烏養くんのカノジョ
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春の高校バレーから帰ってきた繋心は
店番をしていた私の顔を見ると
呆然とした表情で椅子に座りこんだ。
「おかえり、おつかれ」
「おう」
「荷物片づけたりさ、疲れてるでしょ、上で寝てなよ。冬休みだし忙しくないから私大丈夫よ」
「おう、そうさせてもらう」
「すごかったね、わたしずっとここで見てたのに、なんか心拍数あがっちゃったよ」
「そうかよ…まあなんだ…名前、ほんとにありがとな」
「やめてよそんな改まって!照れるじゃん」
「春高出場できるほど練習したり遠征したり、バレーに打ち込めたのはお前が協力してくれたからだからな、礼はいくら言っても足りねえよ」
「ばかじゃないの、わたしだって楽しくてやってるんだから、全然苦労なんておもってないんだからね。ああでも今の感謝の気持ちがなくならないうちに、おすわりでおごって」
「はは、おすわりでいいのかよ」
「だって夜景のきれいなフレンチとか行ったら緊張でごはんがまずくなっちゃいそうだし」
「たしかに、そーだな。まあ俺も誘おうと思ってたから、とりあえず今日はあと頼んだ」
軽く抱き寄せられて
そのままふらりと階段を上った繋心は
とっとと眠りについたようで
店の方にまでいびきが響いてくる。
おつかれ、繋心。