
「おい、何言ってんだ。フランキー!!? こっちだ」
「アアン??、なんだ人がいるじゃねェか」
フランキーはそう言い残すと、スタスタと島の中へ入って行ってしまった。
「おい、フランキー!! 待てよ」
「フランキーの様子おかしいわね」
「ああ、あいつ、明らかにこっちの声が聞こえてねェみたいだった」
「人もいるっていってたけど……」
「気配はねェな……」
ゾロは辺りの気配を探りながら言った。
「みんなで行く?」
「こんな僻地、そうそう人は来ねェだろう」
「そうですねー。来るとしても海軍くらいですし」
「それが一番良くねェよ」
「でも、手段は選んでらんねェ。今はフランキーが心配だ」
「ルフィ」
「みんなで行こう!」
ルフィの言葉で、ぞろぞろと島に降り立った。
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まわりに集まる海皇類の魔の手を潜り抜け、研究島を探した。
そして、それは唐突に現れた。
「あれが……“鳥かご島”?」
「「すっげー!!」」
ルフィとチョッパーは鳥かごのように伸びた金色の柵を見上げながら興奮気味に声を上げる。
「本当に海の中に……」
「幻想的…」
「ここにジンがいるんだな」
「たぶん、だろ」
「おっし。てめェら、サニー号をつけるぞ! 準備はいいか??」
「おう! まかせろ」
「みんなくれぐれも気をつけて。ここは海軍の研究島。敵地よ、油断しないで!!」
「わかってますって、ナミさぁ~ん」
「んじゃ、行くぜ!」
フランキーは鳥かご島へ舵を切る。
「おっ?」
「波が穏やかね」
フランキーとナミは驚いた声をあげる。
“鳥かご島”へ舵を切ったその道筋だけなぜか、波は落ち着いていた。
ほどなくして、島へ入港する。錨を降ろすと同時に島の空気により、パチンッと船を覆っていたシャボン玉が割れた。
「うおおぉい!!? シャボン玉が割れちまったぞ!!? 息ができないんじゃ」
ウソップは慌てて鼻と口を抑える。それを見ていたチョッパーとブルックは鼻と口を抑えた。
「慌てるな、お前ら。ここには空気がある」
「え……?」
ゾロの言葉にウソップ達は鼻と口から手を離す。
確かに空気は十分にあるようで、ああ、おいしいーっと一味は久々に新鮮な空気を味わった。
「こんな深い海の底でふつうに息ができるなんて、すごいわ」
「そうね。でも、帰りはどうすればいいのかしら?」
「アウ!! おうおう、いいのがあるじゃねェか」
フランキーが舳先から、下を覗いている。
「お、何があったんだ??」
「シャボン玉製造機みたいだぜ。海軍御用達の、な」
フランキーが指さすところに大きなポンプがついた機械があった。
「あれでシャボン玉が作れるのか?」
「見てみねェとわからねェが、海軍が行き来してんなら、そういう機械があってもおかしくねェ。ちょっくら見てくるわ」
「おう、行って来い。気をつけてな」
サンジがフランキーの背中にそう投げかけると、
フランキーはサニー号から、飛び降りた。
「ああん??」
島に降り立ったフランキーは、首を傾げる。
「おーい、フランキーどうした?」
サンジはフランキーへ向けて、大声で言った。しかしフランキーは辺りを見渡すばかり。
「おーい!! お前らどこいったんだ??」
「へっ?」
フランキーが大声を出す。すぐそばにいるのに、見えていないようだ。
「おい、何言ってんだ。フランキー!!? こっちだ」
「アアン??、なんだ人がいるじゃねェか」
フランキーはそう言い残すと、スタスタと島の中へ入って行ってしまった。
「おい、フランキー!! 待てよ」
「フランキーの様子おかしいわね」
「ああ、あいつ、明らかにこっちの声が聞こえてねェみたいだった」
「人もいるっていってたけど……」
「気配はねェな……」
ゾロは辺りの気配を探りながら言った。
「みんなで行く?」
「こんな僻地、そうそう人は来ねェだろう」
「そうですねー。来るとしても海軍くらいですし」
「それが一番良くねェよ」
「でも、手段は選んでらんねェ。今はフランキーが心配だ」
「ルフィ」
「みんなで行こう!」
ルフィの言葉で、ぞろぞろと島に降り立った。
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