開戦の宴
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「グララララララ……」
「……こうも急接近されるとは…」
ウォォオオオ……!!
戦場に地響きのように響く白ひげ海賊団の鼓舞を耳の片隅に捉えながら、センゴクが忌々しそうに言った。
白ひげ海賊団の登場により、戦場は一気に緊張が増す。
『あれが……“白ひげ”エドワード・ニューゲイトさん』
立っている、たったそれだけで他を圧倒する存在。自然に放つその覇気に戦場にいる海軍達は息をのんだ。
「………」
処刑台にいるエースは目の前に現れた、白ひげ海賊団を見て奥歯を噛み締める。
ルフィと別れ海を出たあの日から、自分を息子と呼んでくれた白ひげを“海賊王”にすると決めたあの日までが、走馬灯のように頭を駆け巡った。
「オヤジ……みんな……おれはみんなの忠告を無視して飛び出したのに」
「……」
呟くように言葉を吐きだしたエースはグッと顔を上げ、白ひげの船に向かって声を張り上げた。
「何で見捨ててくれなかったんだよォ!!! おれの身勝手でこうなっちまったのに……!!」
エースの声が戦場に響く。白ひげはエースの言葉を聞き遂げた後、はっきりと言った。
「いや…おれは行けと言ったハズだぜ、息子よ」
「!!?」
エースは驚きの表情になる。しかしすぐにかぶりを振った。
「!!……ウソつけ!! バカ言ってんじゃねェよ!!! あんたがあの時止めたのにおれは…」
「おれは行けと言った。―――そうだろ、マルコ」
「ああ、おれも聞いてたよい!! とんだ苦労かけちまったなァ、エース!!」
白ひげの後方に控えていた白ひげ海賊団、一番隊隊長“不死鳥のマルコ”は一歩前へ踏み出す。
「この海じゃあ誰でも知ってるハズだ。おれ達の仲間に手を出せば一体どうなるかって事くらいなァ!!!」
ウォォォォォォ!!!
「お前を傷つけた奴ァ、誰一人生かしちゃおかねェぞエース!!!」
「待ってろ!!! 今助けるぞォォォ!!!」
「覚悟しろ! 海軍本部!!」
「………!!」
エースは唇を噛んだ。同時にこの戦いは避けることは出来ないと悟る。仲間の意志がひしひしと伝わって来るのにやめてくれなんて言えなかった。
「とんでもねェモン呼び寄せたなァ…」
「何を今更言うちょるんじゃあ」
処刑台の下でどっしりと構える青キジが言葉を濁すと、同じく大将である赤犬が呆れたと言わんばかりに言葉を返す。
「―――気味が悪いねェ~~…」
黄猿は目の先にいる白ひげ海賊団の鼓舞を冷ややかな目で見ていた。
ズズズズズズズズ…!!!
時を謀ったかの様に地面が大きく揺れる。
「なんだこの地鳴りは!!!」
「そら来たぞい。さっきあいつが仕掛けた“海震”が…“津波”に変わってやって来る…!!!」
海兵が迫りくる津波に圧倒される中、前線に控える英雄ガープが真剣な目つきで上を見上げる。
「“グラグラの実”の“地震人間”……“白ひげ”エドワード・ニューゲイト!!」
「勢力で上回ろうが勝ちとタカをくくるなよ!! 最期を迎えるのは我々かもしれんのだ。……あの男は」
センゴクと白ひげは一瞬目が合う。センゴクは処刑台から海兵に向かって怒鳴った。
「世界を滅ぼす力を持っているんだ!!!!」
ゴオッと津波がマリンフォードに迫る中、誰かが言った。
「始まるぞ!! ……戦争が!!」
「行くぞ!!!!」
「「「オオォオォォォ!!!!!」」」
その言葉を合図に戦争の火ぶたが切って落とされた。
攻め入るは―――“白ひげ”率いる新世界47隻の海賊艦隊。
迎え撃つは―――政府の二大勢力“海軍本部”“王下七武海”
誰が勝ち誰が敗けても……“時代が変わる!!!”
「……こうも急接近されるとは…」
ウォォオオオ……!!
戦場に地響きのように響く白ひげ海賊団の鼓舞を耳の片隅に捉えながら、センゴクが忌々しそうに言った。
白ひげ海賊団の登場により、戦場は一気に緊張が増す。
『あれが……“白ひげ”エドワード・ニューゲイトさん』
立っている、たったそれだけで他を圧倒する存在。自然に放つその覇気に戦場にいる海軍達は息をのんだ。
「………」
処刑台にいるエースは目の前に現れた、白ひげ海賊団を見て奥歯を噛み締める。
ルフィと別れ海を出たあの日から、自分を息子と呼んでくれた白ひげを“海賊王”にすると決めたあの日までが、走馬灯のように頭を駆け巡った。
「オヤジ……みんな……おれはみんなの忠告を無視して飛び出したのに」
「……」
呟くように言葉を吐きだしたエースはグッと顔を上げ、白ひげの船に向かって声を張り上げた。
「何で見捨ててくれなかったんだよォ!!! おれの身勝手でこうなっちまったのに……!!」
エースの声が戦場に響く。白ひげはエースの言葉を聞き遂げた後、はっきりと言った。
「いや…おれは行けと言ったハズだぜ、息子よ」
「!!?」
エースは驚きの表情になる。しかしすぐにかぶりを振った。
「!!……ウソつけ!! バカ言ってんじゃねェよ!!! あんたがあの時止めたのにおれは…」
「おれは行けと言った。―――そうだろ、マルコ」
「ああ、おれも聞いてたよい!! とんだ苦労かけちまったなァ、エース!!」
白ひげの後方に控えていた白ひげ海賊団、一番隊隊長“不死鳥のマルコ”は一歩前へ踏み出す。
「この海じゃあ誰でも知ってるハズだ。おれ達の仲間に手を出せば一体どうなるかって事くらいなァ!!!」
ウォォォォォォ!!!
「お前を傷つけた奴ァ、誰一人生かしちゃおかねェぞエース!!!」
「待ってろ!!! 今助けるぞォォォ!!!」
「覚悟しろ! 海軍本部!!」
「………!!」
エースは唇を噛んだ。同時にこの戦いは避けることは出来ないと悟る。仲間の意志がひしひしと伝わって来るのにやめてくれなんて言えなかった。
「とんでもねェモン呼び寄せたなァ…」
「何を今更言うちょるんじゃあ」
処刑台の下でどっしりと構える青キジが言葉を濁すと、同じく大将である赤犬が呆れたと言わんばかりに言葉を返す。
「―――気味が悪いねェ~~…」
黄猿は目の先にいる白ひげ海賊団の鼓舞を冷ややかな目で見ていた。
ズズズズズズズズ…!!!
時を謀ったかの様に地面が大きく揺れる。
「なんだこの地鳴りは!!!」
「そら来たぞい。さっきあいつが仕掛けた“海震”が…“津波”に変わってやって来る…!!!」
海兵が迫りくる津波に圧倒される中、前線に控える英雄ガープが真剣な目つきで上を見上げる。
「“グラグラの実”の“地震人間”……“白ひげ”エドワード・ニューゲイト!!」
「勢力で上回ろうが勝ちとタカをくくるなよ!! 最期を迎えるのは我々かもしれんのだ。……あの男は」
センゴクと白ひげは一瞬目が合う。センゴクは処刑台から海兵に向かって怒鳴った。
「世界を滅ぼす力を持っているんだ!!!!」
ゴオッと津波がマリンフォードに迫る中、誰かが言った。
「始まるぞ!! ……戦争が!!」
「行くぞ!!!!」
「「「オオォオォォォ!!!!!」」」
その言葉を合図に戦争の火ぶたが切って落とされた。
攻め入るは―――“白ひげ”率いる新世界47隻の海賊艦隊。
迎え撃つは―――政府の二大勢力“海軍本部”“王下七武海”
誰が勝ち誰が敗けても……“時代が変わる!!!”