この時代を白ひげと呼ぶ
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「オオオオオ!!!」
「来るぞ“白ひげ”だァ!!!」
白ひげはその手に持つ巨大な槍を振り下ろす。
ドォン……!!!
グラグラと揺れる地面、同時に火柱が上がった。
「――そう好き勝手暴れて貰(もろ)うちゃァ、この島がもたんわィ」
足で白ひげの槍を受け止めた赤犬が白ひげに言う。白ひげはニヤリと笑った。
「…グララ……守ってみろ」
「ルフィ君をよろしく頼むぞ…!!わしはここを死に場所と決めとる!!!」
ジンベイはルフィを白ひげのクルーに預けると、火柱が上がる白ひげの下へ向かう。
戦場は広場に上がってからさらに激闘の様相を呈していた。
「待ってろよい、エース」
死闘が繰り広げられる広場から、処刑台にまっすぐ青い光、不死鳥の光が突き抜ける。
「ぬうェい!!!」
「!?」
ドゴォン!!
「マルコ隊長…!!」
「………!!」
不死鳥になったマルコが地面に叩きつけられた。処刑台に立つセンゴクは呆れた表情になる。
「――誰が自分から出ろと言ったんだ…」
「とうとう出てきた……!!」
「伝説の海兵…!!!」
「ガープだ!!」
「ジジイ……」
「ガープ……」
白ひげのクルー達からざわめきが上がった。エースと白ひげはガープに視線を向ける。そのガープは赤犬が座っていた処刑台下のイスに座った。
「ここを通りたきゃあ…わしを殺していけい!!!ガキ共!!」
『“英雄”モンキー・D・ガープ……とうとう動き出しましたか』
「モンキー・D…!!まさか、あの方はルフィの親類か!!?」
『?ルフィさんの祖父であるとお聞きしていますが、ご存知では……』
「お祖父様じゃと…!?渡り鳥!それは本当か…!!!」
ガシッと掴まれる肩。ジンは戸惑った。
『!え、ええ…。ルフィさんから聞いたので、間違いは……』
「つまり、わらわのお祖父様になる方なのじゃな…!!」
『―――!?』
ジンは目を丸くする。ハンコックは目を輝いていた。
「ハッ!!ルフィ、ルフィはどこじゃ。見失ってしもうたではないか…!!!」
『……ルフィさんでしたら、広場の中央を越えたあたり、処刑台に向かっています』
「本当か!!」
『ええ。“栞”の位置からして、確実かと…』
「今行くぞ、ルフィ!!」
『!?――ハンコックさん!?』
ハンコックはタンッと高い跳躍で、ガープがいる処刑台の下へ向かって行った。もちろんジンの言葉など耳に届いてないだろう。
『ハァ……困った方ですね』
ジンはため息まじりに苦笑する。
「くらえ!渡り鳥!!」
『…――まぁ、良いでしょう』
白ひげクルーはジンに向けブンッと棍棒が振り抜いた。が、しかし――
「!?どこ行きやがった!!?」
さっきまで目の前にいたジンの姿を見失った白ひげクルーは、キョロキョロと辺りを見渡す。
『僕もそろそろ動こうと思っていましたし』
「…!!」
いつの間にか白ひげクルーの棍棒の上に立っていたジンは、そのまま横薙にクルーに顎を蹴る、ドンッ!という音と共にクルーは地に伏した。そのすぐ後にジンが音もなく地面に着地する。ふと、振り返った。
『ああ、ご挨拶もせずに失礼しました』
ジンはシルクハットをあげ、倒したクルーに軽く会釈をする。
そしてジンはクルーから目を辺りへ向けた。目の前では幾人もの海賊と海兵が刃を交えている。
『ふむ……あの方が良いでしょうか』
ジンはとある将校に目をつけると、シルクハットをなおし、歩いて行った。
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「来るぞ“白ひげ”だァ!!!」
白ひげはその手に持つ巨大な槍を振り下ろす。
ドォン……!!!
グラグラと揺れる地面、同時に火柱が上がった。
「――そう好き勝手暴れて貰(もろ)うちゃァ、この島がもたんわィ」
足で白ひげの槍を受け止めた赤犬が白ひげに言う。白ひげはニヤリと笑った。
「…グララ……守ってみろ」
「ルフィ君をよろしく頼むぞ…!!わしはここを死に場所と決めとる!!!」
ジンベイはルフィを白ひげのクルーに預けると、火柱が上がる白ひげの下へ向かう。
戦場は広場に上がってからさらに激闘の様相を呈していた。
「待ってろよい、エース」
死闘が繰り広げられる広場から、処刑台にまっすぐ青い光、不死鳥の光が突き抜ける。
「ぬうェい!!!」
「!?」
ドゴォン!!
「マルコ隊長…!!」
「………!!」
不死鳥になったマルコが地面に叩きつけられた。処刑台に立つセンゴクは呆れた表情になる。
「――誰が自分から出ろと言ったんだ…」
「とうとう出てきた……!!」
「伝説の海兵…!!!」
「ガープだ!!」
「ジジイ……」
「ガープ……」
白ひげのクルー達からざわめきが上がった。エースと白ひげはガープに視線を向ける。そのガープは赤犬が座っていた処刑台下のイスに座った。
「ここを通りたきゃあ…わしを殺していけい!!!ガキ共!!」
『“英雄”モンキー・D・ガープ……とうとう動き出しましたか』
「モンキー・D…!!まさか、あの方はルフィの親類か!!?」
『?ルフィさんの祖父であるとお聞きしていますが、ご存知では……』
「お祖父様じゃと…!?渡り鳥!それは本当か…!!!」
ガシッと掴まれる肩。ジンは戸惑った。
『!え、ええ…。ルフィさんから聞いたので、間違いは……』
「つまり、わらわのお祖父様になる方なのじゃな…!!」
『―――!?』
ジンは目を丸くする。ハンコックは目を輝いていた。
「ハッ!!ルフィ、ルフィはどこじゃ。見失ってしもうたではないか…!!!」
『……ルフィさんでしたら、広場の中央を越えたあたり、処刑台に向かっています』
「本当か!!」
『ええ。“栞”の位置からして、確実かと…』
「今行くぞ、ルフィ!!」
『!?――ハンコックさん!?』
ハンコックはタンッと高い跳躍で、ガープがいる処刑台の下へ向かって行った。もちろんジンの言葉など耳に届いてないだろう。
『ハァ……困った方ですね』
ジンはため息まじりに苦笑する。
「くらえ!渡り鳥!!」
『…――まぁ、良いでしょう』
白ひげクルーはジンに向けブンッと棍棒が振り抜いた。が、しかし――
「!?どこ行きやがった!!?」
さっきまで目の前にいたジンの姿を見失った白ひげクルーは、キョロキョロと辺りを見渡す。
『僕もそろそろ動こうと思っていましたし』
「…!!」
いつの間にか白ひげクルーの棍棒の上に立っていたジンは、そのまま横薙にクルーに顎を蹴る、ドンッ!という音と共にクルーは地に伏した。そのすぐ後にジンが音もなく地面に着地する。ふと、振り返った。
『ああ、ご挨拶もせずに失礼しました』
ジンはシルクハットをあげ、倒したクルーに軽く会釈をする。
そしてジンはクルーから目を辺りへ向けた。目の前では幾人もの海賊と海兵が刃を交えている。
『ふむ……あの方が良いでしょうか』
ジンはとある将校に目をつけると、シルクハットをなおし、歩いて行った。
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