こまちちゃんと沢北くん
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かわっさん、と声をかけてきたのは明日出ていっちまう後輩だった。嵐みたいな人だったねえと夏も言っていた。
「前に言ってたの覚えてるすか、誰とどこに行くかはこまちちゃんが自分で決められるって」
「だべ」
「河田さんはどうなんですか」
「は?」
「河田さんは誰とどこに行くか、決められるんですか」
「おめー、夏のこと好きなんじゃなかったべか」
「そうですよ、でもこまちちゃんは河田さんのこと大好きじゃないですか。俺はこまちちゃんのこと好きなんで、置き土産です」
「…………っ、格好つけんじゃねえー!!」
「いででででででで!?!!!」
沢北の言葉は、まっすぐで嘘がない。あいつのことを連れていくといったのだって、強ち冗談でもなかろう。
夏と沢北の顔を交代で思い浮かべていたら、なんだか目が冴えて眠れそうにない。