開戦の宴
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「「「「津波だァ~!!!」」」
「「あああああああ!!!」」
海兵達の声が飛ぶ。黒檻のヒナの部下であるジャンゴとフルボディは間抜けな悲鳴を上げた。
「何て力だ……!!! まさに伝説の怪物!! フッフッフッ」
「「「……!!」」」
ドフラミンゴが嬉々とした声を上げる。他の七武海は津波の行方、そして“白ひげ海賊団”の動向に目を向けていた。
『……』
ジンは眼帯に触れる。
(発動のタイミングを見極めなければこの戦いには生き残れない)
ジンは手を下ろし、他の七武海と同じように“白ひげ海賊団”へ目を向ける。
「“氷河時代 ”!!!」
「「「!!!!」」」
パキパキと津波が凍りつく。処刑台下に居た青キジが先陣を切って、津波を凍らせたのだ。空中にいる青キジは白ひげと対峙する。
「青キジィ……若僧が……!!!」
「“両棘矛 ”!!!」
「!」
すかさず青キジは白ひげに攻撃する。それに対し白ひげはドンッと大気を殴った。
「!!」
氷の矛が青キジの目の前でパリンと割れる。そして次に青キジの身体にも亀裂が走った。
「あらら」
青キジの身体は白ひげの“振動”で粉々になり海へ落ちる。瞬間、湾内が凍った。
「湾内も全て氷に!!」
「船の動きが封じられた!!」
「砲撃ィイ!! モビーディック号を破壊しろォ!!!」
ドゥン!ドゥン!!
海軍は前線の砲弾からモビーディック号を砲撃する。白ひげの船からは隊長達が飛び出してきた。
「隊長達も出てきたぞ!!! 砲撃を休めるな!!!!」
「ぐひゃひゃひゃひゃひゃ!! 氷漬けの海とは気が利いてる!!」
「気持ちが煮えたぎって暑苦しかったとこだ!!!」
「撃ちこめェーっ!!!」
白ひげ海賊団傘下の船もマリンフォードに向けて砲撃する。しかしその砲弾はスパパッと切られ空中で爆発した。傘下の海賊はニヤリを笑う。
「そう簡単にはいかねェか」
「“海軍本部”の中将達だァ!!!」
「氷塊へ艦をつけろォ!!!」
「薙ぎ倒して湾内へ進めェ~~~~っ!!!」
氷塊上で激しい戦闘が始まる。
「とうとう…始まったな」
センゴクは処刑台からそれを確認し、言う。
一方ジン達、七武海も前線で繰り広げられる戦いを目の当たりにしていた。スタンッと城壁の縁に立ったミホークが背中の黒刀を抜く。
「!…フフフッ。何だやんのかお前」
「推し量るだけだ…近く見えるあの男と我々の“本当の距離”を…」
『……』
ドンッ!!
ミホークは黒刀を振り下ろした。とてつもなく大きな斬撃がモビーディック号へまっすぐ向かった。
「“鷹の目”!!!」
白ひげのクルーが叫ぶ。白ひげはニィとほほ笑むだけ。
「!」
「ウオォォ…!!」
ミホークの斬撃上に一人の大男が立っている。男はそのまま、ミホークの斬撃を止めた。
ガキィン!!!
「と、止めた!! 世界一の斬撃を!!」
「……」
『あの方は3番隊隊長、“ダイヤモンド”・ジョズさんですね』
ミホークは斬撃上にいる。ジョズを静かに見下ろしていた。
ピカッ!!
「うわ!!」
モビーディック号上空に光が差す。そこに現れたのは黄猿。掌を白ひげに向ける。
「“八尺瓊曲玉 ”」
ピュンピュンピュン!!! とレーザーの様な光を放った。白ひげは光の雨を目の前にしてもなお、仁王立ちを崩さない。
「オイオイ…眩しいじゃねェか…」
ドドドン!!
「「「!!!」」」
「大将の攻撃を防いだ!!」
「なんだ青い炎を纏ってるぞ……!!」
「あれは…一番隊隊長のマルコ!!!」
黄猿の目の前に青い炎を纏って現れたのは“不死鳥のマルコ”。黄猿の光の攻撃を全てその身に受けた。
「いきなり“キング”は取れねェだろうよい」
「恐いねェ~“白ひげ海賊団”」
黄猿はさして恐がりもせずに言う。一方、空を見上げる海兵達は驚きの表情を隠せない。
「何だ、あの体は!!!」
「黄猿さんの攻撃を正面から受けても……倒れねェ!!」
「やっぱり噂通りの能力を…!!」
「“自然系 ”よりもさらに希少…動物系“幻獣種”!!!」
空中で黄猿と対峙する中、マルコが不敵に笑った。
「効くよい」
「ウソをつけ~~」
下にいる海兵達が息を飲む。
「いかなる攻撃を受けても炎と共に再生する…。―――あれが1番隊隊長!!」
マルコはその姿を青い炎を帯びた1羽の美しい鳥へと姿を変えた。
「“不死鳥のマルコ”!!!」
マルコはまっすぐ黄猿に向かう。
「こんな鳥は見たことないねェ~……!!」
黄猿はピュンピュンと光の弾丸を飛ばす。しかしマルコはそれを受けながらも、黄猿の懐近くまで迫った。
「!」
マルコが黄猿に蹴りを入れる。黄猿はそれを腕で受けた。
「ん~~これは効くねェ~~~~」
「ウソつけ!」
黄猿の言葉にマルコは悪態で返す。そして黄猿を下へ蹴り飛ばした。
ドン!!!
「「「!!!」」」
「黄猿さ……あ」
空中から吹っ飛ばれた黄猿を心配した海兵が、声を出す。しかし黄猿は無傷でスタスタと歩いてくると、空を見上げた。
「巨人部隊!! 空も注意しなよォー!!!」
「「「はっ!!」」」
「お前ら下がってろ!!」
「ジョズ!!」
氷塊上にいたジョズがゴゴゴゴっという音と共に氷塊の塊を持ちあげる。
「「何て腕力!!!」」
「ウオォォォォ!!」
ジョズが持ちあげたのは体の何百倍もある氷塊。それをマリンフォードへ向かって投げた。
「!!!!?」
「氷塊だァ~~!!」
「でかずぎるぞ~!!!」
「止めてみろォオ!!」
ジョズが吠える。
「―――まったく、わしらが出払ったら誰がここを守るんじゃァ」
「赤犬さん!!!」
処刑台にいた、最後の大将赤犬はそう言うと腕がボコボコと熱を持つ。体中から熱が出ると、腕はマグマと化した。
「……」
赤犬は腕を氷塊に向ける。
「“大噴火”!!!!」
ドゴォン!!!……ジュワ…
巨大な拳の形をしたマグマが氷塊を包んだ。蒸発する音がする。
「巨大な氷塊が…跡形もなく……」
「「「蒸発した!!!」」」
ヒュルルルルル……ドゴォン!!
「「「!!!」」」
マグマを纏った塊が空から降り注ぐ。
「うわ!! 火山弾だ!!」
「受けきれねェ!!」
戦場に火山弾が次々落ちる。戦場は混乱。モビーディック号の隣にある、白ひげ海賊団の船に火山弾が直撃した。メインマストが折れ、炎が燃え上がる。
「一隻やられたァ!!」
うわぁぁぁぁぁぁぁ!!
「「「………」」」」
戦場をモニター観戦しているシャボンティ諸島の人々は息をのむ。ぽつりと一人の記者が言葉を漏らした。
「……まるで世界の終わりを見る様だ」
戦場ではなおも火山弾の雨が降る。
ヒュルルルルル
「………」
モビーディック号に向かって大きな火山弾が降って来た。白ひげは手に持っていた槍で、その火山弾を刺す。
「派手に点火しやがって……」
フーっと火山弾に息を吹きかける。その排気量で火山弾はただの石の塊になった。
「誕生ケーキにでも灯してやがれ、マグマ小僧!!」
「フフフ…派手な葬式はキライか、白ひげ」
戦場は乱戦の一途を辿る。皆、氷塊の上で激しい戦闘を繰り返していた。
ボコオ…ン!!!
「な!!?」
「!」
破壊される軍艦の後ろに巨大なシルエットが見えた。
「行けェ、リトルオーズJr.!!!」
「軍艦の方陣を破れェ!!!」
ゴゴゴォォォ…!!
「…“国引きオーズ”の子孫だね…」
「これはでかい!! 巨人族の常識を超えてる……!!!」
前線に立つつると同じく海軍本部中将のドーベルマンがオーズJr.を見上げる。
「エースぐんは優じいんだ。絶だいに死なぜねェ」
オオオオ~~!!!ッと雄叫びを上げるオーズJr.。中将たちはすぐに近くの海兵に指示を出す。
「湾内への侵入を許すな!!!」
「奴らの突破口になるぞ!!!」
「キシシシ!!! オーズの子孫!!? 白ひげ傘下にいたのかァ!!!」
モリアが歓喜に震えながら子供のように叫ぶ。
「欲しい!!! アイツの死体が欲しい!!!」
「………」
「フッフッフッフッフ!!!」
モリアが叫ぶ。隣にいるくまは静観。城壁の縁に乗り戦場を見るドフラミンゴは舌舐めずりをした。
「ウズいて来るぜ……」
「「あああああああ!!!」」
海兵達の声が飛ぶ。黒檻のヒナの部下であるジャンゴとフルボディは間抜けな悲鳴を上げた。
「何て力だ……!!! まさに伝説の怪物!! フッフッフッ」
「「「……!!」」」
ドフラミンゴが嬉々とした声を上げる。他の七武海は津波の行方、そして“白ひげ海賊団”の動向に目を向けていた。
『……』
ジンは眼帯に触れる。
(発動のタイミングを見極めなければこの戦いには生き残れない)
ジンは手を下ろし、他の七武海と同じように“白ひげ海賊団”へ目を向ける。
「“
「「「!!!!」」」
パキパキと津波が凍りつく。処刑台下に居た青キジが先陣を切って、津波を凍らせたのだ。空中にいる青キジは白ひげと対峙する。
「青キジィ……若僧が……!!!」
「“
「!」
すかさず青キジは白ひげに攻撃する。それに対し白ひげはドンッと大気を殴った。
「!!」
氷の矛が青キジの目の前でパリンと割れる。そして次に青キジの身体にも亀裂が走った。
「あらら」
青キジの身体は白ひげの“振動”で粉々になり海へ落ちる。瞬間、湾内が凍った。
「湾内も全て氷に!!」
「船の動きが封じられた!!」
「砲撃ィイ!! モビーディック号を破壊しろォ!!!」
ドゥン!ドゥン!!
海軍は前線の砲弾からモビーディック号を砲撃する。白ひげの船からは隊長達が飛び出してきた。
「隊長達も出てきたぞ!!! 砲撃を休めるな!!!!」
「ぐひゃひゃひゃひゃひゃ!! 氷漬けの海とは気が利いてる!!」
「気持ちが煮えたぎって暑苦しかったとこだ!!!」
「撃ちこめェーっ!!!」
白ひげ海賊団傘下の船もマリンフォードに向けて砲撃する。しかしその砲弾はスパパッと切られ空中で爆発した。傘下の海賊はニヤリを笑う。
「そう簡単にはいかねェか」
「“海軍本部”の中将達だァ!!!」
「氷塊へ艦をつけろォ!!!」
「薙ぎ倒して湾内へ進めェ~~~~っ!!!」
氷塊上で激しい戦闘が始まる。
「とうとう…始まったな」
センゴクは処刑台からそれを確認し、言う。
一方ジン達、七武海も前線で繰り広げられる戦いを目の当たりにしていた。スタンッと城壁の縁に立ったミホークが背中の黒刀を抜く。
「!…フフフッ。何だやんのかお前」
「推し量るだけだ…近く見えるあの男と我々の“本当の距離”を…」
『……』
ドンッ!!
ミホークは黒刀を振り下ろした。とてつもなく大きな斬撃がモビーディック号へまっすぐ向かった。
「“鷹の目”!!!」
白ひげのクルーが叫ぶ。白ひげはニィとほほ笑むだけ。
「!」
「ウオォォ…!!」
ミホークの斬撃上に一人の大男が立っている。男はそのまま、ミホークの斬撃を止めた。
ガキィン!!!
「と、止めた!! 世界一の斬撃を!!」
「……」
『あの方は3番隊隊長、“ダイヤモンド”・ジョズさんですね』
ミホークは斬撃上にいる。ジョズを静かに見下ろしていた。
ピカッ!!
「うわ!!」
モビーディック号上空に光が差す。そこに現れたのは黄猿。掌を白ひげに向ける。
「“
ピュンピュンピュン!!! とレーザーの様な光を放った。白ひげは光の雨を目の前にしてもなお、仁王立ちを崩さない。
「オイオイ…眩しいじゃねェか…」
ドドドン!!
「「「!!!」」」
「大将の攻撃を防いだ!!」
「なんだ青い炎を纏ってるぞ……!!」
「あれは…一番隊隊長のマルコ!!!」
黄猿の目の前に青い炎を纏って現れたのは“不死鳥のマルコ”。黄猿の光の攻撃を全てその身に受けた。
「いきなり“キング”は取れねェだろうよい」
「恐いねェ~“白ひげ海賊団”」
黄猿はさして恐がりもせずに言う。一方、空を見上げる海兵達は驚きの表情を隠せない。
「何だ、あの体は!!!」
「黄猿さんの攻撃を正面から受けても……倒れねェ!!」
「やっぱり噂通りの能力を…!!」
「“
空中で黄猿と対峙する中、マルコが不敵に笑った。
「効くよい」
「ウソをつけ~~」
下にいる海兵達が息を飲む。
「いかなる攻撃を受けても炎と共に再生する…。―――あれが1番隊隊長!!」
マルコはその姿を青い炎を帯びた1羽の美しい鳥へと姿を変えた。
「“不死鳥のマルコ”!!!」
マルコはまっすぐ黄猿に向かう。
「こんな鳥は見たことないねェ~……!!」
黄猿はピュンピュンと光の弾丸を飛ばす。しかしマルコはそれを受けながらも、黄猿の懐近くまで迫った。
「!」
マルコが黄猿に蹴りを入れる。黄猿はそれを腕で受けた。
「ん~~これは効くねェ~~~~」
「ウソつけ!」
黄猿の言葉にマルコは悪態で返す。そして黄猿を下へ蹴り飛ばした。
ドン!!!
「「「!!!」」」
「黄猿さ……あ」
空中から吹っ飛ばれた黄猿を心配した海兵が、声を出す。しかし黄猿は無傷でスタスタと歩いてくると、空を見上げた。
「巨人部隊!! 空も注意しなよォー!!!」
「「「はっ!!」」」
「お前ら下がってろ!!」
「ジョズ!!」
氷塊上にいたジョズがゴゴゴゴっという音と共に氷塊の塊を持ちあげる。
「「何て腕力!!!」」
「ウオォォォォ!!」
ジョズが持ちあげたのは体の何百倍もある氷塊。それをマリンフォードへ向かって投げた。
「!!!!?」
「氷塊だァ~~!!」
「でかずぎるぞ~!!!」
「止めてみろォオ!!」
ジョズが吠える。
「―――まったく、わしらが出払ったら誰がここを守るんじゃァ」
「赤犬さん!!!」
処刑台にいた、最後の大将赤犬はそう言うと腕がボコボコと熱を持つ。体中から熱が出ると、腕はマグマと化した。
「……」
赤犬は腕を氷塊に向ける。
「“大噴火”!!!!」
ドゴォン!!!……ジュワ…
巨大な拳の形をしたマグマが氷塊を包んだ。蒸発する音がする。
「巨大な氷塊が…跡形もなく……」
「「「蒸発した!!!」」」
ヒュルルルルル……ドゴォン!!
「「「!!!」」」
マグマを纏った塊が空から降り注ぐ。
「うわ!! 火山弾だ!!」
「受けきれねェ!!」
戦場に火山弾が次々落ちる。戦場は混乱。モビーディック号の隣にある、白ひげ海賊団の船に火山弾が直撃した。メインマストが折れ、炎が燃え上がる。
「一隻やられたァ!!」
うわぁぁぁぁぁぁぁ!!
「「「………」」」」
戦場をモニター観戦しているシャボンティ諸島の人々は息をのむ。ぽつりと一人の記者が言葉を漏らした。
「……まるで世界の終わりを見る様だ」
戦場ではなおも火山弾の雨が降る。
ヒュルルルルル
「………」
モビーディック号に向かって大きな火山弾が降って来た。白ひげは手に持っていた槍で、その火山弾を刺す。
「派手に点火しやがって……」
フーっと火山弾に息を吹きかける。その排気量で火山弾はただの石の塊になった。
「誕生ケーキにでも灯してやがれ、マグマ小僧!!」
「フフフ…派手な葬式はキライか、白ひげ」
戦場は乱戦の一途を辿る。皆、氷塊の上で激しい戦闘を繰り返していた。
ボコオ…ン!!!
「な!!?」
「!」
破壊される軍艦の後ろに巨大なシルエットが見えた。
「行けェ、リトルオーズJr.!!!」
「軍艦の方陣を破れェ!!!」
ゴゴゴォォォ…!!
「…“国引きオーズ”の子孫だね…」
「これはでかい!! 巨人族の常識を超えてる……!!!」
前線に立つつると同じく海軍本部中将のドーベルマンがオーズJr.を見上げる。
「エースぐんは優じいんだ。絶だいに死なぜねェ」
オオオオ~~!!!ッと雄叫びを上げるオーズJr.。中将たちはすぐに近くの海兵に指示を出す。
「湾内への侵入を許すな!!!」
「奴らの突破口になるぞ!!!」
「キシシシ!!! オーズの子孫!!? 白ひげ傘下にいたのかァ!!!」
モリアが歓喜に震えながら子供のように叫ぶ。
「欲しい!!! アイツの死体が欲しい!!!」
「………」
「フッフッフッフッフ!!!」
モリアが叫ぶ。隣にいるくまは静観。城壁の縁に乗り戦場を見るドフラミンゴは舌舐めずりをした。
「ウズいて来るぜ……」