松川くんの片思い
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「どこいくの?パンケーキとか食べるの?東京の人は」
「は?チャーシュー麺の方がいいんじゃない?」
「…たしかに」
「ちょっと気になってるラーメン屋があるんだよね」
じゃあいこう、と
大きな掌が私の掌を包んだ
長い脚の大きな歩幅で
どんどん進んでいく
今までどうやって
一緒に歩いていたっけ
「やっば!めっちゃうまい!さすが東京」
「煮卵がいいね、半熟具合が最高」
「ほんと。塩いいね」
チャーハンをかきこんで
顔を上げると
長い腕が伸びてくる、思わず
体に力が入る、それに反して
ふっと笑ったまっつんは
ついてた、と私の口許に触れて
米粒をつまんでぱくりとやった。
こんなこと、普通だと思ってたのに。
「どしたの?目ん玉でっかくなってる。おもしろ」
「だって、まっつんが」
「おれが?どうかした?」
「いや、なんでも、ない」
「嬉しいけどね、俺としては、そうやって露骨に意識してくれると」
「!!!」
背中にそっと触れられて
いちいちどきどきするからやめてほしい
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