にろちゃんと、滑津舞(NL)
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「げ、滑津」
「おー二口、おつ~」
進学校の奴らってのは
卒業を機にばらばらってのが
普通なのかもしれないけど
地元で就職するやつが大半を占める俺らは
街で仲間に会うこともしばしば
実際青根と小春も近所に住んでるし
滑津は職場が近くて
近くの食堂に適当に入ると
偶然顔を合わせることが多い
高速道路のインターの近くの
工業団地的なところに
たくさん工場があって
鎌崎さんやパンタロンもこの中で働いている
女子だってのに仕事帰りのつなぎのまま
とんかつ定食をかきこんでいる滑津の隣に座る
こいつは昔からうまそうに飯を食うもんで
俺も同じのを頼む
「そーいや今日鎌先さんに会ったよ」
「げ、どうせ元気だろ」
「そりゃまあ元気だけど、元気なりに落ち込んでた。合コンに行ったのに女の子に全く相手にされなかったんだって」
「まあ仕方ないっしょ、鎌先さんだし」
「否定はしない」
ここの定食屋は値段の割に量が多いし
米とみそ汁がめちゃめちゃ美味い
俺がおかわりのご飯を注ぎに立ち上がると
滑津がわたしのも~と
空の茶碗を差し出す
同じくらいの量を盛って
「おまえ、ほっそいのにこんな飯どこに入れてんの?」
「は?若くて代謝がいいからね、毎日使い果たしてるにきまってんじゃん!」
「お前彼氏できないだろ」
「は?喧嘩売ってる?オジサマたちに息子の嫁に欲しいって大人気なんだからね」
「オッサンにもてても意味ねえだろ」
「二口こそいいのは顔面だけで性格も口もサイアクだもんね、彼女できないっしょ」
「お前こそ喧嘩売ってんの?」
「結局青根がとっとと幸せになってんのがうけるよね」
「あーあ、青根は俺のだったのになー」
「げ、あんたそういう趣味」
遠慮なく机の下の
滑津の足を蹴りつける
安全靴なので心配ない
もちろん倍くらいのパワーで
踏みつけられる
くっそかわいくねえ
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