この時代を白ひげと呼ぶ
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「ジンの騎士団への加入を許可する」
『ありがとうございます』
ジンは胸に手を当て、お礼の言葉を述べる。その後ろで笑い声が上がった。
「アハハハ……トールったら本当に騎士団の団長にでもなったつもりなんだ」
「うるさいぞ!リーム!!」
リームと呼ばれた女の子は、先程ジンに騎士団の加入を許可した少年、トールの行動に腹を抱えて笑っていた。
トールは眉をよせ怒る。
「これは大事な儀式なんだぞ!」
「ふーん。ジンを入れても、たった3人なのに?」
『リーム、そのくらいで。儀礼は大切なものですよ』
「ほらな!」
「はぁ……気い使ってくれてんのよ。年齢的にも実力的にもトールよりジンの方が団長に向いてるんじゃない?」
「な!なにおう!!」
『トールが適任ですよ。本当はリームもわかっているのでしょう』
「……フン」
リームがそっぽを向く。ジンは苦笑した。
リームの言う通り、たった3人の騎士団など政府には何の脅威にもならない。
まして僕らはただの子供だ。
「まぁ、いい。リーム、お前もこっちに来い。誓いを始めるぞ」
「…はいはい」
リームは肩を諫めるとトールの指示に従い、2人の下にやってくる。3人で輪になり向かい合うと、トールは鞘に入れた剣を3人の真ん中に立てた。
「この剣は騎士団の団長だったおれの親父の形見だ」
「『……』」
「おれ達3人はクオンを護るために戦う、それをこの剣に誓うんだ」
「クオンを…」
『護るために』
リームとジンは剣を持つトールの手に自分達の手を重ねる。3人の誓いが成立した瞬間だった。
それから騎士団が活躍するようなことはなく、平和な日々が続いていた。そしてこれは続くと思っていた。
しかし、約半年後“あの事件”が起きる。
――トール……!!
―――ジン、ここは任せてクオンの所に行け
――でも…!!
―――お前は、あいつを守れ!!これはお前にしか出来ないんだ……!!!
【この時代の名を“白ひげ”と呼ぶ】
.
『ありがとうございます』
ジンは胸に手を当て、お礼の言葉を述べる。その後ろで笑い声が上がった。
「アハハハ……トールったら本当に騎士団の団長にでもなったつもりなんだ」
「うるさいぞ!リーム!!」
リームと呼ばれた女の子は、先程ジンに騎士団の加入を許可した少年、トールの行動に腹を抱えて笑っていた。
トールは眉をよせ怒る。
「これは大事な儀式なんだぞ!」
「ふーん。ジンを入れても、たった3人なのに?」
『リーム、そのくらいで。儀礼は大切なものですよ』
「ほらな!」
「はぁ……気い使ってくれてんのよ。年齢的にも実力的にもトールよりジンの方が団長に向いてるんじゃない?」
「な!なにおう!!」
『トールが適任ですよ。本当はリームもわかっているのでしょう』
「……フン」
リームがそっぽを向く。ジンは苦笑した。
リームの言う通り、たった3人の騎士団など政府には何の脅威にもならない。
まして僕らはただの子供だ。
「まぁ、いい。リーム、お前もこっちに来い。誓いを始めるぞ」
「…はいはい」
リームは肩を諫めるとトールの指示に従い、2人の下にやってくる。3人で輪になり向かい合うと、トールは鞘に入れた剣を3人の真ん中に立てた。
「この剣は騎士団の団長だったおれの親父の形見だ」
「『……』」
「おれ達3人はクオンを護るために戦う、それをこの剣に誓うんだ」
「クオンを…」
『護るために』
リームとジンは剣を持つトールの手に自分達の手を重ねる。3人の誓いが成立した瞬間だった。
それから騎士団が活躍するようなことはなく、平和な日々が続いていた。そしてこれは続くと思っていた。
しかし、約半年後“あの事件”が起きる。
――トール……!!
―――ジン、ここは任せてクオンの所に行け
――でも…!!
―――お前は、あいつを守れ!!これはお前にしか出来ないんだ……!!!
【この時代の名を“白ひげ”と呼ぶ】
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