松川くんの片思い
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
なんかエロい
雰囲気がエロい
歩く十八禁
目が合ったら妊娠しそう
誰だそんなこと言い始めたやつ
ちなみに俺は3月生まれで
まだ18歳にはなっていない
松川一静、ピチピチの17歳
1年の頃世界史を一緒に受けている
隣のクラスの女子に告白されて
断る理由もなかったので付き合った
けっこうかわいい子だったし
でも部活のオフは月曜と土日の午後だけだし
夜ラインとか電話するのも面倒だし
疲れて寝ちゃうことも多かったし
嫌がられるのを恐れて
距離を測りかねていたら
彼女には物足りなかったらしい
ごめんなさい、と言われるには
長い時間はかからなかった
それから彼女は作っていない
社会人の姉が2人いる
生まれた時から
逆らえば死ぬと刷り込まれてきた
ほぼ裸みたいな恰好で家の中うろうろされて
いちいちムラムラもしてられない
姉ちゃんの機嫌が悪くなると面倒なので
女の子の扱いというか
テキトーに喜ばせること言うのは
まあ得意だと思う
けど、なんつーか
それが若干裏目に出ている感もある
結局一番楽しいのは
バレー部の連中と
バカなことやって笑ってる時で
彼女なんかいなくてもやっていける
上の姉ちゃんがのちに旦那になる人と付き合い始めたのは
社会に出て2年たった頃だった
別に今からガツガツ焦らなくたって
先週ほとんど話したこともない
隣のクラスの女の子に呼び出された
好きって言われても正直
なんともわからん、
同じことが起こるのは目に見えているので
丁重にお断りした
「まっつんなんかバカなこと考えてる?」
「は?なんで前髪寝癖付けてるやつにそんなこと言われないといけないの?」
「前髪?あーまた曲がってる?まあいいや、とるに足りんこと」
「なんでお前そんな威風堂々としてんの?年頃の女の子なんだからもちょっと身だしなみとか気をつけなさいよ」
「身だしなみ?制服ちゃんと着てりゃ最低限オッケーっしょ?しかもさあ、私剛毛だからきれいにセットとかできないんだよね~、それよか朝練あるし、ちょっとでも早く出たいんだよね」
まっすぐ切りそろえた前髪の
曲がった前髪の端をつまみながら
まん丸い目玉をきょろっと動かす
松川一静、ピチピチの17歳
なんでか若干野蛮なクラスメイトに
絶賛片思い中
仲はいいけど正直、脈はなさそうです