救えないっ!!
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くまにより、ルフィが消える。目の前にいた麦わら一味は誰一人、いなくなった。ジンはただ見ているだけだった。
『……』
「ジン君」
いつの間にか側にいたレイリーが声をかける。ジンはハッと顔を向ける。
『“冥王”レイリーさん……?』
「耳を貸しなさい」
『?』
「………」
『………』
レイリーは素早くジンに耳打ちする。ジンは驚いた。
『……それは事実ですか…!?』
「あいつを信じるならば……な」
レイリーの言葉にジンは黄猿や戦桃丸に問われてるくまを見る。 ふと、くまと目が合ったが途端にくまは消えてしまった。ジンは息をつく。
『……“信じましょう”。彼がその様な“計らい”をしたことが過去になかったとは言えませんから』
「…そうか」
『“冥王”レイリーさん…』
「レイさんと呼んでくれ。わしはもう引退しているのでな」
『はい!……ではレイさん。ルフィさん達の船を頼んでもよろしいですか?』
「頼む? それはもちろんだが、君はどうする?」
レイリーの問いにジンは目を少し伏せてから答える。
『僕は“残り”ます』
「なんじゃと……!?」
『僕にはどうしても“確かめなければならないこと”があります。真実がわからなければ、僕は…前に進めないのです』
「ふむ…」
レイリーはそれを見て少し意外に思ったが言葉に出さなかった。ジンはシルクハットをなおし、レイリーに言う。
『…バーソロミュー・くま、彼が言葉通りことを成したのなら、必ず皆さんは“帰って来ます”』
「…君達は互いに信頼し合ってるようじゃな」
『“互い”かはわかりませんが…』
ジンは笑う。苦笑と言うよりは少し悲しそうな笑顔だった。ジンは続ける。
『ルフィさん達なら“必ず”と思えるのです。だからその時のために、あの船はなくなってはいけない…』
ジンの言葉にレイリーは頷いた。
「わかった。君のその“想い”と共に船は預かろう。君も気をつけなさい」
『……ありがとうございます、レイさん』
ジンはいつも通りの笑顔でニコッと微笑み、前にいる戦桃丸と黄猿を見据えた。
「無駄な話し合いは終わったかァい?」
『とても有意義な話し合いでしたよ。……さて、ひとまずこの戦いを“閉幕”と致しましょうか』
ジンはシルクハットを取り、黄猿と戦桃丸の頭上に投げた。
「なんじゃ…?」
「帽子なんかで何をする気だい?」
戦桃丸と黄猿がシルクハットに目を向ける。ジンは二人に頬笑み、右手を挙げた。
『“イカれた帽子屋 ”!!』
頭上に投げたシルクハットがボンッと大きくなり、黄猿と戦桃丸に向かって落ちる。 そして大きなシルクハットが二人を閉じ込めた。
「「!?」」
間髪入れず、ジンは両手を前に出す。
『“栞 ”……“玩具の剣 ”……!!』
いつくもの栞が姿を現す。それは全ておもちゃの剣の様な形をしていた。刃の部分がとても長い。
『“ピック”!』
ジンが言うと、トイソードが大きなシルクハットに向かって飛ぶ。そして大きなシルクハットの上からグサグサと“串刺しマジック”の様に剣が刺さっていった。
暫く沈黙が走る。 突然、沈黙を破る様に大きなシルクハットの一辺がピカーと光りだした。
どうやら黄猿のビームの光の様だ。ジンはそれを見て、レイリーに目を向ける。
『では、レイさん』
「うむ。失礼しよう」
大きなシルクハットが内側の光にのみこまれ始める。 そして次の瞬間…
ドカァン…!!
大きなシルクハットが破壊された。
『……』
「ジン君」
いつの間にか側にいたレイリーが声をかける。ジンはハッと顔を向ける。
『“冥王”レイリーさん……?』
「耳を貸しなさい」
『?』
「………」
『………』
レイリーは素早くジンに耳打ちする。ジンは驚いた。
『……それは事実ですか…!?』
「あいつを信じるならば……な」
レイリーの言葉にジンは黄猿や戦桃丸に問われてるくまを見る。 ふと、くまと目が合ったが途端にくまは消えてしまった。ジンは息をつく。
『……“信じましょう”。彼がその様な“計らい”をしたことが過去になかったとは言えませんから』
「…そうか」
『“冥王”レイリーさん…』
「レイさんと呼んでくれ。わしはもう引退しているのでな」
『はい!……ではレイさん。ルフィさん達の船を頼んでもよろしいですか?』
「頼む? それはもちろんだが、君はどうする?」
レイリーの問いにジンは目を少し伏せてから答える。
『僕は“残り”ます』
「なんじゃと……!?」
『僕にはどうしても“確かめなければならないこと”があります。真実がわからなければ、僕は…前に進めないのです』
「ふむ…」
レイリーはそれを見て少し意外に思ったが言葉に出さなかった。ジンはシルクハットをなおし、レイリーに言う。
『…バーソロミュー・くま、彼が言葉通りことを成したのなら、必ず皆さんは“帰って来ます”』
「…君達は互いに信頼し合ってるようじゃな」
『“互い”かはわかりませんが…』
ジンは笑う。苦笑と言うよりは少し悲しそうな笑顔だった。ジンは続ける。
『ルフィさん達なら“必ず”と思えるのです。だからその時のために、あの船はなくなってはいけない…』
ジンの言葉にレイリーは頷いた。
「わかった。君のその“想い”と共に船は預かろう。君も気をつけなさい」
『……ありがとうございます、レイさん』
ジンはいつも通りの笑顔でニコッと微笑み、前にいる戦桃丸と黄猿を見据えた。
「無駄な話し合いは終わったかァい?」
『とても有意義な話し合いでしたよ。……さて、ひとまずこの戦いを“閉幕”と致しましょうか』
ジンはシルクハットを取り、黄猿と戦桃丸の頭上に投げた。
「なんじゃ…?」
「帽子なんかで何をする気だい?」
戦桃丸と黄猿がシルクハットに目を向ける。ジンは二人に頬笑み、右手を挙げた。
『“
頭上に投げたシルクハットがボンッと大きくなり、黄猿と戦桃丸に向かって落ちる。 そして大きなシルクハットが二人を閉じ込めた。
「「!?」」
間髪入れず、ジンは両手を前に出す。
『“
いつくもの栞が姿を現す。それは全ておもちゃの剣の様な形をしていた。刃の部分がとても長い。
『“ピック”!』
ジンが言うと、トイソードが大きなシルクハットに向かって飛ぶ。そして大きなシルクハットの上からグサグサと“串刺しマジック”の様に剣が刺さっていった。
暫く沈黙が走る。 突然、沈黙を破る様に大きなシルクハットの一辺がピカーと光りだした。
どうやら黄猿のビームの光の様だ。ジンはそれを見て、レイリーに目を向ける。
『では、レイさん』
「うむ。失礼しよう」
大きなシルクハットが内側の光にのみこまれ始める。 そして次の瞬間…
ドカァン…!!
大きなシルクハットが破壊された。