神さんになびかないマネージャー
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(お洋服を買いに行く)
きれいな洋服持ってるの?とお母さんに聞かれて、まどかちゃんはうーんリクルートスーツなら、と返事をした。結婚の挨拶ったって俺が家を出てからもしょっちゅう遊びに来ては母さんと喋ったり弟妹とゲームしたりしているらしいので、今更感がすごい。
「ジャージでいいんじゃない?」
「スーツとジャージの2択?」
「海南のジャージなら正装とかわんないって」
「かわる、ヨーカドーいくわ」
「え、じゃあついてっていい?」
「まじで言ってます?神さん最後に私服買ったのいつ」
「大阪はいいよ、こないだ近所のお店の外にでてるワゴンでいいジャンパー買った、980円」
「わたしたち2人とも戦力外なのに2人で行ってどーすんの」
「信長でもつれてく?」
「女物はだめだろうなあ…」
無頓着です、とばればれな服装で、2人でヨーカドーの2階に向かう。女物の服ったっておばあちゃんのコーナーもあれば中高生向けもしかり、俺たちはあまりにも無力だ。立ちすくむ俺たちを訝しんで母親くらいの年の店員さんが声をかけてきた。
「デートですか?」
「えっ」
「あっ、えっと、ジャージとジーパンしか持ってなくて…ちょっと綺麗な服がほしいんですけど売場が広くて」
「目的があれば…お仕事用とか、レストランにいくとか、」
「えっと、け、結婚のご挨拶に」
「えっ!えっ?あら!それはおめでたいわね~ほら彼もしゃきっとしなさい!」
「うっ、はい」
「割と顔馴染みなので堅苦しくないかんじで、」
「ワンピースのきれいなの一枚買うといいわ、ほら両家顔合わせとかでもだらしなくならないようなの」
「なるほどお、」
「おばさんに任せなさい、ついておいで」
グレーとか黒とか無難な色でチェック柄とかのやつを、試着してみては3人で首を捻る。
「着なれてなさすぎて」
「見慣れてなさすぎて」
「あんたたちぃ……」
もはや親戚のおばちゃんみたいになってきた店員さんと一緒にぐるりと周りを見回す。ふと目についたのはいつか、マミ先輩がまどかちゃんに貸していたのによく似た深い青色の、しっかりした生地のジャンパースカートが目につく。これ、と指さすと、おばさんが黒のタートルネックを合わせてくれた。
「やっぱり!似合うよ」
「なつかしい、神さん、よく覚えてたね」
「ん、化粧品も買う?」
「いやあ、口紅は1本もってるから」
「マミ先輩のおさがりじゃん」
「ぐっ」
「ふふふ、俺大人だからボーナスもらっちゃったもんね、ほらほらレジ行きますよ!着替えて」
「えーっ!お金もってきてる」
「いいのいいの、ありがとって可愛くしてなさい」
「んぅ……くっそ、勝てない~もうおとななのに~」
ーーーーーーーーーーーーー
「あら!まどかちゃん今日はすっごくかわいい!」
「ふふ、神さんとヨーカドーのおばちゃんと一緒に選んでもらいました」
「宗ちゃん戦力になった?よく似合ってる、父さんも楽しみにしてるからどうぞ」
「わあい、おじゃまします」
きれいな洋服持ってるの?とお母さんに聞かれて、まどかちゃんはうーんリクルートスーツなら、と返事をした。結婚の挨拶ったって俺が家を出てからもしょっちゅう遊びに来ては母さんと喋ったり弟妹とゲームしたりしているらしいので、今更感がすごい。
「ジャージでいいんじゃない?」
「スーツとジャージの2択?」
「海南のジャージなら正装とかわんないって」
「かわる、ヨーカドーいくわ」
「え、じゃあついてっていい?」
「まじで言ってます?神さん最後に私服買ったのいつ」
「大阪はいいよ、こないだ近所のお店の外にでてるワゴンでいいジャンパー買った、980円」
「わたしたち2人とも戦力外なのに2人で行ってどーすんの」
「信長でもつれてく?」
「女物はだめだろうなあ…」
無頓着です、とばればれな服装で、2人でヨーカドーの2階に向かう。女物の服ったっておばあちゃんのコーナーもあれば中高生向けもしかり、俺たちはあまりにも無力だ。立ちすくむ俺たちを訝しんで母親くらいの年の店員さんが声をかけてきた。
「デートですか?」
「えっ」
「あっ、えっと、ジャージとジーパンしか持ってなくて…ちょっと綺麗な服がほしいんですけど売場が広くて」
「目的があれば…お仕事用とか、レストランにいくとか、」
「えっと、け、結婚のご挨拶に」
「えっ!えっ?あら!それはおめでたいわね~ほら彼もしゃきっとしなさい!」
「うっ、はい」
「割と顔馴染みなので堅苦しくないかんじで、」
「ワンピースのきれいなの一枚買うといいわ、ほら両家顔合わせとかでもだらしなくならないようなの」
「なるほどお、」
「おばさんに任せなさい、ついておいで」
グレーとか黒とか無難な色でチェック柄とかのやつを、試着してみては3人で首を捻る。
「着なれてなさすぎて」
「見慣れてなさすぎて」
「あんたたちぃ……」
もはや親戚のおばちゃんみたいになってきた店員さんと一緒にぐるりと周りを見回す。ふと目についたのはいつか、マミ先輩がまどかちゃんに貸していたのによく似た深い青色の、しっかりした生地のジャンパースカートが目につく。これ、と指さすと、おばさんが黒のタートルネックを合わせてくれた。
「やっぱり!似合うよ」
「なつかしい、神さん、よく覚えてたね」
「ん、化粧品も買う?」
「いやあ、口紅は1本もってるから」
「マミ先輩のおさがりじゃん」
「ぐっ」
「ふふふ、俺大人だからボーナスもらっちゃったもんね、ほらほらレジ行きますよ!着替えて」
「えーっ!お金もってきてる」
「いいのいいの、ありがとって可愛くしてなさい」
「んぅ……くっそ、勝てない~もうおとななのに~」
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「あら!まどかちゃん今日はすっごくかわいい!」
「ふふ、神さんとヨーカドーのおばちゃんと一緒に選んでもらいました」
「宗ちゃん戦力になった?よく似合ってる、父さんも楽しみにしてるからどうぞ」
「わあい、おじゃまします」