烏養くんのカノジョ
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美味い飯食いに行こうぜ、なんて
某グルメサイトなどを見て研究したものの
結局おすわりに来てしまった。
カウンターで肩を並べて
ちびりちびり酒をすすって、
べらぼうに弱い繋心は
酔っぱらって家で寝るのがいつものオチだ。
「おばちゃん、私梅酒、ロック」
「あいよ、繋心ちゃんは?」
「えー…一回、烏龍茶」
「え!?どーした繋心」
「おい名前」
「あ?」
「俺は、最初ひと段落着いたらって思ってたんだ一応」
「は?」
「でもわかっちまった、俺コーチやめらんねえわ」
「何ばかなこと言ってんの?そんなん見てたらわかるし」
「今回もお前がいたから俺も母ちゃんも助かったんだ、ずっと甘えるんじゃなくて俺もちゃんとがんばるし、その、」
「繋心どーしたの?ばかになった?」
「…っこん」
「は?」
「…けっ!!!…こん、してくれ、ないか…」
ケッコンしてくれないか?
ケッコン?
結婚!!結婚してくれないかって言った?
なかなか理解に時間がかかり
おばちゃんと目を合わせて
ブイサインを出されたところで我に返る
「け、けっこんって言った?」
「言った!悪いか!」
「悪くない、乗った!結婚しよ!」
「あんたたち…めでたいのはいいけどよくまあこんな店で…夜景のきれいなレストランとか探しなさいよ」
「ほんとね。おばちゃんのごはんがおいしいからね」
「あら、おばちゃん腕磨いてフレンチ出してやろうか」
「えー!サイコーじゃん!…え、繋心?」
緊張から解き放たれたらしい繋心は
もうあんまり箸も進まないようで
私はちゃっかり自分の食事は済ませて
引きずるように家路についた。
久しぶりに手をつないで
アパートまでの冷たい道を
ゆっくりゆっくり歩いた。
「ほら、おこた付けといて、お風呂入れるから、あれ、ちょっと繋心?」
たばこの匂いに包まれて
あったかくて冷たくて離れられない
「ねえ、今日ジャージじゃないの実はおしゃれしてた?」
「…うるせえな」
「ね、照れてるの?緊張した?」
「…なんでお前はそんなに余裕かましてんだ」
「言ってたでしょ、いつでもお嫁に来てあげるって。でもなんか今なら空とか飛べちゃうかも?さすがにそれは無理か」
「そういえば、指輪のサイズがわかんなくて」
「いらないよ、指輪なんか」
「いや、一応、いるだろ、」
「そう?じゃあ今度一緒に買いに行こ」
「そーだな」
「…お風呂一緒に入る?」
「入る」
「わ、にやけてる、やらしい」
某グルメサイトなどを見て研究したものの
結局おすわりに来てしまった。
カウンターで肩を並べて
ちびりちびり酒をすすって、
べらぼうに弱い繋心は
酔っぱらって家で寝るのがいつものオチだ。
「おばちゃん、私梅酒、ロック」
「あいよ、繋心ちゃんは?」
「えー…一回、烏龍茶」
「え!?どーした繋心」
「おい名前」
「あ?」
「俺は、最初ひと段落着いたらって思ってたんだ一応」
「は?」
「でもわかっちまった、俺コーチやめらんねえわ」
「何ばかなこと言ってんの?そんなん見てたらわかるし」
「今回もお前がいたから俺も母ちゃんも助かったんだ、ずっと甘えるんじゃなくて俺もちゃんとがんばるし、その、」
「繋心どーしたの?ばかになった?」
「…っこん」
「は?」
「…けっ!!!…こん、してくれ、ないか…」
ケッコンしてくれないか?
ケッコン?
結婚!!結婚してくれないかって言った?
なかなか理解に時間がかかり
おばちゃんと目を合わせて
ブイサインを出されたところで我に返る
「け、けっこんって言った?」
「言った!悪いか!」
「悪くない、乗った!結婚しよ!」
「あんたたち…めでたいのはいいけどよくまあこんな店で…夜景のきれいなレストランとか探しなさいよ」
「ほんとね。おばちゃんのごはんがおいしいからね」
「あら、おばちゃん腕磨いてフレンチ出してやろうか」
「えー!サイコーじゃん!…え、繋心?」
緊張から解き放たれたらしい繋心は
もうあんまり箸も進まないようで
私はちゃっかり自分の食事は済ませて
引きずるように家路についた。
久しぶりに手をつないで
アパートまでの冷たい道を
ゆっくりゆっくり歩いた。
「ほら、おこた付けといて、お風呂入れるから、あれ、ちょっと繋心?」
たばこの匂いに包まれて
あったかくて冷たくて離れられない
「ねえ、今日ジャージじゃないの実はおしゃれしてた?」
「…うるせえな」
「ね、照れてるの?緊張した?」
「…なんでお前はそんなに余裕かましてんだ」
「言ってたでしょ、いつでもお嫁に来てあげるって。でもなんか今なら空とか飛べちゃうかも?さすがにそれは無理か」
「そういえば、指輪のサイズがわかんなくて」
「いらないよ、指輪なんか」
「いや、一応、いるだろ、」
「そう?じゃあ今度一緒に買いに行こ」
「そーだな」
「…お風呂一緒に入る?」
「入る」
「わ、にやけてる、やらしい」