不思議なマジシャン
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「おおー! 島に着いたぞォ!!」
ルフィの声につられチョッパーが舳先から身を乗り出し、島の様子をうかがう。
「なんかのどかなそうな島だな」
「そーだなぁ。でも冒険のにおいがするぞ、ニシシシ」
「ほ、ほんとかァ! おれにはわかんねぇけど」
「めしのにおいもするしな」
【不思議なマジシャン】
二人がワイワイ騒いでると甲板にいるナミから声が飛んできた。
「あんたたち早くこっちに来なさい! 上陸メンバーを決めるわよ!」
「「おう!!」」
ルフィとチョッパーは甲板へ駆ける。甲板にはすでに全員揃っていた。
「でもよぉ、みんなで降りたらいいんじゃねぇか? のどかそうな島だし」
ルフィの提案にナミは首を横に振る。
「ダメよ。もしもがあったら困るでしょ。ちゃんと船番を決めましょう」
はいっと、ナミが出したのは紐の束。人数分の紐を握っていた。
「2つ色がついてるわ。色がついてるのを選んだ人が船番よ」
みんな1本ずつ掴む。
「それじゃあ、一斉に取るわよ。せーの!」
ナミの掛け声で皆が一斉に紐を取った。
「やったぁ、めしと冒険だ!!」
「お、おれも冒険に行けるぞ!」
「まぁ、散歩にでも行くか。」
「おっ船番だな。おれさまは船の整備をしとくぜ」
「あら、私も船番ね」
「よし、食材探しに行けるぜ」
「俺は島に入っては行けない病が…」
「もちろん、私も上陸メンバーよ。
メンバーはわかったわ。一応、ひとりで行動しないようにグループに分けるわよ。
まず、私とチョッパー、サンジくん。後はルフィ、ゾロ、ウソップにしましょう」
「はぁい、ナミさぁぁん。ご一緒しまぁす!」
クネクネするサンジ。一方でウソップは不満そうに声をあげた。
「おおい!! ちょっと待て! なんでおれがルフィとゾロなんだ!!」
「二人で行動させるなんて、なにが起こるかわからないでしょ」
「けどよ…サンジやチョッパーでいいじゃねぇか」
「コラァ、ウソップ! ナミさんの意見に反対すんじゃねぇよ。おれはナミさんと一緒にいたいんだよ!」
「それは、自分の野心じゃねえか!」
「おれはひとりで島回ってもいいぜ」
「あんたは迷子になるからひとりは絶対ダメ!!」
「迷子じゃねぇ!」
ゾロの言葉にナミがツッコミを入れる。ゾロも反撃に転じるが説得力がない。
「なぁ、ナミ。もう行っていいのか? おれ、腹へったー」
ルフィは、なぁなぁっと言う。その言葉にナミは口角をあげ頷く。
「いいわよ。ウソップとゾロも連れてってね」
「おう! 行くぞ。ウソップ! ゾロ!!」
ギュンと腕を伸ばし二人を掴む
「おい! 待てルフィ!」
「おれはまだ、入る決心してねぇよ!」
「めしやに出発ー!!」
「「聞いてねぇー」」
ビュン
ルフィが勢いのままゾロとウソップを連れて行く。すでに目では追えないところまで行ったようだ。
「なんだもう行ったのか、あいつら」
「フフフ」
「飛んでった!!」
「よし。これでいいわ。チョッパー、サンジくん、私たちも行くわよ」
「はぁい、ナミすわぁぁん!」
「お、おう!」
行ってきます!とロビンとフランキーに手を振りナミ・チョッパー・サンジ組も街へ歩き始めた。
―――――――――
ルフィ・ゾロ・ウソップ組、街に到着。
「おぉ―なんかのどかだけど賑やかだなぁ」
「そうだな」
「確かに、危なそうではないな、安心安心…っておおぃ!?」
「「ん?」」
ウソップがガタガタと震えながら大きな壁を指差す。そこには無数の手配書が貼られていた。
「なんだこの量!! ここは賞金稼ぎの街なんじゃねぇのか!!」
ウソップの言葉に興味津々とルフィが手配書を眺める。
「でもよ―古いのばっかだぜ。俺たちのねぇし」
「確かに。全然使われてないんじゃねぇか」
「そ、そうなのか」
3人が手配書の壁の前で話していると恰幅のいいおばさんが声をかけてきた。
「あらぁ、また旅人さんじゃない! “突風磁力”に当たったの?」
「なんだ、“突風磁力”って?」
ウソップの言葉を受けおばさんが説明する。ルフィは頭に??を浮かべていた。
「なるほどな。だから勝手にログポースが変わったのか」
ゾロが納得して頷く。ルフィは納得してるように頷く。
「なるほどな、つまり不思議風なんだな」
「わかってねェのかよ!」
ウソップが思いっきり突っ込みを入れた。
「まぁ、ここは海軍もいないし、いい街だからゆっくりして行きなよ」
「なぁ、おばさん。めしやねぇか?」
「あぁ、めしやならバーも兼ねてるあの店が美味しいよ」
「あの店か、ありがとう、おばさん!!」
ルフィはダッシュでバーに向かう。
「おい、待てルフィ! ひとりで行くな! ゾロ行くぞ!!」
ウソップは追いかけようとゾロを引っ張る。
「あっ、先に行っといてくれ。おれは武器屋に行ってから行くからよ」
「おまえをひとりに出来るかよ!!」
「あん、すぐそこだって言ってたんだよ。めしやの場所はわかったから迷わねぇよ」
「そっそうか。じゃあ、すぐ来いよ。一緒にいなきゃならねェんだからな!」
「わかったわかった。目当てがなかったらすぐ行く」
ゾロはスタスタと武器屋の方に歩いて行った。
「はぁ、結局止めれねぇよ…」
盛大にため息をつきながらウソップはルフィのいるバーへとぼとぼ向かおうとする。
「あれ、そういえば“また”って言ってたけど……おれら以外に誰かいるのか?」
頭に?が浮かんだウソップだが、とりあえず、ルフィの元へ行かないとという思いに疑問はかき消された。
―――――――――
ナミ・チョッパー・サンジ組、街に到着。
「それなりに大きくて賑やかね」
「ああ、山もいっぱいあってのどかだしな!」
「いい食材がありそうな気がするなぁ。なぁ、ナミさん。少し見てきていいかい?」
料理人の血が騒ぐのかウキウキとしているサンジ。
「いいわよ。私とチョッパーは街の人に話しを聞いて来るから。そうね。あの壁の前で待ち合わせしましょう」
ナミは大きな壁を指差した。
「了解! それじゃあ、後で」
「よし、チョッパー話し聞きに回るわよ」
「おう!」
ナミとチョッパーは近くの人を捕まえ、話しを聞いていく。
1時間後……
「ナミさぁん。いい食材集まったよ!」
サンジが両手いっぱいに抱える。
「おぉ、スゲー!」
「チョッパーの好きな綿あめもあったぜ」
サンジが綿あめを差しだすとチョッパーは飛び付いた。
「綿あめだぁ!! ありがとうな、サンジ!」
ニコニコと笑顔で綿あめをかじるチョッパーに笑顔で答え、サンジはナミの方を向く。
「そっちはどうだったんだい?」
「うん。結構集まったわ。地図も手に入れたし」
ナミはこの島の地図を広げる。
「この島はハーティリィ島。この街は島からもじってハーティって言うらしいわ。
昔は賞金稼ぎが滞在したみたいだけど、島が大きく移動したことにより賞金稼ぎがいなくなって、その代わり商業が発達したって訳ね。今はとりあえず賞金稼ぎはいないわ。これも昔の名残りらしいし」
ナミは、壁に張られた無数の手配書を少し眺めてから、また地図に目を落とす。
「後、ログポースが急に変わったのは“突風磁力”っていう風が原因。島が移動した時に地殻変動で起こり始めた風で島のログを持っていっちゃうんだって。私たちはそれに当てられたみたい」
「へぇ」
「でも、明日の朝には魚人島のログに戻るらしいから、また変わらないうちに出発しなきゃね」
ナミが地図をしまいながら言う。 サンジはあっと思い出したことを話し始めた。
「そういえばナミさん。店主が言ってたんだが、なんでもおれたちの他に旅人がいるらしいんだ」
「そういえば…“また”って言ってたわね。ルフィたちのことかと思ってたんだけど」
「あぁ、なんでもひとりで来たマジシャンらしい」
「マジシャンがいるのか!!」
綿あめを食べ終えたチョッパーがなぁなぁっとたずねる。
「このGL にマジシャンねェ……。なんだか怪しいわ」
「どんな奴かはわからねぇが、マジックの腕はスゲー奴らしい。あそこのバーに晩、来るから見に行くといいってさ」
「おおーー!! 見に行きたいぞ!」
「んー。まぁ、街自体は怪しい感じはしないんだけど…」
気乗りしないナミ。チョッパーはナミに手を振りながら言う。
「なら、行こー。ルフィたちも行きたがるよ!」
チョッパーのしつこさにナミが折れる。
「ああーわかったわかった。なら夕食はあの店で食べましょう」
「やったぁ!!」
「なら、おれはこれ置きにいくついでにロビンちゃんとフランキーを呼んでくるよ」
「うん、時間的にもいいくらいだし、私とチョッパーは先に行っとくわ。ルフィたちもたぶんあそこだし」
サンジはサニー号に、ナミとチョッパーはバーに別れて向かった。
ルフィの声につられチョッパーが舳先から身を乗り出し、島の様子をうかがう。
「なんかのどかなそうな島だな」
「そーだなぁ。でも冒険のにおいがするぞ、ニシシシ」
「ほ、ほんとかァ! おれにはわかんねぇけど」
「めしのにおいもするしな」
【不思議なマジシャン】
二人がワイワイ騒いでると甲板にいるナミから声が飛んできた。
「あんたたち早くこっちに来なさい! 上陸メンバーを決めるわよ!」
「「おう!!」」
ルフィとチョッパーは甲板へ駆ける。甲板にはすでに全員揃っていた。
「でもよぉ、みんなで降りたらいいんじゃねぇか? のどかそうな島だし」
ルフィの提案にナミは首を横に振る。
「ダメよ。もしもがあったら困るでしょ。ちゃんと船番を決めましょう」
はいっと、ナミが出したのは紐の束。人数分の紐を握っていた。
「2つ色がついてるわ。色がついてるのを選んだ人が船番よ」
みんな1本ずつ掴む。
「それじゃあ、一斉に取るわよ。せーの!」
ナミの掛け声で皆が一斉に紐を取った。
「やったぁ、めしと冒険だ!!」
「お、おれも冒険に行けるぞ!」
「まぁ、散歩にでも行くか。」
「おっ船番だな。おれさまは船の整備をしとくぜ」
「あら、私も船番ね」
「よし、食材探しに行けるぜ」
「俺は島に入っては行けない病が…」
「もちろん、私も上陸メンバーよ。
メンバーはわかったわ。一応、ひとりで行動しないようにグループに分けるわよ。
まず、私とチョッパー、サンジくん。後はルフィ、ゾロ、ウソップにしましょう」
「はぁい、ナミさぁぁん。ご一緒しまぁす!」
クネクネするサンジ。一方でウソップは不満そうに声をあげた。
「おおい!! ちょっと待て! なんでおれがルフィとゾロなんだ!!」
「二人で行動させるなんて、なにが起こるかわからないでしょ」
「けどよ…サンジやチョッパーでいいじゃねぇか」
「コラァ、ウソップ! ナミさんの意見に反対すんじゃねぇよ。おれはナミさんと一緒にいたいんだよ!」
「それは、自分の野心じゃねえか!」
「おれはひとりで島回ってもいいぜ」
「あんたは迷子になるからひとりは絶対ダメ!!」
「迷子じゃねぇ!」
ゾロの言葉にナミがツッコミを入れる。ゾロも反撃に転じるが説得力がない。
「なぁ、ナミ。もう行っていいのか? おれ、腹へったー」
ルフィは、なぁなぁっと言う。その言葉にナミは口角をあげ頷く。
「いいわよ。ウソップとゾロも連れてってね」
「おう! 行くぞ。ウソップ! ゾロ!!」
ギュンと腕を伸ばし二人を掴む
「おい! 待てルフィ!」
「おれはまだ、入る決心してねぇよ!」
「めしやに出発ー!!」
「「聞いてねぇー」」
ビュン
ルフィが勢いのままゾロとウソップを連れて行く。すでに目では追えないところまで行ったようだ。
「なんだもう行ったのか、あいつら」
「フフフ」
「飛んでった!!」
「よし。これでいいわ。チョッパー、サンジくん、私たちも行くわよ」
「はぁい、ナミすわぁぁん!」
「お、おう!」
行ってきます!とロビンとフランキーに手を振りナミ・チョッパー・サンジ組も街へ歩き始めた。
―――――――――
ルフィ・ゾロ・ウソップ組、街に到着。
「おぉ―なんかのどかだけど賑やかだなぁ」
「そうだな」
「確かに、危なそうではないな、安心安心…っておおぃ!?」
「「ん?」」
ウソップがガタガタと震えながら大きな壁を指差す。そこには無数の手配書が貼られていた。
「なんだこの量!! ここは賞金稼ぎの街なんじゃねぇのか!!」
ウソップの言葉に興味津々とルフィが手配書を眺める。
「でもよ―古いのばっかだぜ。俺たちのねぇし」
「確かに。全然使われてないんじゃねぇか」
「そ、そうなのか」
3人が手配書の壁の前で話していると恰幅のいいおばさんが声をかけてきた。
「あらぁ、また旅人さんじゃない! “突風磁力”に当たったの?」
「なんだ、“突風磁力”って?」
ウソップの言葉を受けおばさんが説明する。ルフィは頭に??を浮かべていた。
「なるほどな。だから勝手にログポースが変わったのか」
ゾロが納得して頷く。ルフィは納得してるように頷く。
「なるほどな、つまり不思議風なんだな」
「わかってねェのかよ!」
ウソップが思いっきり突っ込みを入れた。
「まぁ、ここは海軍もいないし、いい街だからゆっくりして行きなよ」
「なぁ、おばさん。めしやねぇか?」
「あぁ、めしやならバーも兼ねてるあの店が美味しいよ」
「あの店か、ありがとう、おばさん!!」
ルフィはダッシュでバーに向かう。
「おい、待てルフィ! ひとりで行くな! ゾロ行くぞ!!」
ウソップは追いかけようとゾロを引っ張る。
「あっ、先に行っといてくれ。おれは武器屋に行ってから行くからよ」
「おまえをひとりに出来るかよ!!」
「あん、すぐそこだって言ってたんだよ。めしやの場所はわかったから迷わねぇよ」
「そっそうか。じゃあ、すぐ来いよ。一緒にいなきゃならねェんだからな!」
「わかったわかった。目当てがなかったらすぐ行く」
ゾロはスタスタと武器屋の方に歩いて行った。
「はぁ、結局止めれねぇよ…」
盛大にため息をつきながらウソップはルフィのいるバーへとぼとぼ向かおうとする。
「あれ、そういえば“また”って言ってたけど……おれら以外に誰かいるのか?」
頭に?が浮かんだウソップだが、とりあえず、ルフィの元へ行かないとという思いに疑問はかき消された。
―――――――――
ナミ・チョッパー・サンジ組、街に到着。
「それなりに大きくて賑やかね」
「ああ、山もいっぱいあってのどかだしな!」
「いい食材がありそうな気がするなぁ。なぁ、ナミさん。少し見てきていいかい?」
料理人の血が騒ぐのかウキウキとしているサンジ。
「いいわよ。私とチョッパーは街の人に話しを聞いて来るから。そうね。あの壁の前で待ち合わせしましょう」
ナミは大きな壁を指差した。
「了解! それじゃあ、後で」
「よし、チョッパー話し聞きに回るわよ」
「おう!」
ナミとチョッパーは近くの人を捕まえ、話しを聞いていく。
1時間後……
「ナミさぁん。いい食材集まったよ!」
サンジが両手いっぱいに抱える。
「おぉ、スゲー!」
「チョッパーの好きな綿あめもあったぜ」
サンジが綿あめを差しだすとチョッパーは飛び付いた。
「綿あめだぁ!! ありがとうな、サンジ!」
ニコニコと笑顔で綿あめをかじるチョッパーに笑顔で答え、サンジはナミの方を向く。
「そっちはどうだったんだい?」
「うん。結構集まったわ。地図も手に入れたし」
ナミはこの島の地図を広げる。
「この島はハーティリィ島。この街は島からもじってハーティって言うらしいわ。
昔は賞金稼ぎが滞在したみたいだけど、島が大きく移動したことにより賞金稼ぎがいなくなって、その代わり商業が発達したって訳ね。今はとりあえず賞金稼ぎはいないわ。これも昔の名残りらしいし」
ナミは、壁に張られた無数の手配書を少し眺めてから、また地図に目を落とす。
「後、ログポースが急に変わったのは“突風磁力”っていう風が原因。島が移動した時に地殻変動で起こり始めた風で島のログを持っていっちゃうんだって。私たちはそれに当てられたみたい」
「へぇ」
「でも、明日の朝には魚人島のログに戻るらしいから、また変わらないうちに出発しなきゃね」
ナミが地図をしまいながら言う。 サンジはあっと思い出したことを話し始めた。
「そういえばナミさん。店主が言ってたんだが、なんでもおれたちの他に旅人がいるらしいんだ」
「そういえば…“また”って言ってたわね。ルフィたちのことかと思ってたんだけど」
「あぁ、なんでもひとりで来たマジシャンらしい」
「マジシャンがいるのか!!」
綿あめを食べ終えたチョッパーがなぁなぁっとたずねる。
「この
「どんな奴かはわからねぇが、マジックの腕はスゲー奴らしい。あそこのバーに晩、来るから見に行くといいってさ」
「おおーー!! 見に行きたいぞ!」
「んー。まぁ、街自体は怪しい感じはしないんだけど…」
気乗りしないナミ。チョッパーはナミに手を振りながら言う。
「なら、行こー。ルフィたちも行きたがるよ!」
チョッパーのしつこさにナミが折れる。
「ああーわかったわかった。なら夕食はあの店で食べましょう」
「やったぁ!!」
「なら、おれはこれ置きにいくついでにロビンちゃんとフランキーを呼んでくるよ」
「うん、時間的にもいいくらいだし、私とチョッパーは先に行っとくわ。ルフィたちもたぶんあそこだし」
サンジはサニー号に、ナミとチョッパーはバーに別れて向かった。