この時代を白ひげと呼ぶ
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「気ィ抜くな、ルフィ!!」
「おう!!!」
エースの言葉に、ルフィは猛々しく答える。エースは笑った。
「“火柱”!!!」
「「「うわああああー!!」」」
ボォオン……!!
「エースさん!!ルフィ君っ!!!」
「強いぞ、気をつけろ!!!」
ジンベイが歓喜の声を上げる。海兵達からは警告の声が次々と発せられた。
「戦えるか、ルフィ!!」
「勿論だ…!!ハァ…!!!ハァ…!!!」
エースの炎が辺りの海兵を蹴散らす。2人とも臨戦態勢だ。
「“火拳”のエースは“火”『自然系』だぞ」
「絶対逃がすな!!!」
「お前に助けられる日が来るとは、夢にも思わなかった。ありがとう、ルフィ」
「ししししっ!!白ひげのおっさん達が助けてくれたからな!!」
ルフィは笑顔でエースに答えた。
「助かった気になるなァ!!!」
ドドドドドッ!!!
「「!!」」
「ここがお前達の処刑場だ!!!」
「ん……ふんっ!!」
ルフィは放たれた弾をゴムで弾き飛ばす。
「「おあ!!!」」
「くらえ!!」
「!」
ルフィに海兵の刃がせまる。ルフィはそれに対し振り向こうとしたが、その前に頭を抑えられた。
ズバン……!!
「「!!」」
海兵達は手ごたえのなさに目を見開く。
「弟なんだよ。手出しは無用で頼む!!」
「「!!」」
「“火拳”!!!」
ドゴォオオン!!!
「うおおおおおおお!!!」
「りゃああああ……!!」
宙に舞うエースのカバーに地上でルフィが海兵を蹴散らす。
「ふふ!!何て息の合い様だ!!」
「二人の逃げ道を作れェ~!!!」
ビスタが海兵を薙ぎ払いながら言う。その隣でハルタが周りに指示を出した。海兵が叫ぶ。
「“火拳”と“麦わら”を処刑しろォ~~!!」
「強くなったな、ルフィ!」
「いつかエースも越えてみせるさ!!」
背中を預け合うルフィとエースは互いに笑顔を見せる。
「“アイス塊(ブロック)”」
「“大将青キジ”!!!」
「わ!あいつ」
「じゃあ、まだ今はおれが守ろう。さがれルフィ」
「“暴雉嘴(フェザントベック)”!!!」
「“鏡火炎(キョウカエン)”!!!」
ドォン!!!
「……!!何という失態だ。おれがいながら」
「元帥殿!!」
センゴクは忌わしそうに地面を殴りつける。
「フッフッフッフッ…!!!逃がしてやれよ。その方が今後面白ェ」
「バカ言え!!!」
ドフラミンゴがガレキに腰掛けにやにやと笑った。刀を構えるモモンガはそんなドフラミンゴに怒鳴った。
その一方で、海兵達が浮足立つ戦場を引き締めるように赤犬が言う。
「慌てるな。ここから出しゃあせんわい」
「!」
「サカズキ大将!!」
「この裏切り者はどこの所属だ!!」
「違う!こいつはなりすましの囚人だ!!」
「……」
地面に突き刺さるミスター3を捕えようと、海兵達が寄って来る。
「「「うわああああああ!!!」」」
「!?」
「なんだ?」
「みんな避けろ!!敵の艦が動き出したぞォ!!!」
「近づくな!!外輪(パドル)で陸を走ってる!!!」
バキバキバキと辺りを踏みつぶしながら進む白ひげ海賊団の艦。
白ひげ海賊団からも驚きの声が上がる。
「おい、誰が乗ってるんだ!!!!」
「オヤジ!!みんな逃げてくれェ!!!この戦場おれ達が請け負ったァ!!!」
うぉおおおおお!!!
「「「!!!?」」」
「スクア―ド!!」
「大渦蜘蛛海賊団だ!!」
「あの野郎共…」
「バカなマネはやめろ、スクアード!!」
「てめェ、死ぬ気じゃねェか!!!」
「……!!そりゃそうさ。おれはオヤジにそれだけの事をした」
スクアードはギュッと拳を握りしめる。そして叫んだ。
「たとえ償いにならなくても…!!こうでもしなきゃ、おれの気が収まらねェ!!!エースを連れてみんな逃げろォ!!」
「スクアードの奴!!つまらない方法を選びやがって!!おい!この錠を早く外せ!!」
マルコはクルーに怒鳴る。スクアード達を乗せた艦は、まっすぐ海軍本部へ進む。が――――
ドゴォン!!!
「「「「!!!?」」」」
「うおおお!!?船が止まったぞ!!」
艦が突然何かに抑えられるように止まった。スクアード達は目を丸くする。
「…………ハァ…ハァ!!」
「オヤジィ!!」
スクアードは叫んだ。その声を聞きながら、艦を片手で止めた白ひげは息を整えながら言った。
「子が親より先に死ぬなんて事がどれ程の親不幸か…てめェにゃわからねェのか、スクアード!!」
「!」
「つけ上がるなよ!お前の一刺しで揺らぐおれの命じゃねェ…!!誰にでも“寿命”ってもんがあらァ…」
「………!!」
「ここでの目的は果たした…もう、おれ達はこの場所に用はねェ……っ。ゲホッ…」
「オヤッサン…!!」
「「オヤジ…!!」」
白ひげは顔をあげ、言った。
「今から伝えるのは……!!最期の船長命令だ……!!」
「「「!!!」」」
「よォく聞け……白ひげ海賊団!!」
「最後ってちょっと待てよ、オヤジ!!縁起でもねェ!!」
「そんなもん聞きたくねェよォ!!」
「一緒に“新世界”に帰るんだろ!!?」
クルーから次々に声が飛ぶ。白ひげは仲間を、家族を見下ろす。
「オヤジ…!!」
エースが叫んだ。白ひげは拳を握りしめ、今までで一番大きな声で言った。
「お前らはおれとここで別れる!!!全員!!必ず生きて!!!無事新世界に帰還しろ!!!」
「「「!!!!」」」
「オヤジィ!!!」
「ここで死ぬ気か!!?」
「おれァ、時代の残党だ……!!!新時代のおれの乗り込む船はねェ…!!」
白ひげは手にググッと地震を宿す。そして思いっ切り振り払った。
「行けェ!!!!!野郎共ォ~~~~~!!!!」
ドォウ…ン!!
「いやだ、オヤジィ~~~~!!!」
「船長命令だ!!……っ!!行くんだよ!!」
悲しみで膝を折るクルーに、悲しみを押しとどめるクルー達が、後退を促す。その光景が広場のあちこちで見られた。
「おっさん!!」
「オヤジ!!」
「(振り返るな、時代は変わる!!!)」
白ひげは目だけをエースに向けると、ニッと口角を上げる。
うわああああ……!!!
「白ひげ!」
センゴクは白ひげを睨みつける。
――海賊が財宝に興味ねェなんてよ。お前一体何が欲しいんだァ?
―――……
――おい、ニューゲイトォ!!!
白ひげは闘争の笑みを浮かべた。
「ずいぶん長く旅をしてきた………決着(ケリ)をつけようぜ、“海軍”!!」
.
「おう!!!」
エースの言葉に、ルフィは猛々しく答える。エースは笑った。
「“火柱”!!!」
「「「うわああああー!!」」」
ボォオン……!!
「エースさん!!ルフィ君っ!!!」
「強いぞ、気をつけろ!!!」
ジンベイが歓喜の声を上げる。海兵達からは警告の声が次々と発せられた。
「戦えるか、ルフィ!!」
「勿論だ…!!ハァ…!!!ハァ…!!!」
エースの炎が辺りの海兵を蹴散らす。2人とも臨戦態勢だ。
「“火拳”のエースは“火”『自然系』だぞ」
「絶対逃がすな!!!」
「お前に助けられる日が来るとは、夢にも思わなかった。ありがとう、ルフィ」
「ししししっ!!白ひげのおっさん達が助けてくれたからな!!」
ルフィは笑顔でエースに答えた。
「助かった気になるなァ!!!」
ドドドドドッ!!!
「「!!」」
「ここがお前達の処刑場だ!!!」
「ん……ふんっ!!」
ルフィは放たれた弾をゴムで弾き飛ばす。
「「おあ!!!」」
「くらえ!!」
「!」
ルフィに海兵の刃がせまる。ルフィはそれに対し振り向こうとしたが、その前に頭を抑えられた。
ズバン……!!
「「!!」」
海兵達は手ごたえのなさに目を見開く。
「弟なんだよ。手出しは無用で頼む!!」
「「!!」」
「“火拳”!!!」
ドゴォオオン!!!
「うおおおおおおお!!!」
「りゃああああ……!!」
宙に舞うエースのカバーに地上でルフィが海兵を蹴散らす。
「ふふ!!何て息の合い様だ!!」
「二人の逃げ道を作れェ~!!!」
ビスタが海兵を薙ぎ払いながら言う。その隣でハルタが周りに指示を出した。海兵が叫ぶ。
「“火拳”と“麦わら”を処刑しろォ~~!!」
「強くなったな、ルフィ!」
「いつかエースも越えてみせるさ!!」
背中を預け合うルフィとエースは互いに笑顔を見せる。
「“アイス塊(ブロック)”」
「“大将青キジ”!!!」
「わ!あいつ」
「じゃあ、まだ今はおれが守ろう。さがれルフィ」
「“暴雉嘴(フェザントベック)”!!!」
「“鏡火炎(キョウカエン)”!!!」
ドォン!!!
「……!!何という失態だ。おれがいながら」
「元帥殿!!」
センゴクは忌わしそうに地面を殴りつける。
「フッフッフッフッ…!!!逃がしてやれよ。その方が今後面白ェ」
「バカ言え!!!」
ドフラミンゴがガレキに腰掛けにやにやと笑った。刀を構えるモモンガはそんなドフラミンゴに怒鳴った。
その一方で、海兵達が浮足立つ戦場を引き締めるように赤犬が言う。
「慌てるな。ここから出しゃあせんわい」
「!」
「サカズキ大将!!」
「この裏切り者はどこの所属だ!!」
「違う!こいつはなりすましの囚人だ!!」
「……」
地面に突き刺さるミスター3を捕えようと、海兵達が寄って来る。
「「「うわああああああ!!!」」」
「!?」
「なんだ?」
「みんな避けろ!!敵の艦が動き出したぞォ!!!」
「近づくな!!外輪(パドル)で陸を走ってる!!!」
バキバキバキと辺りを踏みつぶしながら進む白ひげ海賊団の艦。
白ひげ海賊団からも驚きの声が上がる。
「おい、誰が乗ってるんだ!!!!」
「オヤジ!!みんな逃げてくれェ!!!この戦場おれ達が請け負ったァ!!!」
うぉおおおおお!!!
「「「!!!?」」」
「スクア―ド!!」
「大渦蜘蛛海賊団だ!!」
「あの野郎共…」
「バカなマネはやめろ、スクアード!!」
「てめェ、死ぬ気じゃねェか!!!」
「……!!そりゃそうさ。おれはオヤジにそれだけの事をした」
スクアードはギュッと拳を握りしめる。そして叫んだ。
「たとえ償いにならなくても…!!こうでもしなきゃ、おれの気が収まらねェ!!!エースを連れてみんな逃げろォ!!」
「スクアードの奴!!つまらない方法を選びやがって!!おい!この錠を早く外せ!!」
マルコはクルーに怒鳴る。スクアード達を乗せた艦は、まっすぐ海軍本部へ進む。が――――
ドゴォン!!!
「「「「!!!?」」」」
「うおおお!!?船が止まったぞ!!」
艦が突然何かに抑えられるように止まった。スクアード達は目を丸くする。
「…………ハァ…ハァ!!」
「オヤジィ!!」
スクアードは叫んだ。その声を聞きながら、艦を片手で止めた白ひげは息を整えながら言った。
「子が親より先に死ぬなんて事がどれ程の親不幸か…てめェにゃわからねェのか、スクアード!!」
「!」
「つけ上がるなよ!お前の一刺しで揺らぐおれの命じゃねェ…!!誰にでも“寿命”ってもんがあらァ…」
「………!!」
「ここでの目的は果たした…もう、おれ達はこの場所に用はねェ……っ。ゲホッ…」
「オヤッサン…!!」
「「オヤジ…!!」」
白ひげは顔をあげ、言った。
「今から伝えるのは……!!最期の船長命令だ……!!」
「「「!!!」」」
「よォく聞け……白ひげ海賊団!!」
「最後ってちょっと待てよ、オヤジ!!縁起でもねェ!!」
「そんなもん聞きたくねェよォ!!」
「一緒に“新世界”に帰るんだろ!!?」
クルーから次々に声が飛ぶ。白ひげは仲間を、家族を見下ろす。
「オヤジ…!!」
エースが叫んだ。白ひげは拳を握りしめ、今までで一番大きな声で言った。
「お前らはおれとここで別れる!!!全員!!必ず生きて!!!無事新世界に帰還しろ!!!」
「「「!!!!」」」
「オヤジィ!!!」
「ここで死ぬ気か!!?」
「おれァ、時代の残党だ……!!!新時代のおれの乗り込む船はねェ…!!」
白ひげは手にググッと地震を宿す。そして思いっ切り振り払った。
「行けェ!!!!!野郎共ォ~~~~~!!!!」
ドォウ…ン!!
「いやだ、オヤジィ~~~~!!!」
「船長命令だ!!……っ!!行くんだよ!!」
悲しみで膝を折るクルーに、悲しみを押しとどめるクルー達が、後退を促す。その光景が広場のあちこちで見られた。
「おっさん!!」
「オヤジ!!」
「(振り返るな、時代は変わる!!!)」
白ひげは目だけをエースに向けると、ニッと口角を上げる。
うわああああ……!!!
「白ひげ!」
センゴクは白ひげを睨みつける。
――海賊が財宝に興味ねェなんてよ。お前一体何が欲しいんだァ?
―――……
――おい、ニューゲイトォ!!!
白ひげは闘争の笑みを浮かべた。
「ずいぶん長く旅をしてきた………決着(ケリ)をつけようぜ、“海軍”!!」
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