信長くんとおねえさん
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ガールズトークしよ、1時に体育館ね、と言ってきたマミさんになんでですか!と言い返す。まさか全部見抜かれてるってのか。
「あんたが清田に目を付けてるのはわかってんのよ!専門家がうんと言ったんだからおしゃれしてきなさいよ」
「専門家」
「まどか」
「へー、そうなんだ」
体育館にはわたしの大好きなカワイイ男の子がいる。ミニスカートに水玉模様のブラウスで階段を上がっていくと、土間のところにマミさんとまどかちゃんが座り込んでいて、マミさんが好き放題しているところだった。見覚えのある色白でカワイイ顔立ちの男子がしゃがみこんで、へーすごいとか、足閉じてとか茶々いれながら観察している。なるほど牧歌的なカップルだ。
事の次第を正直に話したら、泣いたり怒ったりするのかと思ったら、どうやらそんな感じでもなくて肩透かしをくらった。
「だってあいつ桃子さんのこと大好きって全身から駄々漏れですもん」
うん、それは思ったけど。でもなんか、予定調和を崩したくて。がっかりしたかも。ドン引きしたかも。幼馴染みやマネージャーにまできつくあたるほど動揺させてしまった。私はうーんと頭を抱える。
「わたしが中学のとき付き合ってた人が、わたしの悪口言ってるの聞いてね、喧嘩しちゃってあいつ」
「なにそれ愛じゃん」
「愛かどうかは知りませんけど、あいつが全然変わらないからわたしはずっと安心して生きてきたんで。バスケだってほんとアホみたいに、あんなキツいのに今でも夢中でやってるんだから。バカでアホだけど嘘つかないし、ころころ掌返したりしませんよ。そんなしょんぼりしないでください」
「わたしいまめっちゃ励まされてる…?」