この時代を白ひげと呼ぶ
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海軍本部、オリス広場
「討ち滅ぼせェ~!!!“海軍本部”!!!」
「直線上には入るなよ」
「「「おお!!!」」」
白ひげはクルーにそう指示を出すと槍を振り上げる。槍の先端にブゥー…ンと振動が宿った。
「もう一発来るぞ!!さっきのやつが!!」
「“アイスBALL(ボール)”!!!」
ガキィン…!!
槍を振り上げた白ひげを青キジは凍らせる。
「凍った!!“白ひげ”が!!」
「!」
海兵から歓声が上がった。しかし凍らせた青キジの表情は厳しい。ギョロっと白ひげが青キジを睨む、同時に凍らせた氷にヒビが入った。
「あらら…ダメかァ。“振動”は凍らねェなァ、どーも…」
バリィン!!!―――ドスッ!!
「!!!」
青キジの氷を割った白ひげは、そのまま槍で青キジを刺した。
「!!“覇気”で刺した!!?」
「死んだか!!青キジ!!」
「NO~!!バカ言っちゃいけねェよ」
パキパキパキ…と身体を氷に変える青キジは白ひげに向け、手をクロスさせる。
「“アイス塊(ブロック)”…“両棘矛(パルチザン)”!!!……―――んん?」
バリン!!
青キジの身体が割られた。白ひげに加勢したのはジョズだ。
「オヤジ先へ!!」
「ああ」
白ひげはジョズによって開かれた道を進む。
「……」
「“ダイヤモンド”……ジョズ~~~…」
青キジは口からツー…と血を流す。ジョズはそれを見下ろしていた。
ワーワー…!!
―――頼んだぞ、ジン。
『……っ』
「―――!」
『……』
「聞いておらぬのか!渡り鳥!!」
『!』
怒鳴り声がジンの耳に届く。同時にさっきも見た青い空が広がっていた。
「いい加減にせぬか!渡り鳥!!」
ジンは見上げていた青い空から視線をハンコックに移す。ハンコックは眉を寄せていた。
『ハンコックさん…?』
「そなた、再三わらわを無視するといい度胸じゃな!!」
『も…申し訳ありません』
目を伏せるジン。ハンコックはため息をついた。
「もうよい。それよりも」
『?』
ハンコックはビシッとジンに指をさす。
「戦場の最中に呆けておると、“自然系”とて命はないぞ!!」
『!』
ジンは足元に目をやった。足元には海賊や海兵が“石化”している。
『……守って下さったのですか?』
「フン。わらわに刃を向けたから倒したまで。そなたのためではないわ!」
『……ありがとうございます、ハンコックさん』
「だからそなたのためでは…」
『本当に貴女はとてもお優しい方ですね』
「なっ!」
ジンはニコッとハンコックに笑顔を向ける。
「そなたは……」
『?』
「(真意を隠すために笑うのか)」
ハンコックはその瞳は憂いを帯びた瞳でジンを見た。
『どうかなさいましたか?』
「何もないわ…!」
『?』
「ゼェ…ゼェ…エース」
広場を駆けるルフィ。エースの姿は視界に入っている。
スピンッ……!!!
「!!……ぐぶぶ!!!」
モモンガに足を払われたルフィは地面にズザザザザザァと滑った。しかしすぐに体勢を立て直し回し蹴りを浴びせる。が、モモンガ達はヒュッと消えた。
「!――うわ!!」
ズバン!!月歩(ゲッポウ)で空中に飛び上がったモモンガは上からルフィを切り払った。
「ギ…“ギア”……“2”」
「“指銃(シガン)”!!!」
「ウゥ」
モモンガの攻撃に続き、将校がルフィに指銃を放つ。ルフィは地面に血を吐いた。頭上に光を感じ顔を上げる。
ピュン!!……ズバッ!!
「!!」
ルフィの身体に穴が開く。ルフィを貫いた光はルフィの背中で爆発を起こった。
「度胸だけじゃねェ~…麦わらのルフィ…。“力”がねェのなら…救えねェもんは頑張ったって救えねェよォ…」
「ハァ…ハァ…!!…………エース……!!!」
「“白ひげ”を討ち取れ~~!!」
「ハァ…ハァ…」
ドォン!!!
「!!」
黄猿はルフィを思いっ切り蹴り上げる。まっすぐ飛んできたルフィを白ひげは片手で受け止めた。
「エースの弟!!」
「………」
「………エース…」
白ひげは白目を向きながらも兄の名を呼ぶルフィをじっと見る。
「オオ…“白ひげ”の采配にも焼きが回ったねェ~」
「……」
「おめェともあろう男が……!!そんな無謀なだけの“ゴミクズ”に先陣を切らすとはねェ~…」
黄猿は白ひげの前に立ちはだかるように現れると、そう皮肉を込めて笑った。
「………」
「ゲフッ」
「いたっチャブル!!!麦わらボーイ!!あそこよ、ジンベエ!!!」
「!?」
「誰だ!?」
「どこから声が…!!?」
白ひげ海賊団のクルー達は、声の方に顔を上げる。
「それ見た事かァ!!!だから言わんコフッチャナッシブル!!!」
「ルフィ君!!」
「「「!!?」」」
「何だあの顔面のでかさ!!革命軍のイワンコフ!!」
包囲壁を超えるでかさの顔で広場を見下ろすのはイワンコフだ。隣にいるジンベエがやけに小さく見える。
「息はあんの!!?麦わらボーイ!!!」
「………。イワちゃん…」
目を覚ましたルフィは放心状態から覚醒する。
「ハァ…ハァ…放せ……オッサンおれは……!!」
「……コイツはもう充分やった手当てを」
「はい!!」
白ひげはルフィをクルーに渡す。しかしルフィは受け止めたクルーの手を払った。
「く…!!いらねェ……!!!…そんな時間ねェよ!!」
「わ!?おいおいやめろ!!!」
「邪魔すんな!!…エースは」
ルフィは海賊の胸ぐらをつかむ。その目は鬼気迫るものだ。
「エースはおれの、世界でたった一人の兄弟なんだぞ!!!!必ず…!!おれが助け……」
どてっ…!!とルフィは地面に倒れ込む。もう立てないくらい疲労していた。
「ルフィ君!!おい!!すまん船医、何とか命をつないでくれ!!」
「ジンベエ!」
ジンベエはルフィの下に駆け寄り、白ひげ海賊団の船医を呼ぶ。一連の流れを見ていた白ひげはルフィを見おろした。
「ほざくだけの威勢の塊……!!若く…無様…!!!
―――…そういうバカは好きだぜ」
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「討ち滅ぼせェ~!!!“海軍本部”!!!」
「直線上には入るなよ」
「「「おお!!!」」」
白ひげはクルーにそう指示を出すと槍を振り上げる。槍の先端にブゥー…ンと振動が宿った。
「もう一発来るぞ!!さっきのやつが!!」
「“アイスBALL(ボール)”!!!」
ガキィン…!!
槍を振り上げた白ひげを青キジは凍らせる。
「凍った!!“白ひげ”が!!」
「!」
海兵から歓声が上がった。しかし凍らせた青キジの表情は厳しい。ギョロっと白ひげが青キジを睨む、同時に凍らせた氷にヒビが入った。
「あらら…ダメかァ。“振動”は凍らねェなァ、どーも…」
バリィン!!!―――ドスッ!!
「!!!」
青キジの氷を割った白ひげは、そのまま槍で青キジを刺した。
「!!“覇気”で刺した!!?」
「死んだか!!青キジ!!」
「NO~!!バカ言っちゃいけねェよ」
パキパキパキ…と身体を氷に変える青キジは白ひげに向け、手をクロスさせる。
「“アイス塊(ブロック)”…“両棘矛(パルチザン)”!!!……―――んん?」
バリン!!
青キジの身体が割られた。白ひげに加勢したのはジョズだ。
「オヤジ先へ!!」
「ああ」
白ひげはジョズによって開かれた道を進む。
「……」
「“ダイヤモンド”……ジョズ~~~…」
青キジは口からツー…と血を流す。ジョズはそれを見下ろしていた。
ワーワー…!!
―――頼んだぞ、ジン。
『……っ』
「―――!」
『……』
「聞いておらぬのか!渡り鳥!!」
『!』
怒鳴り声がジンの耳に届く。同時にさっきも見た青い空が広がっていた。
「いい加減にせぬか!渡り鳥!!」
ジンは見上げていた青い空から視線をハンコックに移す。ハンコックは眉を寄せていた。
『ハンコックさん…?』
「そなた、再三わらわを無視するといい度胸じゃな!!」
『も…申し訳ありません』
目を伏せるジン。ハンコックはため息をついた。
「もうよい。それよりも」
『?』
ハンコックはビシッとジンに指をさす。
「戦場の最中に呆けておると、“自然系”とて命はないぞ!!」
『!』
ジンは足元に目をやった。足元には海賊や海兵が“石化”している。
『……守って下さったのですか?』
「フン。わらわに刃を向けたから倒したまで。そなたのためではないわ!」
『……ありがとうございます、ハンコックさん』
「だからそなたのためでは…」
『本当に貴女はとてもお優しい方ですね』
「なっ!」
ジンはニコッとハンコックに笑顔を向ける。
「そなたは……」
『?』
「(真意を隠すために笑うのか)」
ハンコックはその瞳は憂いを帯びた瞳でジンを見た。
『どうかなさいましたか?』
「何もないわ…!」
『?』
「ゼェ…ゼェ…エース」
広場を駆けるルフィ。エースの姿は視界に入っている。
スピンッ……!!!
「!!……ぐぶぶ!!!」
モモンガに足を払われたルフィは地面にズザザザザザァと滑った。しかしすぐに体勢を立て直し回し蹴りを浴びせる。が、モモンガ達はヒュッと消えた。
「!――うわ!!」
ズバン!!月歩(ゲッポウ)で空中に飛び上がったモモンガは上からルフィを切り払った。
「ギ…“ギア”……“2”」
「“指銃(シガン)”!!!」
「ウゥ」
モモンガの攻撃に続き、将校がルフィに指銃を放つ。ルフィは地面に血を吐いた。頭上に光を感じ顔を上げる。
ピュン!!……ズバッ!!
「!!」
ルフィの身体に穴が開く。ルフィを貫いた光はルフィの背中で爆発を起こった。
「度胸だけじゃねェ~…麦わらのルフィ…。“力”がねェのなら…救えねェもんは頑張ったって救えねェよォ…」
「ハァ…ハァ…!!…………エース……!!!」
「“白ひげ”を討ち取れ~~!!」
「ハァ…ハァ…」
ドォン!!!
「!!」
黄猿はルフィを思いっ切り蹴り上げる。まっすぐ飛んできたルフィを白ひげは片手で受け止めた。
「エースの弟!!」
「………」
「………エース…」
白ひげは白目を向きながらも兄の名を呼ぶルフィをじっと見る。
「オオ…“白ひげ”の采配にも焼きが回ったねェ~」
「……」
「おめェともあろう男が……!!そんな無謀なだけの“ゴミクズ”に先陣を切らすとはねェ~…」
黄猿は白ひげの前に立ちはだかるように現れると、そう皮肉を込めて笑った。
「………」
「ゲフッ」
「いたっチャブル!!!麦わらボーイ!!あそこよ、ジンベエ!!!」
「!?」
「誰だ!?」
「どこから声が…!!?」
白ひげ海賊団のクルー達は、声の方に顔を上げる。
「それ見た事かァ!!!だから言わんコフッチャナッシブル!!!」
「ルフィ君!!」
「「「!!?」」」
「何だあの顔面のでかさ!!革命軍のイワンコフ!!」
包囲壁を超えるでかさの顔で広場を見下ろすのはイワンコフだ。隣にいるジンベエがやけに小さく見える。
「息はあんの!!?麦わらボーイ!!!」
「………。イワちゃん…」
目を覚ましたルフィは放心状態から覚醒する。
「ハァ…ハァ…放せ……オッサンおれは……!!」
「……コイツはもう充分やった手当てを」
「はい!!」
白ひげはルフィをクルーに渡す。しかしルフィは受け止めたクルーの手を払った。
「く…!!いらねェ……!!!…そんな時間ねェよ!!」
「わ!?おいおいやめろ!!!」
「邪魔すんな!!…エースは」
ルフィは海賊の胸ぐらをつかむ。その目は鬼気迫るものだ。
「エースはおれの、世界でたった一人の兄弟なんだぞ!!!!必ず…!!おれが助け……」
どてっ…!!とルフィは地面に倒れ込む。もう立てないくらい疲労していた。
「ルフィ君!!おい!!すまん船医、何とか命をつないでくれ!!」
「ジンベエ!」
ジンベエはルフィの下に駆け寄り、白ひげ海賊団の船医を呼ぶ。一連の流れを見ていた白ひげはルフィを見おろした。
「ほざくだけの威勢の塊……!!若く…無様…!!!
―――…そういうバカは好きだぜ」
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