“火拳”のエースを巡る海軍と白ひげ海賊団の戦争。
それは頂上戦争というにふさわしいもので、2年がたった今でも話し草になるほどだ。

そしてあの日の白ひげの死で、世界の姿は大きく変わり、
今や2年前が恋しくなるほど、世界は荒れてしまった。

誰に何が起こってもおかしくない、“おかしい世界”。
こんな世界で2年間、ひっそりと力を蓄えていた一味がいる。それは……

――――麦わらの一味。

彼らはこれから待ち受けるであろう困難に乗り越えるために、自分達の力を高めることを決めた。
そしてたった今、2年前に散れじれとなった場所、シャボンティ諸島で再会を果たす。

一味の航海士であるナミから出港の合図を出された一味の船長、モンキー・D・ルフィはクルーに力強く言った。

「言いたいことはいろいろあるけど、とりあえずみんな無事でよかった！！

――――行くぞ！！野郎共！！」


「「「「おー！！」」」」



【渡り鳥を探せ！】



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