高校生
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「え、練習試合なんかしたの?」
「うん、やっぱね、あいつらほんとすごかった」
「…勝った?」
「…勝った」
「うそすごい!え、相手は?」
「青城、県で4強のチームだ」
「え、青城って青葉城西?あそこテニスも強いよ、団体だったら優勝候補になるくらい」
「そーなん!そーか…やーでも…色々突きつけられちゃったしなあ」
「え、なにスガ落ち込んでる?…ってか青城って!あたしイトコバレー部にいるよ」
「え、まじ?あれ、青城って女バレもあったっけ」
「違う違う男バレ!はじめちゃんってゆーんだけどわかる?あ、苗字は一緒」
「岩泉…え、」
「たぶんねー、ちくちくした髪型して、それからクズ…あ、及川!って昔から一緒のやつに暴力振るってたと思うよ」
「まじかよ…あの岩泉、名前のイトコか」
「えーなにはじめちゃん会ったん?わーメールしとこ」
「へえ、仲良いんだべ」
「イトコやしね、はじめちゃんとはすごい気が合うし、おばちゃんも優しいし、あたしけっこうしょっちゅうはじめちゃんち遊びに行ってる」
「まじか…世間狭くてこえー」
机にごろんと状態を寝かせた名前の
ゆるんだほっぺたからご飯粒をとって自分の口に放り込む。
飲みかけのパックのストローに口をつけると
思いのほか甘くってビックリした。
「じゃー、総体ではじめちゃんと当たるかもしれないの?」
「んー、ま、あり得る」
「げ、めっちゃ見たい」
「ばか、日程同じだって」
「だよねー…会場近いといっても」
「…岩泉の試合は見たことあんの?」
「あるよ?はじめちゃん中学校の時も結構強くて、」
「あ、そっか!及川と一緒ってことは北一だもんな」
「そう、北一!」
「影山も北一の出身なんだべ」
「げ、まじ!?じゃあはじめちゃんに聞けば影山君のこともわかるわけね~」
「うわあ、やだやだなんて業界」
「名前寝る気満々だべ」
「お前な、お腹いっぱいになったら眠たくなるのが人間の生理ってもんだろ」
「はいはい、まあお前のことは先生もめげてるしもういんじゃね?」
「ほんとー、あたし進路どうしよっかねー」
「んん、でも名前ならどうにでも、なんとでもなる気がする」
「だろ?あたしもそーおもうんだ~、根拠はないけどね」
◎もうまわりは誰も気にしてないんだよ